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東方魔人黙示録  作者: 怠惰のあるま
恐怖の嫉妬爆散事件!?
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感情壊滅


今回の異変であるジェラシーハザードは、無事に解決したのだが、パルスィが代償として壊れてしまいました。どう壊れたかと言うと、嫉妬の感情が消えてた。

理由は、今回のジェラシーハザードを止めるために力を使いすぎたからだ。別に命が危ないとか、そうゆうのじゃないんだけど、パルスィの人格がおかしくなるんだ。前に俺が感情を消した時と、同じことになってるから絶対にそうだ。


「デート!デート!」

「なにこれ可愛い」


パルスィがデートで、こんなに喜ぶなんて、しかも、無邪気な子供みたいになって、もう俺は満足です。

人里を二人で歩きながら、花畑まで遠回りをしながら向かう。道中、いろんな人達とあったけど、記憶が飛んでいる様子だった。その方が、処理が楽なので助かる。

人里に何か異変の後遺症が、残ってないか調べ、何もなかったので、人里をあとにする。妖怪の山を登って行くと、途中でパルスィが手を握ってきた。満面の笑みで


「繋いでいいよね?」

「いいけど、いきなり弾幕投げんなよ?」

「そんなことしない」


手を繋いで歩いてるパルスィは、とても上機嫌で、喜んでいる様子であった。かくゆう俺も、喜んでいるわけだが。

遠回りをしても、幻想郷はそんな広くはないので、すぐに花畑に着いてしまった。ちょっと残念。

花畑に近づくと、こちらの気配に気づいたのか、リグルが出迎えてくれた。


「あ、アルマ!パルスィさん!」

「リグル!大丈夫?」

「大丈夫っすよ!で、なんで手を繋いでるんすか?」

「パルスィ壊れた」

「どうゆうことっすか?」


リグルに説明する前に、幽香たちも呼んで一斉に説明する。パルスィが壊れた理由と、ジェラシーハザードが起こったことと、ダークマターを作らないでと言う願いを、リグル達に伝えた。


「パルスィさんが、こうなるなんてレアですね」

「そうね。いっつもツンツンしてるから、こんなにデレることなんてないわよ?」

「俺は、もうこのままでもいい」

「いや、何かあったらどうするんですか?」

「俺が命に代えても守る!!」

『心配』

「お前らひどい!!」


パルスィは、嬉しそうに頭を俺の肩に寄せてきた。気がつけば、俺の腕と組んでたし、なんでこんなに甘えん坊になってるんだ。嫉妬の感情が戻るまで、ずっとこうなってんのかなぁ。俺はこのままでも、十分満足だけど、他の奴らが困るだろうな。仕方ない。


「なぁパルスィ」

「なぁに?」

「嫉妬の感情を、蘇らせるけどいいか?」

「やだ」

『え?』


映姫達も、驚いたようで、そりゃあ驚くでしょ。てっきり、分かったとか言って、すぐに解決するんだろうなって思ってたのに、まさかの拒否。一旦、作戦会議を開こう。

パルスィを、家の中で休ませてる間に、四人でどうするかを考えることにした。

作戦会議の議長はもちろん映姫。


「まさか、拒否されるとは・・・・」

「僕もびっくりしたっすよ」

「前も同じことあったわよね?」

「ああ、あった」


あの時は、俺が面白半分でパルスィの嫉妬の感情を消した。しかし、パルスィは自己的になったわけではない。故に、すぐに感情を蘇らせた。


「じゃあ、今回は自己的に消したってことですか?」

「いや、力を使いすぎて、ああなったのは間違いないけど。俺が無理やり消したのとはわけが違うし」

「自然回復になるわよ?」

「それしかないですね」


まさか、こんなことになるなんて思いもしなかった。俺は喜んでいいのか、悔やめばいいのか、すごく困っております。


「アルマ」

「なんだリグル」

「責任持って、パルスィが戻るまで、一緒にいてあげて」

「はぁぁ?・・・・いいけどさ」

「これで、決まりですね。アルマ呼んできてください」


了解ですよ。とりあえず、パルスィがこうなったのは俺の不注意でもあるんだし、頑張るか。

パルスィを呼びにアルマは家に入って行った。


「あーあ・・・」

「リグル、今回は仕方ないことです」

「そうね。パルスィがあのままじゃ、こっちも困るし」

「・・・・そうっすよね。わかってるっすよ」

「けど、戻った時は、こっちの好きにさせてもらうけど」


幽香がとても腹黒いと思った二人なのであった。

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