1キロ公園
坂を上り、桜丘中学高校の間を通った後コースは牛川遊歩公園に。ここは元々軍の射撃場があった場所で、1974年に整備。この公園の特徴の1つが細長い事。距離にして1キロ。通称「1キロ公園」。ここを選手は東へ1キロ走った後、西へ1キロ走る事になります。ここで目にしたのが、アーティストグループを応援されている方々であります。今回、アーティストグループの内1人の方が大会にエントリーされていました。その方にエールを送るべくこの公園に足を運ばれたものと思われます。その方々を目にし、東へ1キロ走り折り返し。西へ1キロ走っている最中。応援に見えられた方々が西へ向かう道の方へ移動されているのが目に入りました。と言う事は……。
(そのアーティストの方。少し後ろを走っている事になるな……。)
(どんな感じで走られているのかな?)
と言う気持ちと
(それを確認する事が出来る時は=私がブレーキになった事を意味しているな……。)
なら
(今のペースを維持する事に専念しよう……。)
その公園の途中に5キロのチェックポイントがあります。大会前私は、練習でハーフマラソンの距離を走り切る事が出来ていません。そのため今回5キロを4回刻むイメージで大会に参加しました。5キロ走ったら一度立ち止まり、給水。呼吸を整えてから次の5キロへスタートの一回目。紙コップに入ったスポーツドリンクを飲んだ私は……。
(飲んだものが胃になかなか到達しない……。)
(このまま走り出さない方が無難だぞ。)
(持っている紙コップを所定の箱に入れるため歩いている事を装うか……。いや実際にそうなのだから装っているのでは無い。)
紙コップを置いた後も
(少し屈伸でもしようか……。)
(アキレス腱でも伸ばそうか……。)
(いやこの動きを続けるとトラブルと勘違いされてしまうぞ……。トラブルに違いは無いけど、問題となっている場所が違う。)




