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東方魔人黙示録  作者: 怠惰のあるま
恐怖の嫉妬爆散事件!?
106/204

集合



ただいま地底で死闘が繰り広げられています。拳がぶつかり合っているはずなのに鉄同士がぶつかり合ってるような音が響き渡っていた。


「拳割れるって!」

「そう言う割りに元気そうじゃないか!」


勇儀は笑いながら攻撃を続ける。アルマは、先ほどからよけ続けていた。攻撃を相殺したいところだが何度も拳のぶつけ合いが続いたせいで拳の皮がめくれ、肉が少しえぐれていた。しかし、勇儀の拳はほぼ無傷であった。


「少しぐらい手加減してよ!」

「戦いに手抜きは許さないよ」

「ちぇっ!まあ、肉弾戦は勝てないからね弾幕勝負だね。アルマーニイレイザー!!」


まだ、かろうじて動く手を突き出し、弾幕の極太レーザーをうちはなった。

勇儀はよけずに雄叫びのような声を出した。すると、声が弾幕に変わったのか巨大な弾幕を放ち、相殺した。


「こ、声だけで・・・?」

「はっはっは!けど、今のは本気だぞ?」

「力強すぎでしょ!?死ぬ気で行けってか?感情解放!憤怒!」

「面白くなってきたじゃないか!!」


アルマが弾幕を投げつける。勇儀も対抗して弾幕をうちまくる。弾幕の打ち合いになったが、勇儀の弾幕は強力過ぎてアルマの弾幕はことごとく撃ち落とされ攻撃を与えることができない。


「本気で行くぞ!四天王奥義【三歩必殺】!!」


小さい弾幕がアルマの目の前を埋め尽くすほどの量が放たれた。しかも、それは何重の壁のように後ろにも弾幕が埋め尽くされており、よけることはほぼ不可能だった。

しかし、アルマは笑っていた。


「消滅【感情崩壊】」


指を鳴らした瞬間、勇儀が放った弾幕が全て消滅した。


「なっ!?」

「終わりだ。感情【レッド・アイド・モンスター】!」


赤い弾幕をゼロ距離でうちはなった。さすがの勇儀も答えたらしくうめき声を上げたが、まだピンピンしている。


「いやぁ、今のは痛かった」

「痛いで済むあなたが怖い」

「けどまあ、今回は私の負けだ。本気の弾幕を全部消されるとは思わなかった」

「今なら誰の弾幕でも容赦無く消せる自信があるな」


でも、自分でもあの量の弾幕消せたのは本当にびっくりだ。前だったらたぶん気絶ものだ。


「弾幕勝負だと敵なしじゃ無いか?」

「まあな。けど、一日に一回限定だから」

「そうなのか。さて、そろそろパルスィのところに行った方がいいんじゃ無いか?」

「はっ!そうだ!それじゃあな!!」


そう言って、アルマは嬉しそうにパルスィがいる橋の方に走って行った。


「なんであいつら付き合わないんだ?」


橋に着くと、パルスィが橋の手すりの上に座っていた。声をかけようと思ったらもう一人誰かがいた。目を凝らすとルーミアだった。


「なぜルーミアがいる。そして、なぜちっちゃい」

「リボンつけたらこうなったぁ」


喋り方は幼いルーミアに戻っているが、中身は俺たちが知っているルーミアのようだ。

ルーミアといろいろ話した後、ルーミアはチルノ達と遊ぶからと言って地上に戻って行った。


「本当に子供みたいになっちゃって、それにしても遅かったわね」

「ん?ああ、勇儀強すぎ」

「ふーん、すごく待ったから何かしてくれないかしら?」

「え?何故そうなる?」

「女の子を待たせて何か詫びを入れようと思わないの?」


どちらかと言うと、パルスィが終わったら来てと言っただけで、待ってるとは言われてないから詫びもなにも無いと思う。まあ、結果的に待たせちゃったわけだし、少しは詫びよう。


「なんでも言うこと聞くって言うのは?」

「いいのかしらそんなこと言って?あなた大抵そうゆうことでろくな目にあってないでしょ?」


流石パルスィ。俺の起こった悲劇を覚えているな。


「けど、パルスィの言うことならろくな目に合わない!!」

「どこからそんな自信が出るのかしら。じゃあ、お願いになるけど。みんなで昔みたいに集まらない?」

「みんなって幽香と映姫?」

「まだいるじゃない」

「どこにいるかわからないじゃん」

「幽香と一緒にいるはずでしょ?」

「じゃあ、行ってみるか」



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