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幽霊屋   作者: ダストン
第十三章  神猿
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猿村  サルムラ

源氏香が終わって解散した後、僕と貴子さんは犬堂で服を着替えて迎えの車で宿へ戻った。気付けば夜中の23時・・・僕達は温泉に入り、貴子さんの部屋でお菓子を食べながら今日起きた出来事をまとめる事にした。


まず一番はあの猿だ・・・とはいえそれは明日にならなきゃ何も分からない。次に蘭奢待(らんじゃたい)・・・元々は覚ちゃんの家から代々伝わる家宝らしいけど、冷静に考えてみたら大事な家宝を祭りの優勝賞品にするってのはどうなんだろうか?


そこんところがイマイチ分からないなぁ・・・次は四獣村の決まりについてだ。動物によって区別しなきゃならないっていうこの決まりは、覚ちゃんの先祖が蘭奢待を守る為に作られた嘘である事だ。時代が変わってもその決まりは受け継がれている・・・今もだ。


そんな酷い話があるかって言いたいが・・・真実を村の人に言っても、恐らく信じないだろう。今更それが嘘だったって言ってもなぁ・・・・そして最後に慧子さんと覚ちゃんが猿村で決着をつける事になった。僕達は観客(ギャラリー)として招待されたけど、正直怖い。村に行くこと自体が・・・あの少女に会う事が・・・


「ハァ~~・・・しかしえれぇ事になぁたなぁ・・・明日が(おぞ)ぇわ」


「僕もです。もし慧子さんが負けたら、どうなるんだろうって心配になる・・・」


「優しぇな泉君は・・・せぇけどここまで来たら、あの()を信じぃしかなぇ!もし勝ぁたら蘭奢待ゲットよぉ!!!」


「貴子さん、心配してんのそっちですよね?」


話をまとめて・・・気付けば午前0時前、僕は貴子さんと別れて部屋に戻り、すぐに布団に潜った。明日どうなるか・・・慧子さん大丈夫かなぁ・・・・それだけで不安という心でいっぱいだった。





翌日の午前7時過ぎ・・・・・僕と貴子さんは朝食のバイキングでお腹を満たした後、村の人からお土産をたくさん貰って村を出ると、駐車場には既に猿村行きの(バン)が待ち構えていた。


「・・・・おはよう。二人共・・・ふわぁ~~・・・」


車に乗ると、一番後ろの席に慧子さんがマスクを被って座っていた。どうも寝不足なのか目にクマが出来てる。大丈夫かなぁ?それと気になる事がもう一つ・・・・万代さんが乗っていないという事だ。


その事を運転手さんに聞いてみると・・・別の人が迎えに行ってるらしい。それなら早く行こう!僕達は車に荷物を乗せて猿村へ向かった。






車を走らせ30分・・・雪は降っていなかったけど、山や森が雪化粧ゆきげしょうになって真っ白の景色が広がっている。道は既に除雪(じょせつ)されてスムーズに車が走る中、僕達はただ窓の外の光景を眺めているだけだった。慧子さんはグ~スカ寝てたけど・・・



走ってさらに10分後・・・・ようやく猿村の入口に到着した。ドアを開けると、犬村以上に冬の寒さが一気に押し寄せ、凍えるほど寒い!!


「うおぉ寒ぅ!寒い寒い寒い・・・!」


「くぅ~~~~~~っ!!寒ぅぅぅ!猿村ぁこげな寒ぇの!?」


「あぁ寒いわね・・・でぇ?覚ちゃんは?・・・・あれ?」


運転手は何も言わずどこか去って行った。ど、どうして・・・・まさかここからは僕達で探せって事じゃ・・・ってか荷物ぅ!?


「あぁ~あこりゃ終わるまで帰れないわね。さてどうしたものか・・・・・ん?」


すると、村の方から猿のお面を被った人がやってくる・・・もしかして昨日の助手さん?



「私は覚様の使い・・・田沢たざわと申します。慧子様、貴子様、泉様、ようこそ・・・猿村へ」



恐ろしさと不気味さがさらに体を凍らせる・・・どうやら迎えが来たようだ。

読んでいただきありがとうございました!


ここまでのまとめ回になっちった。


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