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幽霊屋   作者: ダストン
第十八章  過去の真実
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宴席  エンセキ

月夜 慧子視点

自室に籠り、首飾りのジャラジャラ(おん)を聞きながら、今日の事を少し考えた。本当なら酒飲んでピザ食って寝たいけど、どうしても気になる事が一つある・・・()()()()()()()()()()()()()()?だ。真実を知った今、もう姿を隠す必要なんてないはず・・・だけど未だに姿を見せようとしない・・・


会って話がしたい。聞きたい事が山ほどあるからだ・・・パパやママの事や、村の事や、八雲院の事や、荒神自身の事や・・・どうしても知りたいの。なのにどうして出て来てくれないのよ馬鹿野郎・・・


「・・・・・・・・・チッ・・・ハァ~~・・・疲れた・・・」


(なん)か眠くなって来た・・・・・何日も寝不足だった影響か、睡魔が否応(いやおう)なく襲って来る。もうとっくに夜だし、泉君や姉さんには悪いけど・・・・・寝るわ・・・・zzzzzzzzzzzzzz・・・・











「・・・・・ハッ!・・・え?・・・何ここ!?え!?」



目が覚めると・・・そこは海だった。プカプカと浮かぶ小船に私が一人、まるで海のど真ん中で遭難した気分・・・・・マジでここどこ!?っと思った瞬間・・・・夕陽が見えた。


向こうに先端が尖った岩が見える。先端に夕陽が重なって、まるでローソクみたいで・・・綺麗・・・まさかあれってローソク島?






『いつ見ても綺麗ね・・・・何年経っても色褪(いろあ)せてないわ・・・』






いつの間にか、船に一人の女性が座っていた。長い黒髪に巫女服を着た女性・・・勾玉の首飾りを着けてる・・・まさか・・・いやでも・・・そんなはずは・・・



「マ・・・・・・・・・マ・・・・・・・マ・・・・・ママ?」



『・・・そうよ。やっと会えた・・・郁子・・・大きくなったわね・・・』




間違いない・・・ママだ。()()()で見た女性と同じだ。こんなにも近くに・・・・目の前に・・・私の・・・ママが!


『ようやくあなたに会えた。随分と時間がかかったわね・・・・この日をどれだけ待っていたか・・・』


「ママ・・・こ、これは・・・夢・・・なの?」


『う~~~ん・・・・さぁ・・・分かんねぇわ!!ダハハハハッ!マジおもれぇ!ギャハハハハハッ!』



え?そこ笑うとこ?ってか何よその汚い笑い方・・・・思ったよりイメージが違い過ぎてか、一気に緊張がほぐれちゃった・・・


『デへへへ・・・・それよりさぁ郁子ぉ!あんたこんなに大きくなっちゃってぇ!今何歳なった?仕事は?結婚してるの!?』


「あぁ・・・えっと・・・まだ結婚してないけど・・・」


『はぁ!?してないのぉ~~!?って事はぁまだ生娘(きむすめ)ぇ!?マジでぇ!?信じらんなぁ~~い!(まご)見たかったのにぃ~!』


(なん)でだろう?すっげぇムカついて来た。このクソババア・・・・本当に私のママなの?ただ嫌味言って来るババアの間違いでは?


『まぁいいや。こうして会えただけでも十分・・・()()()()()()()()()()()()おかげね』


「え?荒神?」


『そうよ。死ぬ前に約束したの、『娘が真実を知ったら会わせろ』って・・・ここはその為の宴席(えんせき)。まぁ・・・あのローソクが消えるまでだけどね・・・』



分かんねぇって言ってなかったっけ?まぁとにかく、夕陽はゆっくりとだが、徐々に徐々に沈んでいってる。あまり時間は残されてないか・・・っとなると、ここでやれるのは・・・ママと話し合いする事だ。


聞きたい事が山ほどある。パパの事や荒神の事や村の事とか・・・・・でも(なん)でかな・・・どれから話せばいいのか分からない。時間が無いのは分かってるんだけどでも・・・言葉が出ない!どうして!?



『・・・私が荒神と神憑きしたのは、ちょうど10歳の時だった。母が前任者だったの・・・私は母を継いで、荒神と共に生きる事を()いられた。村の掟で島に出られず、何年も何年も人の死を見続ける日々・・・・だからよく村を出て、町に行っては酒を飲んだり歌ったりしてさぁ・・・苦しい毎日を忘れようとしてたわ』



口が動けない中、ママが先に喋った。ずっとローソク島を見続けながら、自分の過去を語る姿を見て、可哀想に思えた・・・だけど・・・


『そんな時に、あの人に出会ったの。私達のパパにね・・・・すっごいイケメンでさぁ!一目惚(ひとめぼ)れしちゃったわ!そっからは人生バラ色でもう最高で・・・・・あぁごめん!これ以上話したら憤死(ふんし)しちゃう!ヤバいヤバい・・・』


いやもう死んでるでしょうが・・・・でもそんな話を聞いてか、(なん)か考えるの疲れちゃった。一番知りたい事は最後でいいかもしれない・・・逆に思い出話をもっと聞いてみたい・・・楽しい話をもっと・・・


「・・・ねぇママ?もっと聞かせて?なんでもいいからさぁ・・・」


「フッ・・・いいよ。娘の頼みだからね!じゃあまず最初は・・・郁子が()()()()した話でもしようかな?」


「そんな恥ずかしい話すんなぁ!!!!」


さすがにその話は無しで・・・とにかく時間ギリギリまで話そう。その方がこっちも喋れるから・・・

読んでいただきありがとうございました!


ゴミ屋敷は・・・ダメ!絶対!


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