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12話 クラス戦闘始まり

「これからクラス戦闘を行う。1年3組対1年4組の戦闘ー始め!」


ボロボロになった薫を心配しているといつの間にか始まっていました。


うん、マジか


「始まってしまったな……薫。棄権するか?」


ボロボロになっている薫に聞く。美姫のやりすぎで味方陣営が戦闘前にダメージを負ってしまったのはなんとも……うん…


「だっ大丈夫だよ〜」


「無理してんじゃねえか」


立ち上がっているとはいえ、そんなボロボロな格好では無理があるとか思えん。


「お前がそこまでボロボロになるなんてな。美姫。流石にやり過ぎだぞ?」


「あら、ちゃあんと…加減したわよ…10分の1以下のね……ふふっ…」


「ヒィ!」


「ヒェ…!」


「……マジか」


怖すぎるぞ、その笑顔


って言っていると何やら嫌な予感がする。気のせいではないなこれは


何人か俺達のところに襲ってきた


炎やら水やら武器やらなんやら能力で襲ってきた


なので俺の能力を発動させて無力化する


『!?』


突然倒れる相手達


まあ、俺の能力を相手に抵抗(アジスト)なんてできないわな。俺の能力とは相性最悪だぜ


「まずは5人か」


「それが正香ちゃんの能力ね…厄介ね」


「ええ……あたし、喧嘩売らなくても良かった…」


「喧嘩を売ろうと考えていることがおかしいのだけど…それにしてもそこまで強いなんて…」


上から美姫、薫、優樹菜と俺の能力に対する反応を言葉にしているがそれが普通の反応か。


俺の能力は対象の行動封じができるからかなり強いサポート能力。『混沌』による力ならすぐに戦闘は終わる。


「俺の強さ=能力の力ではないが……なんか来る敵の数が少ないな。そんなものか?」


周りを見ても敵がいない。最初の5人以外は他に行っているみたいだ。


「敵の数が少ないのは相手も30人しかいない。1人で相手するのは基本的に1人だけなのよ。相手の人の数とあたくし達の数が同じなんだから」


なるほど、敵が少ないのも元々、こっちと同じ数しかいないから仕方ないってことね。なら、バラバラに動くのも有りかもしれない


「なら、二手で別れるか」


「ん?」


「へ?」


「え?」


俺の提案に驚く3人。おや、言ったらやばいやつでしたか?


「あたくしは嫌よ!」


全力否定する如く、俺に抱きついてくる美姫


おい、抱きつくな。


「ちょっ、離れろって!」


「嫌に決まっている!私も嫌ですよ!」


「うんうん!あたしも!」


「お前らもかよ……」


俺に抱きつくほど嫌とか距離感どうなってんだ…やっていること恥ずかしいとか思わないのか?


俺に抱きつくな!


「お前ら、抱きつくな!二手で別れた方が早く終わるだろ!」


「早く終わるから離れる?あたくしは嫌ですよ。正香ちゃんと少しでも居たいので」


「お前はヤンデレか何かか?」


ハイライトのない目で俺を見るんじゃねえ。怖いわ


「うん、私も離れたくない…」


「ヒェ…」


優樹菜までハイライトないじゃねえか。怖すぎるって!え?俺、地雷踏んだの?


「うんうん、絶対〜駄目!」


お前もかよ。お前までハイライトのない目で見るのかよ。怖いって


「分かった分かった!……って言いたいが4人で行動するとはいえ、ここからどうする?」


残りはあと、25人くらいだろう。3組が30人といるならばここにいる5人を除いた25人を倒さないといけない。


面倒だが、意外に考えると少ないと感じるが元々30人クラスの1クラスVS1クラスの戦闘だからそんなもんか。


「他の敵達も倒すのがいいと思うわ」


「なら、そうしようか」


そこで動けなくて必死に何か抵抗している5人を手刀で気絶させて放置する。


連れて行くのも面倒だし、放置した方がいいだろう。こいつらを盾扱いするのもアレだし、すぐに教員か誰か回収されることを祈るとしよう。


「んじゃ、適当にふらふら回って行くか」


俺達4人は歩き出して敵がどこにいるのかこの無人ショッピングモールを回ることにした。


_____


その頃、別の場所では


「全く面倒だな……」


敵のクラスの三分の一が彼の近くに倒れていた。


「面倒だろうな〜他の奴ら」


荒夢達と同じクラスメイト達。


赤髪黒目の男ー松本零士。


金髪緑目の男ー八崎壱。


この2人は3組の30人中10人を倒し、残り15人まで倒していた。あと、半分になったとは2人は知らないがこれで多少楽になっただろうと前向きに考える。


「壱。お前からして今回のクラス戦闘は完全勝利になると思うか?」


「ん?いや〜どうなんだろうな〜知らん!と言いたいところだが、まだあの3組のボス役をしているような3人とは遭遇していない。これについてはなんとも言えないな」


2人は中学が同じで仲の良い友人。幼馴染でもなく、中学3年生で知り合ったまだ1年ちょいしか経っていない古い友人でもない。友達であるがこうして話すのはそれなりの仲が深いのだ。


「あの3人か…そういや、会っていないな。どこにいるのか分からないがこの近くにはいないだろう。逃げて逃した奴はいないから三分の一もやられたなんて情報はまだ持っていない」


「そんな深く考えなくても良くない?あの3人が他のクラスメイトに気をかけるような性格とは思えない。ちょいっと会話を聞いただけで判断してしまうけど自分中心で動いているようなそう言う人間だよ」


「……否定できないのがなんとも悲しいところだが…なら、単独行動をしている可能性が浮上する」


どこにいるのかは分からないが2人はボス格と考えている3組の男子3人を倒そうと考え、その場から離れた。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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