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東方魔人黙示録  作者: 怠惰のあるま
欲は罪?いいえ大罪です。
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お姉ちゃん



俺は何故か自分に好かれてしまった。

そんなことはどうでもいい。俺は今から自分の手伝いをしなきゃいけない。これだけ聞くと訳がわからないだろう。

簡単に説明すると。


別アル「お兄ちゃーん」

アルマ「離れろ!!」


うんちょっと幼い別世界の俺に好かれたわけです。


紫「あらら仲良いわね」

アルマ「空間ごと爆破するぞ」

紫「うふふごめんなさい」


紫のこの余裕が怖い。幽香とパルスィに次ぐ勝てない存在かもな。

さて、俺たち三人は今長ったらしい階段の前に来ています。

妹紅は里の守りが仕事なので離れるわけにはいかないそうです。


「ぎゃ〜て〜ぎゃ〜て〜」

アルマ「ん?なんだ?」

「ぜ〜む〜と〜ど〜しゅ〜」

別アル「お経?」

アルマ「痛い痛い痛い痛い痛い痛い!」

紫「アルマ?」


頭が割れそうに痛い!なんだこりゃあ!このお経が原因か!?


紫「悪魔には相当のダメージみたいね」

別アル「お兄ちゃん悪魔なんだ」

アルマ「次お兄ちゃん言ったらお前の命はないからな」

別アル「ごめんなさい」


階段を登るにつれてどんどんお経の声は大きくなっていって俺の頭痛もひどくなって行く。

とんでもない激痛です。あれ?階段の上に誰かいる。


アルマ「お前か!お経唱えてるの!!」

「え?そうですが」

アルマ「今すぐやめろ!頭が痛い!」

「嫌です。お経で頭が痛いなんてあなたなんなんですか?」

アルマ「俺はアルマ。魔王だ」


魔王と聞いた瞬間お経少女は驚いていた。


「魔王?!魔王が何故この神聖な命蓮寺の近くにいるんです!」


命蓮寺?命蓮・・・・何処かで聞いたことがあるけど、何処だっけ?


「理由はどうあれこの幽谷響子が成敗します!」

アルマ「やってみろ」

幽谷「ぎゃ〜て〜ぎゃ〜て〜む〜と〜ど〜しゅ〜」

アルマ「あぁぁぁ!こ、こいつの声が周りに反響してやがる!!頭がぁぁ!」


流石の魔王も一気に周りからお経を唱えられれば頭が割れるような痛みでうごけないようである。

当たり前である。

このお経は普通の悪魔なら成仏するレベルなのである。


幽谷「ぎゃ〜て〜ぎゃーーーきゃあ!」

「あなた・・・アルマになにしてるのかしら?」

幽谷「だ、誰ですか!」

「風見幽香よろしくね?」


穏やかな挨拶に聞こえるがどう見ても相手を殺す気にしか見えなかった。

目がもう真っ赤になっている。


アルマ「・・幽香?な・・んで・・いんの?うぅ・・・」

幽香「喋んなくていいわ。あとで治療してあげる」


俺は寒気を覚えた。治療してあげるyと言ったのだあの幽香が、あの幽香がだ!幽香は壊れたのか悲しきかな。


幽香「うるさい」

アルマ「打つなよ!弾幕痛いの君のは!」

幽谷「ちょ、ちょっと無視しないでくーーーー」

『うるさい』


幽香の弾幕レーザーとアルマの驚愕異例ザーが混ざり合い、幽谷響子に直撃した。


幽谷「あ、あんまりだぁ・・・」


そのまま力尽き階段から転げ落ちて行った。

特に怪我してなかったから無視する。


幽香「それで、聞いていいかしら?」

アルマ「ん?」

幽香「誰その子」

アルマ「別世界の俺」

幽香「ああ、紫の仕業ね」


さすが幽香話が早くて助かる。んで、別俺さっきから幽香を直視してるが、どうした?


別アル「お姉ちゃん?」

『お姉ちゃん!?』

幽香「可愛いこと言うわね」

別アル「だって、お兄ちゃんの彼女でしょ?」

アルマ「いや違うかーーーぐっは!!」


その後、アルマも階段から転げ落ちて行きました。


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