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東方魔人黙示録  作者: 怠惰のあるま
恐怖の嫉妬爆散事件!?
111/204

生存者はいない



家から飛び出すと、やはりと言った感じにリグルと映姫が待ち構えていた。


「やっぱり、いるよね?」

「どこに行くんですか?」

「駆け落ち?」


冗談で、言ってみたが想像以上に効果覿面だったようだ。二人のジェラシーはMAXに達した。もうなに言ってるのかわからないぐらいの量の言葉を、ブツブツ言ってる。頃合かな?二人に向け、指を鳴らした。感情消滅。

さて、急ぐか。


「ねぇ?」

「ん?どうした?」

「さっきから消滅させてるけど、意味あるの?」

「ああ、俺が消滅させてるのは嫉妬だけだから、目を覚ます時には元に戻ってるよ」

「だから、あんな冗談を」


まあ、七割ぐらい本気なんだけどなぁ。

花畑を抜けると、どす黒い感情が幻想郷中から、感じた。相当の数の生き物が感染したな。パルスィ恐ろしい子・・・・

とりあえず、今は山を降りることにする。と言うか、どこに向かっているかと言うと、博麗神社。あそこなら全体見渡せるし、なんとかなる。


「よし急ぐか」

「待って、何か来るけど?」


前方の空に、すごいスピードで、こちらに接近する生き物がいた。このスピードを出せるやつと言ったら、あいつしかいないな。


「アルマさんお久しぶりですね!清く正しい射命丸です!」

「・・・・・あれ?」

「どうしましたか?」


何故か文からは、どす黒い感情が出ていない。どうゆうことだ。パルスィのジェラシーハザードは、相当の強さを持った妖怪か、俺みたいに感情を操れるやつ以外は、100%感染するはずなんだけどな。


「なんであなた感染してないの?」

「え?もしかして、みんながおかしくなってるのって・・・・・」

「俺たちのせいだな。それよりも、なんでおまえだけ?」

「えーっと、推測ですが、あたし先ほど魔界に訪問していたんです。それで、今まさにこちらに戻ってきたばかりで」


なるほど、幻想郷中にはジェラシーハザードは広がったが、魔界にまでは広がらなかったってことか。とにかく無事な奴が一名いて良かったぜ。しかし、気になることが一つある。


「お前魔界になにしに行ったんだ?」

「え!?え、えーっと・・・ア、アルマさんの事を聞きに行ってました」

「ほう」

「それで、色々と聞いちゃいました!てへ」

「感情爆破でいいんだな?」

「待って私にやらせてくれない?」


パルスィさん激おこになっておられる。文、死んだな。


「ちょ、ちょっと待ってください!」

「問答無用!グリーン・アイド・モンスター!!」


断末魔(?)の叫びをあげ、射命丸文はピチュられたのだった。

パルスィが怒った理由は、謎だけど、ジェラシーハザードの時のパルスィは本当に強いな。


「生存者はどうやら、いないようね」

「ああ、一人ぐらいはいて欲しかったな」


射命丸文は、感染者に中でも、強敵だったな。


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