ダークマター
それで、リグルに聞いてわかったことなんだけど、俺結構リグルとあってたらしい。まあ、一方的な感じだけど。
こっちに来て、最初に花畑に行った時に、ここで俺を見かけて、話しかけようとしたが、猛スピードで逃げたから、追いかけられず会えない。
無縁塚で、ナズーリンを成敗していた時も、ルーミアに夢中になってたから、気づかなかったが、すぐ近くにいたらしい。
俗に言う、すれ違いってやつだね。
「声かけてくれれば、良かったじゃん」
「だって、見かけるたびにアルマ焦ってるっすもん」
「まあ、そうだけどよ。それでもさぁ?俺リグルにも会いたかったんだぞ?」
「ほ、ほんと!?やったぁ!」
あからさまに、喜んでるな。相変わらずリグルは素直で、かわいいな。何処ぞの嫉妬さんと違ってね。
「何か言った?」
「リグル見習え」
「どうゆう意味?」
「素直じゃなーーーーーーー」
その後の記憶がありませんが、意識を失う前に、パルスィの本気の弾幕が叩きつけられたきがする。
目が覚めると、パルスィに膝枕されていた。
これは夢か!?と思いつつ、至福だったから、二度寝しようと目を閉じると、頬を抓られた。
「ひらい!ひらい!」
「もう一度、寝ようとするのが悪いと思うけど?」
「だって、パルスィに膝枕されるなんて、嬉しいから、仕方ないじゃないか」
「はぁぁ・・・・まったく。して欲しいなら、いつでもするわよ」
あれ?パルスィなんか、いつもより優しい。もしかして、さっきすなおになれっていったから、ちょっとだけ、パルスィなりに、頑張ってくれてるのかな。そうだったら、嬉しいな。
「そう言えば、あいつらは?」
「・・・・してる」
「え?」
「外で・・・料理してる」
「・・・ぇえ?」
「私達を驚かせるんだ!って言って、三人で頑張ってる」
パルスィは、俺達の中で一番料理が美味いからな。言っておくが俺達の中で、だから。世間的に見ればわからないけど。
それで、まあ、なんで俺は、こんな嫌そうなのかと言うと、あいつら三人はダークマター食人だから。
「なぁ・・・俺まだ死にたくないぞ」
「私だって、死にたくないわよ」
「あいつらが成長してることを祈ろう・・・・」
「そうね・・・・」
アルマとパルスィは、今同じことを考えていた。
(・・・・食べたくない・・・・・)