表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
The Countdown  作者: g
3/40

変わりゆく日常

12月某日

俺は、相変わらずネットでの情報収集と保存に関する検証を進めていた。

世間は師走、世の中は今年ももう終わりだと言わんばかりに忙しなさを醸し出している。


「さっむぅ」


寒さに体を震わせる。冬の到来が本格的になりつつあるのを体で感じているようだ。 保存した物を取り出す行為は相も変わらず出来ないでいる。こればっかりは本気で呆れるばかりだ...いくら保存の検証を進めた所で取り出せないでは意味が無い。マジで物を消す魔法か?とも思うほどだ。それならそれでうまく活用できる方法を模索するしかない。例えば、ごみ処理の仕事を始めるとか?などだ。他にはマジシャンとして華々しくデビューするとか?。

いや...この現象は超能力や超常現象といった常識の理の外にある物だ。迂闊に世間に知れ渡れば何が起きるか分からない。最悪どっかの機関に拘束され、人体実験宜しく体中を切り刻まれたり自由を奪われたりする可能性が高い。もしかしたら他の人もそう考えているのかも知れないな。ネットのニュースサイトや異常現象といったサイトやSNSを巡回してみるも、それらしい情報は一向に入ってこない。もっともこの異常現象を引き起こすのが地球上で俺1人という可能性はあるにはあるが、でもそれってどんな確率だよ!!って話である。


「ま、それはさておき...今日の検証でも始めますかね」


PCの前から立ち上がりリビングへと移動する。

先日の両手に持っていた物の保存については、一応の解決を見た。

確実にそうだと断言出来る物ではないが、恐らく間違いないだろうと思う。それは ”意思” の問題だという事だ。要するに何を消すか(保存とは言わない、だって取り出せないんだから...俺は怒である)を俺が決めると言う事。あの菓子パンが消えた件は、俺の意思が菓子パンにあったからだと考える。だから意思の埒外にあった反対の手に持っていたコンビニ袋は消えなかったのではないか。実際それを証明する様に、左右に皿を持ち意識をどちらかの手に集中させる。そして、意識した方の皿だけを消すことが出来た。

ただ、最初は無理だった。やっぱり違うのかと諦めかけていた時に菓子パンの時と同じ現象が再現したのだ。初期段階で2,3割の成功率....そして今現在では9割以上の確率で思った通りに消すことが出来るようになった。この現象の厄介な所は、俺の常識というか普通こうだろ?といった無意識下で思っている事が反映されてしまう所だ。

例えば、コップに熱いお茶を入れる(コップは紙コップだからね.....もういいって)コップだけを消すと当然中の熱いお茶が手にかかって火傷する。だからコップを消すと中身も一緒に消えるのだ。これは俺の意思がそうなったら危ないよね?って思ってしまうからコップとお茶が同時に消えるんだと思う。

でも、今なら.........


俺はお茶の入ったコップを手に持ち、流し台へと移動した。


「保存」


コップは消える........が中身のお茶は消えない。コップを消した瞬間に素早く手を引き手にお茶がかかるのを回避する。お茶はパシャっという音を立てて流し台へと落ちていった。俺は思わずニヤリとしてしまう。だがこれも完璧では無いどうしても無理な物もいくつかあったし、意思の力で消すことが可能なら触れていなくても消せるのでは?とも思ったがそれは出来なかった。

ただ、この触れていなくてもって言うのも何らかのルールがあるようで、袋に入ったコンビニのパンは袋を残し中身だけを消すことが出来たのだ。この辺はまだまだこれから検証が必要になってくるだろう。


次に最近始めた検証を行っていく。

俺は、コップに水を入れるとそこに塩をいれ食塩水を作った。ちょっと舐めてみる


「ぐえ しょっぺ」


そして、コップの中に指を入れると水を思い浮かべて「保存」してみた。コップの中の水は消えたが、よく見てみると底に白い塊がある....塩だ。食塩水から水を分離させる事が出来たのだ。もう一度コップに水を入れ食塩水にする。そして同じ様に指を入れると、今度は塩を思い浮かべながら「保存」してみた。結果は食塩水のままだった。もしかしたら、指の周りの塩しか反応していないのでは?と考えたのでなんども「保存」をしてみたが一向に真水になる様子がない。


「ふむ」


俺は別のカップを用意すると水を注ぎそこにプリンターで使用しているマゼンダのインクを垂らした。カップの中の水は徐々に赤く染まっていき全体が色づいたところで指を入れ赤色を思い浮かべながら「保存」をかけてみた。水はインクを垂らす前の無色透明になった。もしかしたら目で見える事が重要なのかもしれない。食塩水と真水、見た目にはどちらも同じに見える。食塩水の水は見えるが塩は溶けて目には見えないのだ。だが、次の検証でその事実は覆される。俺は目をつぶりながら同じ様にインクを「保存」してみたら出来たのだ。


「う~んルールが謎だな」


これもまだまだ検証が必要だな...

ふぅ...と一息つくと、視線を壁に向ける。若干の壁の汚れが気になったが焦点を12月を示すカレンダー移す。カレンダーの日付部分に一つの赤い丸印が付けられている、これは例の黒画サイト...そう、残り4ヶ月に達する日だ。保存した物は未だに出すことは出来ない。だが俺はある可能性に賭けていた。あのサイトで四角のアイコンを押した時から不可思議な保存が出来る様になったのなら次に現れた三角のアイコンで出せるようになるんじゃないか?との期待である。ただし、不安点が無いわけじゃない。それは三角のアイコンを押すのを一回見送った件だ。時間で消えるのかを検証したためアイコンを押していないのだ。次に現れるアイコンが三角だとは限らない別の形のアイコンになる可能性だってある。もし、三角のアイコンが保存した物を出す為のアイコンだったとすれば、今後ずっと保存したものは出せない事になってしまうだろう。そうなってほしくは無いが可能性はある。


「あ、そうだ」


今日は動画をまとめる日だったな、カレンダーを見て思い出す。ここの所保存現象に掛かりっきりになっていて普段のルーティンを疎かにしてしまっていた。検証に使用した道具などをいそいそと片付けてルーティンをこなす作業へ......そして今日1日が終わっていった。




「..............」


PCを前にして神妙に座る俺。

今日は、カレンダーに赤丸を付けた日。もちろん全裸待機だ(嘘だけど)しかしそれくらいの気持ちで黒画サイトのカウントダウンを見つめる。数字が刻一刻と変わってゆく...俺の心拍数が上がってくるのが分かる。握り込んだ拳に自然と力が入る。

そして運命のカウントダウンを始める..................



10.9.8.7.6.5.4.3.2.1



「!!!!!」


出た! アイコン! 俺の手は震える。

数字が 10510000 になった瞬間に現れたアイコン!

ただ、現れたアイコンは...三角じゃなかった..............。

一瞬、頭から血の気が サーーー と引いていくのが分かったが、まだだ...まだ諦める時間じゃない。

現れたアイコンは星の形をしている。

震える手をマウスに載せそっとカーソルをアイコンの上に重ねる。

運命の左クリックを!!

本当にしてしまっていいのか?俺.......................。

これが、物を出すアイコンじゃなかったらどうする?。いや分からないじゃないか...三角のアイコンが物を出すアイコンだなんて誰が言った?。物を出すアイコンは星型だ!そう信じる事も出来る...でも言い様の無い不安が俺に付きまとう。だからと言ってどうする?、アイコンが三角じゃなかったからといって、結局出ているアイコンを押すしかないじゃないか...それしか選択できないじゃないか。考えたって分かる訳が無い。結局これを作ったヤツにしか解らないことだろう?............作ったヤツにしか...........作った???!!!。

俺の頭の中を何かのひらめきの様な物が駆け巡る。


「そうだ、作ったんだ...このサイトを 誰かが...だったら」


時計を見る。アイコンが消えるまであと50分............


「こ..コード........ソースコード!!」


ソースコードとは、いわゆるプログラムだ。このサイトをどう表示させるのか等を制作者がプログラムを書いて作っている物だ。

俺は必死になってgoogleやwikiを頼りにこのサイトのソースを開いてみた。開いたプログラムはプログラム知識の無い俺でも明らかに違うだろう事が見て取れる。プログラム言語に理解できる単語が一つも無いのだ。言ってみれば文字化け状態である。そりゃそうか...普通のサイトに超常現象を引き起こす作用を持たせるなんて事できる訳がない。一応画面をキャプチャしながら、時計と画面を交互に見つつスクロールしてゆく.....


「駄目だ....なんにもわかんねぇ」


時計の針が刻一刻と過ぎていく.....残り時間は後10分を切っている。


「それにしてもどんだけ長いプログラムなんだよ!」


いやそもそもプログラムなのかさえ怪しいが、永遠とスクロール出来るような気がする。


「!!!」


思わず息を飲んだ。

残り時間は1分を切った。


「....................」


酷く耳鳴りがする...極度の緊張状態が解かれたからだろうか。画面の黒画サイトは通常表示に戻り、相変わらずカウントダウンが継続している。アイコンは表示さていない。

しばらく天を仰いでいた頭を画面に戻すと、先程キャプチャした画面を表示させた。

44種類...か................


「また4かよ、どんだけ4好きなんだよ」


キャプチャした画像には44種類のアイコンが表示されていた。

そう俺は、アイコンの一覧?とも呼ぶべき物を発見したのだ。

そして、驚くべき事にソースコード上のアイコンであるにも関わらずそのアイコンをクリックする事が出来た。意味が分からない...がここに常識を持ち込んでもしかたないだろう。何せ現象が非常識極まりないのだから。アイコンは俺が押した四角やこの間の三角、今日の星以外にも丸や扇型や五角形などなど、様々な種類のアイコンが44個並んでいた。これを素直に紐解くのであれば、44種類の超常現象を起こす事が出来るはずだ。ちなみに、44種類のアイコンは俺がクリックした瞬間にソースコード上から44個とも消えてしまった。恐らく時間が来たら44個のアイコンが出現してその中からランダムで1個通常画面に表示される仕組みなのだと思う。


で? 三角を押したのかって?


いや、この話には続きがある。

このアイコン、並びに法則があるのだ。グループ別とでも言おうか。

例えば 丸 これは1つだけだった。

三角、これは5種類あった。この間の三角は直角三角形だった。その他にも二等辺三角形や正三角形などなど...

多角形郡、これが一番多かった。五角形、六角形....と全部で22種類。

そして、四角形......全部で4種類。

俺の押した正四角形、それ以外に長方形、ひし形、台形だ。今回は長方形を選択した。さっそく検証したいが、今日は精神的に疲れた。検証は明日からやるとして今日はもう休もうと思う。

ニートなんだからいつも休んでるだろって? うるさいわ!


翌日。

布団の上で重い瞼を開く.....


「くぁ~~~~」


生あくびを1つ付き、だるい上半身を布団から起こす。いつものスッキリしない目覚めを体現した後、軽く身支度をした俺はPCの前に腰を下ろした。日課の情報収集やいつものルーティンを黙々とこなす。今日から新しいアイコンで獲得したであろう能力について検証していく予定だ。

しかし、相変わらずなんの情報も得られないなぁ....。


「さて.........と」


俺は、左右の頬を両手でパンと叩き気合を入れると、立ち上がりリビングへと足を運ぶ。

まずは、いつもの様に紙コップに水を入れ「保存」をしてみる。結果はいつも通りだった。

深呼吸をする。

すーー はーー.......よし!


「紙コップ....出ろ!」


...............................。


「おーけーおーけー 想定内だよ、こんな簡単に出てきちゃ面白くないじゃない」


俺は、精神統一をする。


「むむむむむ.............かみこっぷよ.....出ろぉ」


.......................。


「出ろ、出ろ、出ろ、紙コップーーー出ろーーー」


........................。


「ぐぬぬぬぬ 紙コップ アウトー リリース リザーブ 修復ーーー 再現ーー 顕現ーー、出てよ!頼むから、お願い、ゆるして、出ろ、コンチクショウ! ぶっ殺すぞ!!コラァ どないなっとんねん!、出ろって............」


はぁ はぁ はぁ はぁ...............。

俺は、床に両手を付く。文字にするとまさに orz だ。

入れた物を元に戻す........元に戻すってなんだ?これまでもネットで調べて可能な限りの言葉を尽くしてきた。でも駄目だった。もっと根本的な問題なのだろうか......そもそも、今回取得した長方形のアイコンだって物を出す能力だとは限らないじゃないか。


「はー 当てが外れたのかなぁ この殺風景な部屋も元に戻したいのになぁ 紙コップすら ”復元” できないんじゃ............」


き!!


「来たぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」


キャッホウ!キタぜ やったーーー!!

俺は、手にした紙コップを頭上に高々と掲げ、年甲斐もなく小躍りしまくる。紙コップに入っていた水が辺りに飛び散り俺は、びしょ濡れだ。

ひとしきりハシャいだ後飛び散った水を片付け、テーブルと椅子を準備した俺は、神妙な面持ちで席についた。


「よし、これから検証を始める!」


これまで散々実験してきた米と皿をテーブルに1つずつ「復元」してみる。

米と皿は次々と実験した時のまま、テーブルの上に置いた手に出現した。


「よしよしいいぞ」


今度は、この事件の切っ掛けになったカップラーメンを「復元」させてみる


「???」


あれ? カップラーメンは出てきたが、これはこの間 amezon で注文した奴だ。

次々とカップラーメンを「復元」していく....7個目のカップラーメンが出てきた時点でそれ以上は「復元」しなくなった。しかし、これは全部 amezon で買った奴だ。一番最初に知らずのうちに「保存」したであろうカップラーメンが出てこない。


「ちょっとまてよ? あれってどんなカップラーメンだった?」


数ヶ月前の出来事だし、最初は「保存」した事にも気がつかず、ただ無くなったとしか思っていなかった。

俺は、両手の人差し指でコメカミを揉みながら、あの時の記憶を手繰り寄せる。

えーと えーと あれって たしかノーマルのカップヌードルだったけか?、いやちょっとまて、ノーマルは食べた方だ残した方はカレーヌードルじゃなかったか?。そうだカレーだ!


「カレーヌードル ”復元” 」


.................................。


駄目? カレーだろ? そうだよなたしか......ちがうのか? うーん うーん


「あ!」


「復元」


手の中にカレーヌードルが出現する。


「よしきたコレ はいはいはい」


カレーヌードルを「復元」したのに出てこなかった。じゃあ何故今カレーヌードルが出てきたのか?、それは大きさだ。ノーマルのカップヌードルは標準サイズだが、カレーヌードルはBIGサイズだったのだ。俺は、最初普通サイズのカレーヌードルをイメージしてしまったのだ。

これは結構 罠 かもしれない。

要は保存した時の状態を覚えていないと取り出す事が出来ないという事だ。

面倒くさいが、これからは保存する物を写真に撮るようにしよう。忘れると取り出し不可になる可能性がある。

保存した物を取り出す事は出来た。次は「収納」した物は取り出せるのか検証だ。

まずは一番最初に収納したであろう菓子パンを「復元」してみる。


「よし」


問題なくあの時の菓子パンが出てきた。俺の歯型がしっかり付いている...そんな所までイメージしてないんだけどなぁ...よくわからんなぁ。菓子パンを一口かじってみる..........うん?........うまい?。


「........」


さて、お次はデカい物いってみようか。

デカいと言えば冷蔵庫だろう。これが無くてこの数ヶ月苦労した。新しく買うのも馬鹿らしいし金も掛かる。まったくちょっとは考えて保存して頂きたいものだ。

俺は椅子から立ち上がると、広めのスペースに向かって右手をかざした。そして冷蔵庫をしっかりイメージしてと。


「復元」


「おお」


見事に冷蔵庫はその姿を現した。

扉を開けてみると中身もしっかりあるようだ。1つずつ中身を確かめる、ソーセージやチーズ、調味料に飲料水や氷などなど、あの時のままである。


「よしよし、しっかり保存されているな」


「あ!!」


手にしていたパックの牛乳が手元から消えてしまった。


「復元」


牛乳が出てくる。もう迂闊に保存って言えないなぁ気をつけないと。


「........................」


牛乳のパックを冷蔵庫内に戻す...なんだ?この違和感は...俺は何が気になっている?。

後ろを振り向くとテーブルの上にある菓子パンに視線を合わせた。

菓子パンを手にとってみる。そして一口かじって咀嚼をしてみる。普通に食べられる...が....触った感じや食感に違和感がある。なんと言うかふっくらしていない。水分が抜けたような、ある意味フランスパンのような食感だった。

冷蔵庫は 保存 した。

菓子パンは 収納 した。


「まさか」


俺は急いで冷蔵庫を元の位置に戻すと電源ケーブルをコンセントに指す。

あたたた.....こ.....腰が.........

テーブルに紙コップを3つ用意する。3つのコップに1つずつ冷蔵庫から出した氷を入れていき、それぞれにA、B、Cとマジックでマークを書き、Aのコップは「保存」Bのコップは「収納」Cのコップはそのままテーブルの上に置いておく。

そのまましばらくCのコップを眺めていると、コップの中の氷が徐々に溶け出していきコップの中に水溜まりを作っていった。ちなみに現在の室温は26度になっている。Cのコップの氷がある程度溶けた所で、AとBのコップを復元してテーブルの上に出した。Aのコップの氷に変化は無い、入れた時のままだ。Bのコップの氷はCのコップの氷と同じ位に溶け出している。

今度は部屋にあった時計を2個用意し、それぞれに「保存」と「収納」を掛けてみる。またしばらくしてから両方の時計を「復元」してみると、「保存」した時計は保存した時の時間から再度動き出したが、「収納」した時計の時間に誤差はなかった。

この事から、「保存」した物は時間が止まるが、「収納」した物は現実と変わらない時間が経過するという事になる。これは非常に重要だ。使い方次第では無限の可能性がある。温度に関してはまだ検証が必要だろう。「保存」はいいとして、「収納」した物は外気温に影響があるかと言う事だ。コップに水を入れた物を収納して北極や南極に行ったら、「収納」していたコップの水はどうなるのか?という事だ。時間が経過するなら水が凍ってもおかしくは無い。逆にどっかの異次元空間に収納されているのだとすれば、そこの温度は何度?という事になる。少なくとも今行った実験では収納する所は現在の室温とさほど変わらないはずである。


「あ」


そうか、単純に温度計を「収納」してみればいいのか...って部屋にある温度計は電源がいるタイプのやつだな...今度100均でも行って買ってくるか。

その日は、今まで保存していた物を片っ端から復元して部屋を元に戻す事に注力した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ