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東方魔人黙示録  作者: 怠惰のあるま
八つ首の蛇と赤眼の悪魔
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【大神様は大馬鹿者】

アルマ「全然思いつかねぇぇぇ!!」

てゐ「少しは落ち着きなよ!」

アルマ「思いつかねえからしょうがねえだろ!」


どうもアルマですよ。いやあ〜なんでこうなってるかって?実はですねえ、今茂みに隠れてるんですよ。何故かって?それはですね。

身の丈三十メートルを超える八つの首をもつ蛇が、目の前におりますのです。

話は、数時間前の迷いの竹林奥地で起こったのです。

なんか一回空飛んで見たっけ、ここの竹林めっちゃ広かったんだよ。それで、なんか奥の方から嫌な気配がバリバリしたので来たのですが、余計な付き添いを連れて来てしまった。


アルマ「お前なんで来た」

てゐ「面白そうだから!」

アルマ「帰れ」

てゐ「え〜・・・」

アルマ「怪我しても知らねえぞ?」

てゐ「アルマが守ってくれるでしょ?」


何故、俺が守る前提になっている。俺がお人好しに見えるからか?どんなことが起こっても命を省みず守る男のでも見えたか?まったく、思い違いも甚だしい。守れれば守るそれだけだ。


アルマ「気分次第」

てゐ「ひど!」


まあ、そんなことは置いといて俺が一番気になっている問題を解決しないとな。


アルマ「そこにいるやつ!隠れてねえで出てこい。さっきから、変な気配出して付けてきやがって・・・・見つけてくださいって言ってるようなもんだぞ?」

「・・・・想像通りの男ね!」


そう言って奥から現れたのは、透き通るような白い腰まで伸びた髪、スタイル抜群すぎる少女だった。


アルマ「てゐこいつ知ってるか?」

てゐ「初めて会った」

アルマ「そうか」

「ねえ?あたしの家来にならない?」

アルマ「あ?何言ってんだてめえ?」


急にであったばかりの男に、家来にならない?って聞いて来るか普通。

それに、俺は「家来にならない?」とか「部下にしてやろう!」とか言う傲慢野郎は、大嫌いなんだよ。


アルマ「俺は誰かの下につくのは、嫌いなんでね」

「ふーん・・・・でもいいの?あたしの家来にならないと、この竹林元に戻せないよ?」

アルマ「はぁぁ?」


何言ってんだこいつ?家来にならないと竹林元に戻せないだと?なんつうベタな展開だよ。いやその前に理屈がおかしすぎる。


アルマ「信用できねえ」

「そうゆうと思ったよ?でもほんとだよ?」

アルマ「なんでお前の家来にならないと竹林元に戻せないんだよ」

「え!?そ、それは〜その〜・・・・」


めちゃくちゃ目が泳いでやがる。

よくわかった。こいつが竹林の異変の原因だな。とりあえず、弾幕でも準備しますか。


「そ、その右手に構えてるもので、何をする気ですか!?」

アルマ「お前をぶちのめせば原因解決、めでたしめでたしだろ?」

「何怖いこと言ってるの!?あんた神様殴るの!?」

アルマ「あ?神様?」

「そ、そうよ!あたしは神様の中でもかなり偉い神様!大神天照様だよ!」


ああ、そういやあいつらが昔言ってたな。サボりグセの激しい大神様がいるって、それと腐女子でクソニート。作り話だと思って信用してなかったが、本当だったとは・・・・世界は広いな。


アルマ「俺は神様なんて信用しねえ、むしろ本来敵対側だ」

天照「え?敵対側?どうゆうこと?」

アルマ「俺は魔界を統べてる魔王だ」

天照「えぇぇぇ!?」

アルマ「大神様は普通気づくはずだろ?」

天照「だ、だってええ......こんなかっこいい人が、魔王とは思わなかったもん.....」


あ、やっぱこいつ馬鹿だ。あと、かっこいいって言うな。




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