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幽霊屋   作者: ダストン
第十六章  迷いの暴れ者
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翻弄  ホンロウ

座敷童子(ざしきわらし)・・・主に東北地方に伝わる妖怪で、座敷童子がいる家は(さか)え、去った家は衰退するそうな・・・そういう事から福の神様だったり、家の守護霊(しゅごれい)と見なされている。


そしてこの異変の黒幕は・・・その座敷童子の孫、迷宮童子(めいきゅうどうじ)。千体以上もいる孫の一体・・・空間を移動させたり、家具を動かしたりする能力を持っているそうだ。悪戯(いたずら)好きと言われてるそうだけど、悪戯にしては度が過ぎやしないか・・・かなり迷惑な奴みたいだ。


「方法はただ一つ・・・奴を見つけて潰すこと。すばしっこいから気を付けてね?じゃあ行くわよ!」



「ハァ・・・ハァ・・・ちょっ、ちょっと待ちなさい!私も行くわ!!」



「は?」、「え?」


「私もその黒幕がどんな奴か見たいの!!それに探すなら人手が多い方がいいでしょ?私も手伝うから!」


「はぁ?20万くれないケチな先生に何が出来るってのよ?」


「あぁもうわかったわかった!ちゃんと後で20万渡すから!お願い!」


「ふ~~~ん・・・・・じゃあ()()()で」


「ちょっとぉ!?(なん)で10万プラスされてんのよ!?」


まさかの同行(どうこう)・・・まぁ確かに人手は多い方がいいんだけど、大丈夫かなぁ?







僕と慧子さんと愛華さんの3人で依頼人の家の入口へ向かった。既に鍵は開いている。このドアを開けたら何が待っているやら・・・


「そんじゃ・・・行くわよ」



ガチャ!・・・っと慧子さんが思いっ切り開けた瞬間・・・そこはトイレだった。



「「あぁ?えぇ!?え?えぇぇぇ!?」」


あまりの衝撃に鳥肌が立った。(なん)の変哲もない洋式トイレの部屋、普通なら玄関のはずなのに・・・これが迷宮童子の(ちから)なのか?


「ハァ~・・・あほくさいわね・・・だったら・・・幻滅解呪(げんめつかいじゅ)・・・」


慧子さんは一度ドアを閉めて呪文を唱えた後、もう一度ドアを開けると・・・普通の玄関に戻っていた。よかった・・・入れないと思った・・・



玄関に入ると、すぐ傍に2階へ通ずる階段。真っ直ぐ進むとリビングがある・・・さて迷宮童子はどこにいるのか?2階か?それとも奥のリビング?


「さてどこにいるやら・・・・ん?」




キャハハハハハハハハハッ!!!まさかあたちの領域に干渉するとはねぇ・・・・やるじゃない!!キャァハッハッハッハッハッハッ!!




突然甲高(かんだか)い声がどこからか聞こえて来た。まさか・・・迷宮童子!?


「迷宮童子!やっぱりあんたね・・・こんな事していいわけ?これ以上ぉ度が過ぎたら、あんたの祖母(ばあ)ちゃんが黙ってないわよ?」



キャハハハハ!祖母ちゃん知ってんのか?だったら言っとけぇ!もう()()なんだよぉクソババア!!あたちは自由に遊びたいんだってなぁ!!!



「あっそう、だったら遠慮する事ないわね。んじゃ人形狩りスターうおっ!?」



開始早々突然、廊下がランニングマシーンのように超高速で動き出し、慧子さんはリビングへ向かって突っ込んだ!


「慧子さん!!あ・・・あれ?うおっ!」


「きゃっ、きゃあああ!な、何よこれぇ!?」


急いで助けようと走った瞬間、僕と愛華さんの足場が急にグニャッと柔らかくなって沈み始めた!lこれは・・・落とし穴だ!慧子さんを助けられず(たたみ)の部屋に落ちてしまった。ここはどこだ?見るからにタンスが幾つか置いてある和室のようだけど・・・・あっ!窓がある!


(いた)た・・・こ、ここどこ?」


「・・・・・どうやら2階のようです・・・」


()()()()()()()()()()()()()()なんて、冗談じゃないぞ。急いで1階に向おうと和室の引き戸を開けるが固く閉まってる・・・・閉じ込められた。さてどうしたものか・・・すると・・・



キャハハハハ!回れ~♪回れ~~♪まわまわれ~~~♪キャハハハハハ!!



迷宮童子の声がどこからか聞こえる。今度は何を・・・その時ゆっくり、ゆっくりとだが・・・()()()()()()()!?いやこれは・・・回転してる!?


(さいわ)いゆっくり回ってるから、すぐに避難出来たけど、まさか窓が天井へと移動し、引き戸が床になるとはなぁ・・・だが不思議なのは、家具が一切動いてないという事だ。普通に考えれば重力で落ちるはずだが・・・・・・・・っとその時、天井に雛人形が・・・!



キャハハハハハ!!どう?どう?凄いでしょ?私の(ちから)ぁ~?人間には出来ない芸当だろぉ~ん?キャハハハハハ!



「あ、あれが・・・・迷宮童子って奴なの!?」


緑色の(ころも)を着た小さい雛人形。口だけが滑らかに動いてる・・・アイツがこの異変を起こした張本人・・・見て間違いない!迷宮童子だ!



キャハ!んじゃスピード上げてくかぁ?ど~~~ん!回れ回れ回れ回れ!!!



また部屋が回転し始めた。は、速い!!避難が間に合わない!!僕達はバランスを崩し、床や壁、家具に叩きつけられた。痛みに苦しむ中、奴は僕達を見て高笑いしてる・・・なんとか奴の所へ行きたいが、この状況じゃ・・・け、慧子さん!

読んでいただきありがとうございました!


座りっぱが多いからか腰が痛い・・・・


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