表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
145/160

オマケシリーズ 第十一弾



 『ショート十一話 倉木雪子』


 倉木雪子はハトバの店員・薬剤師である。そんな彼女には普通に見えるが実は腰に刀がつけていたのだった。

 そんな彼女は、実家が刃物屋。久しぶりの有給休暇を取って、実家に戻ることに。共に同居していた霊術師(ネクロマンサー)・アリア・ソウルートも一緒に雪子の実家に入っていた。

「よく見ると、色々な包丁があるんですね……」

「そうなのよ。なにしろ、こんなにいっぱいあるのだからね」

 アリアは雪子が持っている刀を見て思った。ここは現世、銃刀法違反レベルなのではと思った。

「あの~、どうして刀を腰に?」

「ええっと、それは……。不安防止かしら?」

「不安防止、ですか?」

「まぁ、そんなところよ」

 そこへ―。

「雪子様、ちょっとよろしいですか?」

「はい」

 雪子は刃物屋の店員に呼びかけた。

 すると―。

「気になるのかい?」

 そこに現れたのは、雪子の母親だった。

「あの子は色々あって、腰に刀をつけているのよ。子供のころからね」

(子供のころからだったのですか……?)

「でもいつか、あなたのような人がいたら、雪子の心も少し溶け込むのかもね」

「……」

 その様子を見たアリアは、雪子を見てどう思うのか。

 それはまた、別の話になる。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ