表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100/160

祝100回なので皆さんで祝うことにしました

  ―あるお知らせ、いやこれを見ている人はおそらくは「よくあることだろう」「そんなことで大袈裟すぎる」「誰だって行ったと思う」など、そう心に思っている人もいるだろう。

 これは、「異世界から来た騎士団長が、現世にて薬局店で働いています」が祝100回突破になったのである。だが、これはここからが物語は続くのだ。

 笑いあり、涙あり、ホラーあり、シリアスあり、感動ありなどの話だからだ。


「と、言うわけで『異世界から来た騎士団長が、現世にて薬局店で働いています』、略して『いせきし』が連載が100回になった」

 元春は言う。

「いや、ちょっと待ってくれへんですかな、店長!?」

 止める龍一は、異議があった。

「? どうした山城? 100回記念だぞ?」

「いやそれは、誰だってありますけど! 100回記念なら百歩譲りますけど、何故その内容ですかいな!? あと、このタイトルの略が別の作品と若干似ているんですが!?」

 これに言ったのは、桐島義子だった。

「小説のラノベのタイトルにはよくあるだろう? タイトルが長いから略しているから。漫画だってそういうのあるだろう?」

「それはそうですけど!? ていうか、その発言だと作者本人からのクレームが来て怒りますけど!?」

 龍一はツッコみながら言う。

「でも、よく考えたら100回に行くなんて凄いですよ~」

 桜子はビックリしながら喜んでいた。

「そうねぇ。けど、作者は喜んでいるけど、実際はどうなのかしらね?」

 雪子は少し心配そうに言う。

「まぁでも、100回記念だから。ここまで来たんだ、俺たちにとって嬉しい事じゃないのか?」

「そうかなぁ? でも、それもあるかも」

「主人公である元春さんも、色々と活躍しましたからね」

 円やエリーゼは納得していた。

「主人公となると、ヒロインはどんな反応やろうか?」

 龍一の一言で、皆は沈黙した。

「…………」

 全員はセレナを見た。

「え? なんでしょうか?」

 これに咲夜は言う。

「セレナさん、お兄ちゃんの事でどんな反応だった?」

「え? いや、そ、それは……」

「どんな?」

 咲夜の背中には殺気が漂う。

「咲夜さん、落ち着いてください」

 ソルトは咲夜の殺気を止めに入る。

「私は嬉しいですよ、ここまで来てようやくって。ただ……」

「ただ?」

 セレナは言う。

「私が騎士団長という設定ですが、どうすればいいのか……?」

 少ししょんぼりするセレナ。

「だ、大丈夫アルヨ! セレナはセレナネ!」

「は、はぁ……」

 するとだった。

「おーい、御子柴ー!」

 やって来たのは村上達だった。

「お前ら!」

 村上は何かの発泡スチロール箱型を持っていた。

「村上、それなんだ?」

「これか?」

 開けると中身は、鯛だった。

「た、鯛?」

「100回記念だから、めでたいに因んで『鯛』だぜ!」

「いいのか? ていうか、ここはハトバの薬局店だが?」

「構わないって!」

 村上は豪快に笑う。

「気持ちは嬉しいが、まずは鯛をこの店から出してくれ」

「なんでだよ? 別にいいだろ?」

「良くないよ。店に魚の臭みが店内に付いたらアウトだろ」

「わかったよ」

 これに、村上は仕方なく鯛を外へ置いていく。

「それにしても、御子柴もセレナさんも凄いな。100回記念だからビックリしたぜ」

「でも、ここからなんじゃないよね」

 車坂と美作は、二人に尋ねる。

「ま、そうかもしれない」

 納得する元春。だが、その時―。

「いかにもその通りだ!」

「? 誰だ?」

 声がして、エリーゼは嫌そうな顔をした。

「我らであるぞ!」

 ライア達がハトバの店にやって来た。

「ライア、マリーナ、ロレナやないか!」

「魔王軍の者がここに来るとはいい度胸ですね」

 エリーゼは言うと、これにロレナは論した。

「エリーゼ様、勘違いしていませんか? 今回は『異世界から来た騎士団長が、現世にて薬局店で働いています』、略して『いせきし』が100回記念にて祝いに来たのですよ。魔王の者でも、祝うのは当然のことです」

「く……」

 エリーゼは悔しがっていた。

(エリーゼさんが魔王軍に論破された……)

「まぁ、しかし。100回とはよいのう。だが、ここからが走り出すのではないのかのう?」

「マリーナのいう通りかもしれないな、ホンマに」

「そうだな。だからこそ、最後はビシッと言おう」

 元春は宣言した。

「この度は『異世界から来た騎士団長が、現世にて薬局店で働いています』が100回突入しました。これからも、私達の応援―」



「よろしくお願いします」



 追記:「異世界から来た騎士団長が、現世にて薬局店で働いています」が100回目に行くことが出来ました。これからも、よろしくお願いします。


                                政宗





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ