表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方魔人黙示録  作者: 怠惰のあるま
地底の日常
151/204

結局こんな日

お久しぶりです

疾走したと思った?しませんよ。

どうしようか。


「死ね!このピチグソ野郎!」


緑眼の怪物が汚い言葉を言い放ち、弾幕を無差別乱射。

対する赤眼の怪物はめんどくさそうな表情は消えて真剣な面持ちで戦ってる。

いや...誰だよおまえ。

俺の怠惰欲から生まれたくせに怠惰欲を感じないって......あんた...名前詐欺だよ?


「本当に口悪りぃ...だから猫被ってるっていわれんだぜ?」

「だまれ!!嫉妬心に礼儀さを求めるんじゃねぇよ!!」


嫉妬心だろうと礼儀良くしよう?

ああ...誰か助けてください。


「さて、行きましょうか」


パルスィが唐突に放った言葉に俺は驚く。

え?待って。これをほったらかしにして何処かに行くの?やばくないですか!?


「大丈夫よ。私たちの感情なんだし」

「どうゆうこと......?」

「どうせ赤眼が飽きる」

「......まあそうだな。よし正邪の屍を拾いに行くか」

「縁起でもないことを......」


二匹の怪物が地面を抉るほどの弾幕を撃ち合う中。

俺ら2人はそそくさとその場から逃げさせてもらった。



△▼△



「あーらら...」

「これは酷いわね」


あの場からトンズラこいた俺たちは勇儀と正邪のいる場所に向かったわけなのだが...

地形崩壊が起こってるんですよねぇ......これは本当に酷い。

その中心で正邪を庇うようにさとり様が勇儀さんの前に立っていた。

いや、まじでどうゆう状況?


「あら...アルマ。妹を身代わりに使うなんて酷いお兄ちゃんですね」

「そうだぞ!こっちは死ぬとこだったんだ!!」

「あー...はいはい。ごめんなさいね。それでさとり様はなぜ愚妹を庇ってるんですか?」


どうせ好感度を上げてお姉ちゃんと呼ばれたいだけでしょうがね。


「分かってるじゃないですか!」

「全く...ほら愚妹。一応お礼を言ってあげろ」

「ありがとうさとり」

「あれぇ...?」


お礼を言うとすぐに俺の後ろに隠れた。

さとり様。あんたそうとうトラウマになられてるよ?

俺の心の声が聞こえたのか、あからさまにショックを受けている。

まあいいか。

そういえばさっきから勇儀さんから俺に向けて殺気を放たれてる気が...


「アルマ...あたしは嘘が嫌いだ」

「は、はい?」

「おまえは嘘をついた。だからぶっ飛ばすことにした」

「いや!ちょっと待って!?」

「問答無用!!」


ズガァンッ!!

勇儀さんの攻撃を紙一重で避けるがその拳は地面に突き刺さった。

いや、まじで殺る気満々じゃん!?

た、確かに俺も悪いけどさ!そこまで怒らなくてもいいじゃないですか!!

なぁんて言い訳が通るわけはない。仕方が無い。面倒だが...やるしかないね。

もう一度振り下ろされた拳を今度はよけずに受け止めた。


「なっ!?」

「めんどくさいけど。本気で相手しますよ」


今まで本気を出したと誰が言った?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ