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月草のどうわーるど  作者: 月草
黒い砂漠と誰も知らない国
2/2

黒い砂漠と誰も知りない国-2-

リーダーは静かに泣きました。


自分のしたことを反省して


一人で静かに泣きました。




すると…




ただの灰色だった雲


そこから雨が降ってきた。


黒い砂漠に雨が降る。




ただの灰色だった雲


白くなって 小さくなって


青い空が見えだした。



病気ど倒れたリーダーにも


青い空が見えました。


リーダーはまた泣きました。




元気になったリーダーは


黒い砂漠に住んでいる


みんなちゃんとあやまりました。




頭を下げたリーダーと


黒い砂漠に住むみんな


ようやく仲良くなれました。




みんなが仲良くなったとき


ようやく晴れた青空に


大きな虹がかかりました。




悪いリーダーはもういません。


砂漠に今いるリーダーは


ちっとも恐くありません。




黒い砂漠はもうありません。


誰も知らない国の中


あるのは綺麗な砂漠だけ




青いきれいな空の下


黒い砂漠があったこと


今では誰も知りません。




それはとても暗かった。


それはとても恐かった。


そんな砂漠はもうありません。






もうどこにもありません。



もう誰も知りません。




fin.






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