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幽霊屋   作者: ダストン
第十二章  作家の取材
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体験  タイケン

「ようこそ!恐怖扉森(きょうふとびらのもり)へ!!」


そこら中にハリボテのドアが大量に並んでる!!これが千鶴子さんが作った訓練所?一体何を訓練するんだ?



「この扉一つ一つにねぇ・・・・怖い物が詰まってんのよ。ここはあらゆる恐怖を克服する為に作られた訓練所。怖さを無くす為の場所よ!」



「はぁ?な、何言ってんのよ!そんなハリボテのどこに恐怖が詰まってるっていうのよ!?」


「開ければ・・・分かるわ」


開ければ分かる・・・ただのハリボテのドアにどんな恐怖が詰まっているのだろうか?恐怖を克服する為の場所・・・・怖さもあるが、少し好奇心が湧いて来てしまう。僕の悪い癖だ・・・





ギギギッ・・・・・ドンッ!!





「「!?」」


後ろの出入口がゆっくりと扉が閉まっていく!すぐに開けようと引っ張るがビクともしない・・・扉が閉まり、僕達は完全に閉じ込められた!!!



「さぁゲームスタート!!ルールは簡単!この大量の扉の中に一つだけ、ここから出られる扉があるの!今ぁ時間は11時半だから・・・17時までに見つけられたらあなたの勝ちよ!超えたら負け!分かった?」



「う、嘘でしょ!?こ、この中から・・・一つ・・・」


「泉君も参加していいわよ?それともお菓子食べながら観戦する?」


「あぁ・・・・・・えっと・・・・・やります!」


参加していいならやっとくべきだ。一人でこの量は大変だろうし・・・それに好奇心が湧いたからか、指を咥えて待ってられないし・・・やろう!


「ふ~~ん・・・じゃあ二人共!頑張ってねぇ~~・・・(ムシャムシャ)」


そう言ってお菓子を食べながらくつろぎ始めた。ならこっちはゲームスタートだ!








さて、どれから開けようか・・・・・・時間はたっぷりあるがドアが大量にある。何が待っているか分からない・・・


「フンッ!何が恐怖よバカバカしい!こんなハリボテを開けたら何が待って・・・え?」



愛華さんが適当にドアを開けたら、ピタリと動きが止まった。どうしたのかと見に行ったら・・・開けたドアの中に部屋があった。ハリボテのはずなのに・・・部屋がある!



「え・・・・・・・・・・・え・・・・・・・・な、何これ・・・・・」




ヴォーー・・・・




狭い部屋にミイラが一人・・・そのミイラがパキパキと音を鳴らしながら動き出した!マズイ!こっちに来る!!


ヴォー・・・!


「きゃああああああああああああ!!!」


僕はすぐにドアを閉めた!すると何も起きずにシーン~ッと静まり返る・・・・・(なん)だったんだ今の化物?まさか恐怖が詰まってるって・・・こういう事なのか?


「ハァ・・・あ、愛華さん大丈夫ですか?」


「ハァ・・・ハァ・・・な、な、な、何よあの化物!?あれは一体!?」



「言ったでしょ?恐怖が詰まってるって・・・これで分かってくれたかしら?さぁ時間が無いわよ?とっとと開けていかないと・・・(ポリポリ)」



確かにこれはヤバい・・・このドア全部に怖い光景が待っているなんて・・・とはいえ、止まっていても始まらない!僕は愛華さんが開けたドアの隣のドアを思いっ切り開けると・・・


「これだ!!」




ボッ!!!!




「え?うわあああああああっ!!あっつ!!熱い!!!アツイ!!!あつ!熱!!あつ!!あつあつあつ熱い!!!!!」



ドアを開けた瞬間、火炎放射器が僕に向けて放射され、体の全体に火が点いた!!熱い!!熱い!!!


「熱い!!熱い!!け、慧子さん助け・・・・・・・・・・・・あれ?」


気が付くと火が完全に消えていた。火傷したところもない・・・・でもあの感覚、めちゃくちゃ熱かった・・・どうなってるんだ?


「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!泉君良いリアクションだったわ!ヒャハッハッハッハ!!」


慧子さんが笑い転げてる。ふざけんな!って言いたい・・・っというか今の恐怖とか全然関係ない気がする・・・とにかくこんなのがずっと続くなんて・・・・マジか・・・帰りたくなって来た。

読んでいただきありがとうございました!


雨の日に晴れ・・・いいね


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