表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
135/160

ハトバ一行は沖縄県に着きました

 ―前回のあらすじ。飛行機に乗って沖縄県に向かう元春一行。しかし途中、ハイジャックに遭うのだが、

ライア達のおかげで、何とかなった。一時鹿児島空港に緊急着陸して、再び沖縄県にいくことになる。

「まぁ、アレはロレナのおかげで奴ら油断しましたけどね」

「アレは意外じゃったのう」

 エリーゼとマリーナは頷いた。

「いや、その辺にして! ロレナが可哀想やろ!」

 龍一がツッコミ、ロレナは落ち込み、ライアは彼女を励ます。

「……」

「大丈夫か、ロレナ?」

 まぁ、彼女がハイジャックのズボンを袋と思ってやってしまっただろう。

「ロレナのことは一回置いて、本編行って!」


 元春は再び飛行機に乗って、約一時間後……。

「! 元春さん、アレは……?」

「間違いない、沖縄県だ!」

 ようやく着いた沖縄県。飛行機は前脚と主脚を出し、滑空に着いた。

「着いたようだ、沖縄県に」

 こうして、全員は那覇空港に入り、荷物を取ることに。ちなみに元春達の荷物は羽田空港から荷物を空港社員に預け、返すときは 荷物受け取りレーンで取ることになっていた。

「よし、みんな取ったか?」

「取りました」

「ですが、この後はどうするのですか?」

 元春は言った。

「本部に言うには、バスの手配は済んでいるはず。これが、俺たちの乗るバスの番号だ」

 そこには『三番』と書いてあった。早速バスの方へ行き、外に出た。

 すると―。

「! 暑い!」

 かなりの日差しですごい暑さだった。

「おぉ! 凄く暑いぞ! 沖縄という国はこんなに暑かったのか!」

「すごい暑さですが、沖縄県はこんなにも暑いのですね」

 元春は言った。

「沖縄県は南の都道府県の一つだからね。南の方はかなり温度が高くて、冬だと二十度近くぐらいだからな」

 円は空港にあった時計塔の気温を見た。

「今、三十度未満ね。ホテルに向かったほうがいい?」

「それもそうだな。バスに乗って行こう」

 『三番』のバスに乗った元春達は出発した。


「ホテル日航アリビラは何処にあるんですか?」

 セレナの質問に元春はガイドブックを見て調べた。

「那覇空港から約一時間半弱ぐらい。その場所が読谷村にあるそうだ」

「そこは一体、どんなホテルですか?」

「そうだなぁ……。例えるなら、スペインの街のようなホテルかな。そこはレストランやショップ、プールがあるそうだ」

「そこで、四泊五日ですか~。楽しみですねぇ」

 桜子はウキウキだった。

「素晴らしいホテルならば、美しき癒しの宿泊になるでしょうな」

 和正は頷く。

「さて、どうかなぁ」

 元春も楽しみにしているそうだ。


 そして、沖縄県読谷村にあるホテル日航アリビラに到着した。

「今日からここで泊まるホテル、ホテル日航アリビラ」

「凄いところやないか! ホテルの中がまるで不思議な世界やないか!」

 更には―。

「景色もいいし、中は広い! 心が躍るよ~」

「このホテル、本当にハトバの本部から払い済みアルか?」

「そうだよ。といっても、今日は長旅で疲れたし、六時から夕食になってるから。とりあえず、迷惑行為は禁止、魔法とかそういうのは使うな」

 注意事項を言う元春は、手を叩いた。

「はい、六時まで解散!」

 こうして、それぞれの部屋に戻ってゆっくりした。

「……」

 セレナは何やらボーっとしていた。

「? セレナさん、どうしたの?」

「なんでもないですよ!」

「そう? それよりも、早速アレの試着しようよ!」

「え?」

 二人はゲストルームに入り、何かをしていた。


「み、水着ですか?」

「旅行前に一緒に水着買いに言ったでしょ? それの試着タイム!」

「本気ですか? それに泳ぐのは明日なのでは?」

「だからこそよ。元春の為にやらないと」

 このことにセレナは赤面した。

「どうして、そこで元春さんの名前が出てくるのですか!?」

「問答無用♡」

 円はセレナの服を脱がす。

「わあああああ!」

 そして数分後……。

「……」

 セレナは赤白いモノキニを着ていた。

「着てビックリしたけど、セレナさんってアレね。豊富なものが破壊レベル」

「恥ずかしいですし、もし誰かが聞いていたらどうするのですか?」

「まぁまぁ、いいじゃないの」

 しかし、その隣の部屋では―。

「……」

 エリーゼが四つん這いになりながら沈んでいた。

「声が聞こえると思ったら……、ショック」

「……」

 キャロルはどうでもいいの顔をしていた。





                               つづく





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ