オマケシリーズ 第二弾
『ショート二話 セレナ・ガーネット』
ソルフィルスの英雄と言われている騎士団長・セレナ。彼女は時空から現世世界にやってきて、御子柴元春と出会った。
そんな彼女はこの世界でも、異世界でも、ある趣味をしていた。
「今日も、毎日日記しないと。私にとっての生きがいの一つですからね」
毎日日記。一日中あったことを記す日記。セレナの一番の趣味である、というより唯一の楽しみである。彼女にとっての記録と楽しみである日常。この前の百均ショップで日記ノートを買っていたそうだ。
『〇月✕日
今日はいつもと変わらない日常な町です。この世界にやってきて、いつの間に経ったのかわかりません。でも、ここにやってきてこの世界の人と出会いました。
知らないことや元の世界と違うことなど学ぶにはいい経験かもしれませんね。
ただ、気になることがありまして。私にはこの世界の男性と一緒に居候しています。その人を見ると、胸が痛みだします。これはもしかしたらと思って、いつかきっと言おうかと思っています。
でも、彼がやりたいことに私も応援しながら支えていきたいのです』
「…………この胸が刺さる感じ、何でしょうか……?」
セレナはこの時、彼に恋したことはこの先の進展になるのは、また別のお話。