勇者の従者と性奴隷
直接行っている描写はありませんが、性行為を臭わす内容になっているので、苦手な方はご遠慮ください
「よう、遅かったな」
「悪い」
俺はこう見えて勇者パーティの双剣使いだ
大剣を背負っているのが異世界から召喚された勇者様だ
かく言う俺も転生者だから勇者の気持ちがなんとなく分からなくもない
まあ、俺の場合は記憶はあっても別人だ、元の世界に帰れたとしても、どうにもならないと思うが
一緒にいる杖を持った女がパーティメンバーの魔法使いだ
勇者に気がある様だが勇者にはお姫様が居るからなぁ
まあ、そちらも進展は難しいと思うけどな
もう1人、弓使いが居るが、あいつはわりと1人で出歩くことが多く、今日も不在だ
「その娘は何?」
魔法使いが聞いているのは俺の後ろに立っている地味な服を着た少女のことだろう
「俺の奴隷だ。昨日買った」
「ちょ、勇者のパーティが奴隷って」
「この世界では奴隷の売買は普通なんだろ?」
「そうだけど」
「俺もちゃんと金払って奴隷商人から買ったんだぜ?」
勇者までこちら側だったせいか、女奴隷の方に寄って言って話し始める。
「ちょっと、変な事とかされなかった?」
「…変な事といえば、昨晩ご奉仕しようと思ったら、逆に私が気持ちよくさせられてしまった事でしょうか」
「なっ」
「ふっふっふ、俺はこう見えて前世ではそれなりにやって来たからな、自分だけ気持ちよくなる様な事はしないんだ」
「…」
魔法使いの目が冷たい
「し、仕方ないだろ、こんな可愛い子を好きにして良いんだ、何もしない方がおかしいだろ」
「…可愛い、ね。転生者の趣味は分からないわ…」
そう言いながら女奴隷の頭を杖で数回小突く
「何するんだ」
女奴隷を抱き寄せる様に庇う
「はいはい、精霊の加護を与えました。これで少しは病気や怪我を避けられるわ」
「へえ、そんなのしてもらった事ない気がするが」
勇者が聞く
俺もない
「あなたたちは自前で完全耐性持ってるでしょうが」
「そうか、普通の人間の能力がどんなものか忘れてる」
「気をつけなさいよ、あんたの嫁なんだから」
「嫁とか言うな」
「あら、違うの」
「やめろ、女もろくに作れなくて奴隷商人から嫁を買ったみたいに言うな」
「違うのかよ」
「そのままじゃない」
「うわー」
頭を抱えて天を仰いでいると、女奴隷がやりとりを理解できなくて呆然としている
「ちゃんとしろ」
勇者に尻を蹴られる
「ぐぬぬ」
奴隷の左手をとる
「これは魔法のアイテムだが、サイズ関係ないからちょうど良いだろ」
薬指に指輪をはめてやる
「ちょっと、意味わかってないっぽいわよ?」
「良いんだよ、追々だ追々」
「まあ、そのくらいにしておいてやれ」
相変わらず、なんの話をしているんだろうと言う顔の女奴隷だった
このあと日常物っぽい話を続けようかとも思ったんだけど、この方が落ちっぽいので止めました