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没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!  作者: 武蔵野純平
第四章 国際都市ベルメールへ

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第63話 巨乳が好きで頑張る領主

 ――一週間後。


 ダークエルフたちが少しずつ我がエトワール伯爵領に引っ越して来た。

 エクレールは世話役として、高速ヨット『ラファール号』に乗り、エトワール伯爵領とダークエルフの里を忙しく往復している。


 俺はエクレールに引っ越し用の袋型大容量マジックバッグをいくつも手渡した。

 袋型大容量マジックバッグは、ダークエルフ一族に大好評だ。

 俺の評価がダークエルフ一族でググん! と上がった。


『親切な領主』

『やさしい領主』

『頼りになる領主』


 ――と、ダークエルフの中で言われているそうだ。


 褒められれば俺も悪い気はしない。

 ふふふん♪ と上機嫌なのだ。


「主、家を建ててくれ」


「わかったぞ」


「海岸に作業小屋が欲しいのだが」


「任せろ」


「大人数を乗せられる船が欲しい」


「作ろう」


 俺は生産スキル【マルチクラフト】をぶん回し、次々とエクレールのリクエストに応じた。


「さすが主! 有能だ!」

「私が見込んだだけのことはある!」

「凄いぞ!」


 ダークエルフのエクレールは、美人のお姉さんである。

 美人のお姉さんに褒められて嬉しくないわけがない。


 俺はもうフルスロットルで、生産スキルを働かせた。


 おかげでエトワール伯爵領の海岸沿いエリアが目に見えて発展した。

 ダークエルフたちの住まいは、海岸を見下ろせる東南の高台に作った


 エクレールとも話したのだが、海が荒れた時や津波が怖いので、高台に住宅街を作ったのだ。


 海岸―街道―高台の住宅


 といった並びなので、街道は高台にあるダークエルフの里から丸見えだ。

 ダークエルフ一族に、街道を見張る役目をお願いすることにした。


 俺は執事のセバスチャンと護衛のシューさんを連れて、作業の終った高台でダークエルフの居住地の説明を終えた。


「なるほど。ノエル様に恩義を感じるダークエルフたちに、エトワール伯爵領の入り口を守らせるのですね」


「うん。エクレールは引き受けてくれた。街道を不審人物が通れば、すぐに領主屋敷にしらせてくれる」


「それは心強いですね!」


 これでエトワール伯爵領のセキュリティレベルが一段階高くなる。


 海を見れば、俺が新造した小型輸送船がダークエルフの里から人を乗せて戻ってきた。

 海岸に作った木製の簡易な桟橋に接岸しようとしている。


「ノエルは、ダークエルフに大サービスをしている。やっぱり胸は大きい方が得」


 エルフのシューさんが、ジトッとした目で俺を見て非難がましい声を上げる。

 俺は慌てて否定する。


「シューさん。そんなことはありません。領民が増えるからです。それにダークエルフは操船技術や漁が出来る特殊技能持ちだから支援しているのですよ」


 ダークエルフの長老御婆様とも話して、きちんと納税してもらうことになった。

 漁で取れた魚や加工した干物の一部を物納してもらい、街道の見張りを役務として引き受けてもらうことにしたのだ。


 俺は領主として仕事をしているだけだと言い返すが、シューさんは引かない。


「ふーん。エクレールのデカパイをチラチラ見ていた気がするけど?」


 俺は図星の指摘にぎくりとするが、無の表情で答えを返す。


「気のせいです。そんなことはしていません」


「ノエルは嘘をつく時、目を細めるクセがある。今も目を細めた。よってウソ。ノエルはデカパイが好き」


 ここで『まな板も好きです』と言っても、もめるだけだろうな。

 俺は会話の方向性を変えた。


「いや、シューさんのエルフ一族が引っ越して来ても同じように対応しますよ。家を建て生活再建を支援しますよ」


 ダークエルフの里には、最新の設備が整っている。

 ダークエルフは、魔力を持つ種族なので魔導具を家に設置したのだ。

 水道、下水道、風呂は、魔力で動く魔導具を用意した。

 特にシャワーはエクレールたち女性に好評で、海から上がった後、塩水のベタつきがサッと取れると喜ばれた。


 こういった設備面は生産スキルを使った実験開発なのだが、シューさんから見るとダークエルフを厚遇しているように見えるのだろう。


 シューさんは、ネチネチと絡み続ける。


「わかった。エルフで一番のデカパイを用意するように長老に伝える」


「だから胸の大小は関係ないって……」


 関係ないぞ!

 本当だぞ!


「おっ! ノエル! 違うデカパイが来た!」


「シューさん……」


 高台から街道を見ると、冒険者の一団が歩いてくる。

 中央にいる女性は、冒険者ギルドの『姉御』ことアミーさんだ。

 今日は冒険者ギルドの制服をきっちり来ているからビジネスモードだな。


 執事のセバスチャンが、俺に告げる。


「ノエル様。冒険者ギルド開設の可否連絡でしょう」


「そうだな。迎えに行こう」


 俺たちはアミーさんを迎えに高台から街道へ下りた。

 どうかエトワール伯爵領に冒険者ギルドが開設されますように!

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