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やる事が無い

 会場に到着し、参加賞を受け取った私は……。

(やる事が無い……。)

自宅から歩いて来た事もあり程よく身体は温まり、ふくらはぎも準備完了を通り越し少し疲れが……。

(とにかく身体を休ませなければ……。)

と最初雨がぽつぽつ落ちていた事もあり、市役所近くの屋根のある休憩所のベンチに腰を下ろしたのでありましたが

(大会に参加する服装では無い見知らぬおじさんが……。)

(見知らぬおじさんから見た私も見知らぬおじさんであります。はい。)

(ここで2時間はしんどいな……。)

と城の櫓のある方に向かったり、スタート地点である陸上競技場の付近を歩いたのでありましたが

(雨露を凌ぐ事の出来る静かな環境が無い……。)

そうこうしている内、雨は止み。地面も乾き始めた所で

(球場を見ておこうか。と。)

豊橋公園には豊橋市営球場と言う、戦後すぐはプロ野球の公式戦も開催された野球場がありました。

「ありました。」

と過去形になっているのは、2023年度末を以て野球場としての役目を終え。解体されたからであります。理由は必ずしも悪い事ばかりではありません。良い面としましては地元のバスケットボールのチームが、トップリーグで活動していくのに必要な基準を満たす施設を造るためであります。その一方、3試合同時に試合をする事も可能で市の中心部にあった野球場が無くなってしまう事。その代替地が災害に巻き込まれやすい場所であったため決まっていない事が懸念される材料ではあります。

 それはさておき、球場が無くなる事に変わりは無く。豊橋公園に野球場がある中での訪問は、これが最後になるであろうこの機会を逃してはならない。

(座って足を伸ばす事が出来る場所が欲しかった気持ちがあった事も否定はしません。)

が、学生時代。お世話になった野球場に御礼を伝える事が出来て良かった。

(足を休める事が出来て良かった。)

(……来年どうしよう?)

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