オマケシリーズ 第十弾
『ショート十話 桐島義子』
桐島義子。彼女はハトバの化粧品担当である。そんな彼女は二児の母、娘が二人いるというシングルマザー。現在は、メカ娘・シャルアと共に住んでいる。
そんな彼女だが、昔はバリバリの元ヤンだった。今もヘビースモーカーであるが、今も変わらないのはおそらくは彼女だけだろう。
ある日のこと、義子の舎弟だった荒川達郎・結子姉弟がハトバにやって来た。それは、懐かしいのが出てきたという。
「? 何しているんだ?」
休憩に入った元春。そこには、義子が何かを見ていた。
「御子柴か。うちのモンがこれを見せてな。全く恥ずかしいもんを持ってきやがって」
「これは……、アルバム?」
さらにそこへ―。
「義子さん、何を読んでいるのですか?」
セレナとエリーゼが入ってきた。
「アルバム」
「何ですかそれは?」
元春はアルバムのことを言った。
「思い出の写真が入ってるやつさ」
「どんなのですか?」
セレナたちは見てみると―。
「………」
その写真には、義子が釘バットを持っていて、トイレ座りしながらピースしていた。おまけに顔にはマスクもつけていた。
「うわぁ……」
「これは、奈落だ……」
元春達も流石にドン引き。
「ま、昔はこんな感じだ。もあの頃頃には戻れないからな」
そう言うと、義子はため息をした。
(義子さんも、そういう過去もあったのですね)
「給食のパン、食べてぇなあ」
元春達は心の中で「そっちかよ!」とツッコんだ。