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幽霊屋   作者: ダストン
第十七章  妖怪東王
81/331

獲得  カクトク

数時間に渡ってようやく見つけた・・・ようやく見つけたんだぁ!!!!!これが本物の孤集・・・ようやく手に入れ・・・


「待って泉君!!ハァ・・・ハァ・・・さ、触っちゃダメよ・・・触ったら、増えてしまうわ・・・そうなったら・・・ダメよ・・・」


「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・そ、そうだった危ない・・・ハァ・・・危ない・・・危ない・・・」


危なかった・・・・もしこんな所で触ってしまったら、それこそ一巻の終わりだ。今までの苦労が全て水の泡となってしまう。このチャンスを絶対に無駄に出来ない!


「こ、ここで待ってて・・・すぐ大仁さん呼んで来るから・・・いい?」


「ハァ・・・ハァ・・・・は、はい・・・・」


慧子さんはそろりそろりとゆっくり這いながら湖を出て、洞窟の外にいる大仁さんの元へ向かった。しかし偽物より綺麗な椀だな・・・・傷や汚れが無い新品みたいで、とても何十年前の陶器とは思えない。でもどうしてこんな物を作ったんだろうか?ジョークグッズとしてか・・・それともただの気まぐれか・・・


だけどそれはもういい・・・疲れたしお腹減った。早くここを出たい・・・・慧子さんまだかな・・・?





数分後、慧子さんが大仁さんを連れて洞窟に戻って来た。


「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・泉さん!泉さん!どこですか!?」


「・・・・・・・・あぁ・・・ここですぅ!」


「そこでじっとしててください!すぐ行きます!フ~~ン・・・変化(へんげ)!!」


するとどういうわけか、大仁さんに火花が飛び散った瞬間、(たか)へと変身した!赤い巾着袋を持ってこっちへ飛んで来る・・・一体どういう術を使ったんだ?


『お待たせしました・・・ってうおおおおっ!!ほ、本物だぁ!間違いない!』


「だ、大仁さん・・・あなたは一体・・・」


『は、話は後にしましょう!それよりこの袋を!』


袋を渡され、開けて見ると中には鍵が付いた木箱と調理用のトングが入っている。このトングを挟んで箱に入れろと・・・?


『椀をそれで取って箱に(ふう)じてください!それで完了です!さぁ!』


僕は言う通りにトングで椀を挟むが・・・・変に緊張して手に(ちから)が入らない!手がプルプル震えて、持ち上げてもすぐ落としてしまう・・・クソッ!どうしてだ!?


『泉さん頑張って!頑張ってください!!』


そうは言われても・・・やっぱりダメだ!(ちから)が出ない・・・集中力も切れてるしで・・・後もうちょっとなのに・・・




「大丈夫よ・・・・・・・」




その時、慧子さんの手が、震える僕の手を掴んで支えてくれた。


「け、慧子さん・・・・・」


「ハァ・・・ハァ・・・・いい?・・・一緒に!」


「!・・・は、はい!」


僕達は心を一つにしてトングを持ち、一つにして椀を挟んだ。(ちから)が入らない僕を慧子さんが上手く支えてくれてる・・・ゆっくり・・・ゆっくり・・・





そして・・・・





ガコンッ・・・・




椀を箱に入れ、蓋を閉めて・・・・鍵を閉めた(ロック)・・・・・・・・・




「「ハァ・・・・・ハァ・・・・・ハァ・・・・やっっっっったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」」





ついに・・・ついに僕達は手に入れたんだ!!!偽物ではなく本物の孤集を・・・やっとだ・・・あぁ疲れたぁ!!!!


「やったぁ・・・ハハハハ・・・やったぁハッハッハッハッハッ!やったわぁ私達ぃ・・・やったぁ・・・ハッハッハッハッハッハッハッ・・・」


ようやく終わった・・・僕も笑いたい気分だ・・・最高にハイ!ってやつだ・・・あぁでも気分悪いや・・・すると・・・・



『私も長い間、多くの挑戦者達を見て来ました・・・・・ですがあなた方が初めてです!これほどの感動を覚えたのは!!』



あれ?大仁さんの姿が無い。なのに声が聞こえる・・・あれ?どうしてこんな所に(たぬき)がいるんだ?もしかして・・・・大仁さん?


『いや~~~・・・・感動しすぎて自ら化皮(ばけがわ)(はが)してしまいましたわぁ~・・・いやいや失敬失敬』


「え・・・・大仁さん?え?」


『申し遅れました。(わたくし)、妖怪化け狸の大仁と申します!以後お見知りおきを!』


「ええええええええっ!?よ、妖怪!?」



人間じゃなかったのか・・・通りで鷹に変身したり、慧子さんが糞狸って言うわけだ・・・しかも割と可愛い顔してるし・・・


『お祝い申し上げます!・・・・っと言いたいですが慧子さん!まだやる事があるでしょ?早く松現に行かねば・・・』


「ふえぇ?あぁ・・・そうだった早く行かないと・・・・・泉君行くわよ。松現がどんなとこか見せてあげる」


松現に?確かにどんなとこか気になるけど・・・疲労困憊なんだよなぁ・・・でも行かなきゃ・・・

読んでいただきありがとうございました!


粉系のペペロンダメだな・・・味が不味い・・・


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