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1㎜  作者: 七海静夜
1/1

Past

初心者です。

投稿ペースは遅めです。

何卒、遠い目で見守ってあげてください。

(文脈おかしすぎなのは・・・はい。)


アドバイスや感想などありましたら、お申し出いただけるとうれしいです。

どうぞよろしくお願いします。


 乾燥しきった空気に交わるその水滴がゆっくりと熱のある固まりに落ちる。

せわしなく泣き続ける小さな命は今日も何かを訴えている。

微かに揺れる木の葉は自然と心を潤す鏡となり、その足は新築校舎であろうか、

妙に新鮮さを感じさせる校門へとたどり着いた。

新しい家から徒歩5分で着くこの校舎には何も思いよせるものなどは無い。


何も見えない。何も感じない。何にも期待しないのだから。


 僕、稲葉冬月いなばふゆづきは世界が見えない。というのは、『色』がないのだ。

全てうつる景色は白黒モノクロで出来ている。人も、物も、自然も。

この世界から孤立した存在だ。なぜそうなったのか。それは4年前の、冬の頃の話になる。


 -4年前ー


 僕がまだ中学2年生の冬、12月25日のことであった。

町はイルミネーションで光と人の笑顔で埋め尽くされ、誰もが幸せな一時を迎えるであろう記念すべき日だ。

その日僕は、近所の公園で彼女と待ち合わせをしていた。付き合って半年がたとうとする僕たちだが、お互いに部活が忙しく、なかなか遊ぶ機会がなかったため、こういったイベントのある日には少し特別な感情を抱くものがあった。待ち合わせは午後7時。予定よりも15分ほど早めに家を出て待ち合わせ場所である公園へと向かった。この時間帯にはまだ雪は降っていなかったとはいえ、気温は低く、ひとりで暗くて寒い公園で待つのは少し苦痛に感じた。けれど、今から彼女に会えると思うと、そんな小さな不安よりも、期待の方が大きかった。

しかし、約束の時間になっても彼女は来ない。メールをしてみても返事は来ない。少し不安だが、もう少し待つことにしてみた。

30分がすぎても連絡ひとつ来ない。さすがに不安になり、電話をかけてみた。が、やはり出ない。

下手にここを動くとすれ違う可能性があると思ったため、仕方なく待つことにした。

だけど、この時感じた不安はやはり、何か“違う”不安だと確信するのには、そう時間は要さなかった。


身体も冷え、手がかじかんできた、待ち合わせの時間から1時間が経過しようとした時だった。

一本の着信が入った。

すぐさま反応し、ポケットに手を伸ばす。

しかし、その着信は彼女からではなく、彼女の母親からだった・・・・。



To be continued

この作品を通して、読者の皆様に「何か」を感じてもらえたら

とてもうれしいです。

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