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幽霊屋   作者: ダストン
第十八章  過去の真実
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誕日  タンジョウビ

4月1日・・・・依然として変わらず、今日も仕事が出来ない日々が続いている。それでも慧子さんを放っておけない・・・助手としてやるべき事をしよう。


「う~~ん・・・うぅ・・・・ハッ!ハァ・・・ハァ・・・」


「あぁ慧子さん・・・大丈夫ですか?」


「ハァ・・・ハァ・・・またあの夢が・・・ハァ・・・薬と水持って来て」


「あぁはい・・・!」


ずっとこんな調子だ・・・本当にどうしてしまったんだ?一体どうして・・・っとその時、玄関からノックの音が・・・まさか雪江さんの使いの人じゃ・・・



「宅急便で~~す!サインかハンコお願いしま~す!」



宅急便か・・・・安心したと思ったら、大量の箱が運ばれて来た!こんなにいっぱい・・・小さいのもあれば大きいのも長いのもある。とりあえず10枚以上もの紙にサインしたけど・・・(なん)なんだこれ?


「あの・・・慧子さんこれ・・・(なん)なんです?」





「フッ・・・毎年恒例の誕生日祝いよ」





誕生日祝い?まさか・・・慧子さんの!?全然知らなかった・・・じゃあこの箱は全部・・・誕生日プレゼント?


「知らなかった・・・おめでとうございます」


「フッ・・・全部こっちに持って来て。気晴らしに開けてみましょ」


軽いのもあれば重い箱もある。この量は腰痛めるな・・・とにかく全部慧子さんの所へ持って行こう。





「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・これで全部です・・・ふぅ~~・・・」


「ご苦労さん・・・あぁ・・・さてどれから開けるか・・・」


ようやく運び終えた。早速プレゼントを開けてみよう・・・とはいえどれから開ければ・・・まずは小さい箱を開けるか・・・中には入浴剤、本、ぬいぐるみ・・・DVD?「SHARK(シャーク)IN(イン)KYOTO(キョウト)」?映画かコレ?


一方で慧子さんは大きい箱を開けていた。大量のお菓子にジュース、手作りの衣服、それに・・・刀?まさか本物!?


「あぁ懐かしいわね!「侍VSライダー」に使った(かたな)・・・あん時が一番最高だった。映画村(えいがむら)借りての超大作!予算足りないから借金までしたのよ・・・フフッ」


太秦(うずまさ)映画村を借りて作ったって、どんな映画だよ・・・逆に気になるなぁ・・・・まぁともかく箱を開け続けよう。まだまだたっぷりあるんだから・・・





ようやく全部開け終えてプレゼントを整理をしていると、また宅急便がやって来た。(さいわ)いにも封筒1枚とお酒用の箱だけ、とにかくこれも開けるか・・・


慧子さんに封筒を渡し、僕は箱を開けて中を確認すると・・・これまた随分と高そうなお酒だな・・・・100万ぐらいするんじゃないかコレ?誰からだと見ると、雪江さんからだった。


「こ、これ雪江さんからです・・・・凄いですね・・・」







「ねぇ・・・誰これ?今村(いまむら) 新一(しんいち)?知ってる?」







「え?・・・・いや・・・誰です?」


封筒の裏には住所とその名前が書いてあった。今村 新一?誰だ?封筒を開けると、1枚の写真だけが入っていた。海に浮かぶ岩の先端に夕陽ゆうひが重なり、まるでローソクみたいで綺麗な風景写真・・・はて・・・どこかの観光本(かんこうぼん)で見た気がする・・・


「これ・・・確か(なん)かで・・・・・慧子さん?」



「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・これは・・・これは・・・ウッ!あああああああああああああああああああっ!!!!!」



「慧子さん?慧子さん!?どうしたんですか!?慧子さん!!!!」


「ああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」


写真を見た瞬間、慧子さんは頭を(かか)え、頭痛に苦しみ叫んだ・・・どうしてしまったんだ慧子さん!?慧子さん!!!!

読んでいただきありがとうございました!


思えばここまで長い時が過ぎた・・・早いですね・・・


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