表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幽霊屋   作者: ダストン
第十八章  過去の真実
96/331

荒神  アラガミ

月夜 慧子視点

暗い山道を進み続けて数分・・・・既に廃墟になった民家を発見。火事にでもあったのかな?焼け焦げた跡がある。その先へ行くと・・・・広々とした場所に出た。荒れた田んぼ、(すた)れた民家、土砂も崩れていて酷い光景ね・・・


「こ、ここが・・・雲影村・・・ですか?」


「多分ね・・・」


そう信じるしかない・・・・さて、神社はどこだ?人柱神社(じんちゅうじんじゃ)って名前だったっけ?そこに荒神がいるはず・・・


「さてはて・・・神社はどこか・・・」












『探ス必要ハ無イ・・・・・待ッテイタゾ』










後ろから声が聞こえ、振り返った瞬間・・・()()()()()()()()()。まるで瞬間移動みたいに・・・何ここ!?


「え?あれ!?泉君!?姉さん!?・・・どこよここ・・・?」



辺りにライトを当てると、半分に崩れた鳥居・・・荒れた廃墟・・・そして石で出来た祭壇(さいだん)・・・ここってまさか・・・まさか!



『その通りだ・・・・ここは君の家、そしてここで悲劇が起こった地だ』



四方(しほう)から火の玉が現れ、ライトがいらないほど明るくなった。そして祭壇に座っていたのは・・・・・・私・・・・()()()()()()・・・だけどあれが自分でない事は分かってる。あれはまさしく・・・


『こうして会えたのは、いつ振りかな?今村 郁子よ・・・・それとも月夜 慧子と呼べばいいか?』


「荒神・・・・」


多分あれは仮の姿でしょうね・・・本当の姿はあんなんじゃない・・・けど、ようやく会えた。ずっと会いたかった荒神に・・・


『このような姿で悪いな・・・だが私の姿は人が(うらや)むほどの姿ではない。仕方なく君の姿に変えた。君の・・・今村 郁子の姿に・・・』


「・・・・・・そんなのどっちでもいいわよ。兎であれ(なん)であれ、あなたは荒神でしょ・・・会えて光栄だわ・・・」



今にも抱きつきたい気持ちでいっぱいだ・・・そう近づいた瞬間、荒神の左腕が灰となった!まさか寿命が・・・!?


『見ての通り・・・私の命はあと僅かだ。だからこそ話さなければならない。私達兄弟の事を・・・そしてこれからやらなければならない使命を・・・』


今にも死にそうな目で見つめられると、逆に悲しくなるわ・・・このまま消えてしまう運命なのか?私は・・・どうすれば・・・








            ーー泉 幸多視点ーー


後ろから声が聞こえた瞬間、慧子さんが消えた!?あの一瞬でどこへ行ったんだ?とにかく探さないと・・・!


「慧子さん!!ハァ・・・慧子さんどこですか!?慧子さん!」


「慧子ぉ!!慧子どこよぉ!?慧子ぉぉぉ!!!・・・・・ん?」



その時、貴子さんが上を見上げて何かを発見した。指差した方向を見ると、山の上が不自然に明るい・・・火事か?いや、違うなぁ・・・(なん)だろう?


「まさか・・・あそこ慧子がいぃんじゃなぁの!?」


「あそこに?・・・・・多分そうかもしれません!行きましょう!!」


とはいえ暗い夜の道・・・慎重に行かなければ・・・早歩きで山の方へ向かうと、鳥居が見えて来た。石碑に人柱神社とある・・・あの手紙に書いてあった神社だ!


「人柱神社・・・もしかしてこの上に慧子さんが!貴子さん行きましょう!」


「うわぁもう・・・本殿が(たけ)ぇとこにあぁじゃなぇのよ!あぁクソッ!待ぁてろよ慧子ぉ!!!」


暗くて危険だけど、あそこに慧子さんがいるかもしれない・・・僕達はその望みに賭け、荒れ果てた参道を通り、長く険しい石段を(のぼ)って山頂を目指した。

読んでいただきありがとうございました!


第2部は・・・・荒れるぞ・・・


面白い!つまんない!と思ったら下の☆評価応援をお願いします。


☆1でも正直な感想でも大丈夫です。


ブックマークもいただけると幸いです。


何卒よろしくお願いいたします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ