表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方魔人黙示録  作者: 怠惰のあるま
自称人間の神社生活
5/204

《自称人間の実力》

ここは博麗神社。

最近、住人が増えたここでは、わけあって弾幕による大爆発が起こっております。

理由は博麗の巫女と自称人間が弾幕勝負をしているからだ。

巫女が一方的に弾幕を撃っているのだが。


「はぁ....はぁ....」

「ほら、もう一回いくわよ?」

「まじでタンマ!」


次々と放たれる弾幕を境内の中を這うように逃げ回り、かわしつづけている。

なぜこんなことになってるのかって?それは数分前に遡るんだ。


△▼△


今日も気持ち良く起きた俺は境内の中を掃除しようと外に出る。

しかし、入り口を出たところで霊夢に呼び止められたのがことの始まりだった.........


「そういえばアルマ」

「なんすか?」

「あんた、弾幕勝負はできるの?」


弾幕勝負とはスペルカードと言うカードを使い戦う遊び。

幻想郷では強すぎる妖怪達と殺し合いにならないように考えられたらしい。

それでも相手によっては大怪我、または瀕死にさせられる。


「はいっ?なんで?」

「一応よ。一応」

「まあ...一応できるけど」


そう伝えて掃除箒を手に取る俺の肩にポンッと手を置かれた。

振り向くとスペルカードを持った霊夢が笑顔で言う。


「じゃあ、勝負しましょう」

「........はぁぁ?」


そう言い、霊夢は弾幕を飛ばして来ました。

俺の必死の呼びかけにも耳を貸さず、ましてや休むすきも与えてくれない。

弾幕をマシンガンの弾の如くぶっ放してくるもんだから、反撃をすることもできず俺は必死に逃げる。


△▼△


そして、今に至る。

いや、こっちの体力も限界に近いです。

小一時間逃げ続けていれば、疲れるよ。

さすがの俺も怒りますよ。


「ふざけんなよ!俺はそんな強いわけじゃねえんだよ!」

「うるさいわね。霊符【夢想封印】」

「いや待て!何その強そうなスペカ!」


霊夢の周りを囲うように勾玉の形をした弾幕が現れる。

それが一斉に放たれ直撃寸前のところでアルマはスペルカードを取り出した。

正直使いたくなかったけど...仕方ないですよね?


「武符【殺陣聖殲(さつじんせいせん)】」


アルマがスペカを使うと、無数の武器が霊夢の弾幕とぶつかり相殺した。

想像以上の威力だったのか、霊夢は感心した様子だ。


「なかなかやるじゃない」

「そっちからやってきたんだから怪我しても知らねえぞ?」

「え?」

「呪符【武竜の荒ぶり】」


スペカを構え、腕を振り上げると大量の武器が地面から突き出し竜の如く動き始めた。


「え?まって!!」

「喰らえ!!」


そのまま霊夢は、武龍に巻き込まれ地面に叩きつけられると言う状況になったのだった。

一応、武器型の弾幕だから切り刻まれはしません。

そして、弾幕勝負は終了したんですが、当の本人である霊夢さんが拗ねてしまった。

ひどくないですか?

だが、やりすぎたと言う気持ちもないわけではないので謝っておこう。


「すいませんでした!」

「ただ、あんたがどれだけやれるか見ようとしたのよ?だけど......あそこまでやらなくてもいいじゃない!」


霊夢は頬を膨らませながら言った。流石にそれには俺も反論した。


「あんなに弾幕うたれりゃ俺だってきれるから!」

「ふん!まあいいわ。これからビシバシ働いてもらうから」

「そんな理不尽な!!」


明日から俺終了のお知らせ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ