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幽霊屋   作者: ダストン
第十七章  妖怪東王
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仲直  ナカナオリ

月夜 慧子視点

掘って、漁って、割って、進んで、掘って、漁って、割って・・・始めてからどれぐらい時間が経ったか分からない。朝からこんな作業をずっと続けてるけど、未だ本物は発見出来ず・・・今何時かな?ここ時計ないから・・・


「慧子さぁ~ん!お昼注文しますけどぉどうしますぅ?」


「ハァ・・・ハァ・・・あぁ・・・もう昼か・・・ピザ食べたぁい!!!」


「ピザぁ!?マルゲですかぁ?」


「そうよぉ!払いはツケでお願い!!」


「ハァ~・・・はいは~い!!あぁここに時計置いときますねぇ!ほな!」


とにかくピザが来るまで続けよう・・・とはいえこんな調子じゃ、いつまで経っても本物を見つけられない。せめて手伝ってくれる人がいてくれたら・・・泉君がいたら・・・でも・・・


「ハァ~・・・・・まだ時間はある・・・続けよ・・・」


これは私一人で解決したい・・・・・意地を張ってるだけかもしれないけど、こればっかりは私一人で・・・・






「・・・・・・・・・ハッ!」


昼食を取ってから数時間後、仮眠を取ろうと寝て、目が覚めたら・・・日を(また)いで午前3時。最悪・・・寝すぎたぁ・・・・


「あぁ嘘でしょ!?マジで・・・あぁもう!!」


八つ当たりに椀をバンバン割り続けた。でもそんな事しても(むな)しいだけ・・・・・ハァ~・・・何やってんだろ私・・・



「・・・・・・・・・・・一人じゃ無理か・・・・」



一人増えただけでそれがなんだよって話になるけど、それでも必要だ。もう彼しかいない・・・泉君しかいない!私はすぐに店を出て、泉君の家に向かった。










             ー泉 幸多視点ー


ふと目が覚めてしまった。落ち着かない。勉強で気を紛らわすか・・・いや、そんな事しても無駄か。落ち着くわけがない・・・・ずっと慧子さんの事が心配だからだ。


時間は朝の4時前・・・休日にしては早すぎる目覚めだ。二度寝しようかと悩んだがどうにも・・・その時、慧子さんから電話が来た。


『・・・もしもし泉君起きてる?窓の外見て』


窓?それに従って外を見ると、家の前に慧子さんがいた!


『・・・降りて来てくれる?』


「は・・・はい!」



僕はすぐに部屋を出た!でも皆まだ寝てるし、そっと行こう・・・そっと・・・


「ハァ・・・け、慧子さん・・・・・」






「・・・・・ごめん。あん時に怒鳴って・・・」






慧子さんが・・・僕に頭を下げた。深く重苦しくて逆に申し訳ない感じだ・・・・別にいいのに・・・


「手伝って欲しい事があるの。私一人じゃどうにもならないしだから・・・・・・仲直りしない?」


「・・・・・・」


「やっぱ泉君いないとダメなのよ私・・・お願い」



・・・そんなお願いしなくても、僕は慧子さんの助手だ!助手である以上、所長の為に体を張るのは当然!!おかげで体からガッツがみなぎって来た!



「慧子さん・・・僕は慧子さんの・・・幽霊屋の助手です!手伝ってと言われたら、やれと言われたらやります!!」


「泉君・・・・・・・・・・ありがと!!!よし乗って!行くわよ!」


「はい!!!」


僕達は車に乗って目的地へ向かった。その間、どういう事情なのかいろいろ聞かせてくれた。自分の過去を知る為に(くだん)の王に会わなければならない事、そして今やってる孤集(こしゅう)って椀の事も・・・


「じゃあ・・・本物を今日の夜までに見つけなきゃならないって事ですか?」


「ええ、昨日から探してるけど、どうにも見つからなくてさ。手伝ってくれる人もいないし・・・だから泉君が必要なの。いいわね?」


「は・・・はい!!」


慧子さんが苦戦するほどとは・・・・(なん)か大変そうだ。これは全力でやらないと!よし!頑張るぞ!!!









・・・・・っと意気込んだが、大量の椀の湖を見て・・・一気に絶望が広がった。これ無理だろ・・・


「慧子さん・・・いくらなんでも無理ですよこれ!!」


「分かってる!けどやるしかないのよ!!ほら早く防護服着替えて!」


「えぇでも・・・・あぁもう分かりましたよ!やりますよ!!」


僕はその辺にあった防護服を着た。ブカブカだと思ったけど、案外キッチリしてる。これならあの大量の椀に飛び込んでも大丈夫そうだ。


「ふわぁ~・・・あぁ慧子さん、おはようございます!おぉ!仲間をお連れになられましたか。まぁ一人じゃ無理ですからねコレ・・・どうも!初めまして!ここの店の(あるじ)、大仁と申します」


「あぁどうも泉です!話は慧子さんから聞きました。でもまさか・・・・これほどとは・・・」


「ハッハッハッハッ!初めての光景でしょ?こん中から本物を見つけるって話なんですからねぇ・・・まぁ!期待してまっせ?あぁそうだ慧子さん!中立者の雪江様から言伝(ことづて)を預かっております」


「言伝?」



「ええ、「今日の午後18時までに松現に来なければ終わりだ」っとの事です。間に合うといいですね?ほな!!!」



そう言って大仁さんは洞窟を出た。今は午前5時・・・これ間に合うか?どうにも無理な気がしてきたが、もうやるしかない!必死に探せばなんとか・・・

読んでいただきありがとうございました!


寒い寒い暑い暑い・・・体がおかしくなってる


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