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幽霊屋   作者: ダストン
第十章  呪われた箱
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疾走  シッソウ

怖くなって逃げた私は、自分の部屋に引き籠った。内側に鍵をかけて布団を被り、ただビクビクと震えて・・・外に誰かいるような感じがして怖い・・・私どうしたらいいの・・・どうしたら・・・


「千恵!?どうしたの?具合悪いの?ここを開けなさい!」


「ほ、ほっといてよ!(なん)でもないから・・・」



ママが心配してる・・・まぁ無理もないか・・・どうしてこんな事に・・・まさか幽霊の仕業とか?いや。そんなの有り得ない!絶対そんなのいるわけない!お兄の言ってた事が全部ホントだったなんて・・・嘘だ!絶対そんなのいない!


私はそう否定した。それぐらいしか出来ない・・・・・少しでも恐怖を紛らわす事しか・・・








しばらく経って雨が降る中、マズイ事が起こった。トイレに行きたい!!でも(うち)のトイレは1階にしかないし・・・・それにお腹も空いて来た。もうこんな時に最悪だよ!!仕方ない・・・・私は部屋を出て、恐る恐る1階へ降りたら・・・あれ?妙に静か過ぎない?家に誰もいないの?


「ママ?・・・ママどこ?・・・あぁもうどこにいるのよ!?」


マジで誰もいない・・・・お兄は学校だし、パパは仕事に行ってる。じゃあママは買い物かどこか行ったのかな?とにかくいろいろ済ませよう。私はトイレに行った後、棚にあったお菓子を取って急いで自分の部屋に戻ろうとした時、ふと・・・・食卓テーブルの下に何かあった。



「(何これ?名刺・・・・・・・・幽霊屋?現所長ぉ月夜 慧子?・・・誰?)」



全く知らない名刺・・・霊や怪奇現象にお困りの方はこちらにお問い合わせくださいとも書いてある。何この胡散臭い名刺?宗教か何か?どうして(うち)にこんな物が?



妙に気になったその時、持ってたスマホから電話が来た。誰かと思ってみたら・・・豊ちゃんからだ!!


『うぅ・・・・・・千恵ちゃん・・・・・・・・・助けて』


「え?豊ちゃん?どうしたの豊ちゃん!?」


『うぅ・・・・助けて・・・・・千恵ちゃん助けて・・・家に来て・・・』


豊ちゃんが泣いて助けを求めてる・・・私はその声を聞いて、心の中で何かが湧いて来た。気持ちが高ぶって、心の中のエンジンが「走れ!」と叫ぶ・・・外に誰かいる気配はまだするけど、大事な親友の為ならどんなとこでも行ってやる!!



「待ってて!すぐ行くから!!行くぞぉ・・・よ~~~い・・・GO!!!」



私は覚悟を持って家を飛び出し、無我夢中に走った!!傘を持たず、雨すら気にせず、ただ友達の為に走った・・・待ってて豊ちゃん!!








途中何度も後ろから気配を感じたけど、もうそんなの気にしてたらどこへも行けない!ようやく豊ちゃんの家に着き、私はインターホンを連打しまくった。


『・・・・はい?』


「あっ!おばさん!!今すぐ開けて!開けてください!!豊ちゃんがピンチなんです!!早く!」


『ちょっ、ちょっと待ってや!』


豊ちゃんのお母さんが家のドアを開けた瞬間、私は()()()()()、2階にいる豊ちゃんの部屋に向かった。ごめんおばさん・・・でも今は靴を脱いでる暇はない!1秒でも早く豊ちゃんの所へ行かないと・・・



すぐに2階へと上がった私は、急いで部屋のドアを開けると・・・豊ちゃんが勉強机の下に隠れてブルブルと泣いて震えていた!


「豊ちゃん!豊ちゃん!大丈夫!?」


「うぅ・・・・・千恵ちゃん・・・・助けて・・・助けて・・・」


酷く怯えている。ガクガクと震えて勉強机から離れようとしない・・・・どうしてこんな事に・・・そんな中ふと、ある物が脳裏をよぎった。あの箱!!美津ちゃんが夢中に開けようとしているあの箱が原因ではないかと・・・そりゃあ幽霊なんて信じてない・・・信じてないけど他に考えられない!



私はスマホですぐに美津ちゃんに連絡しようとしたが・・・出なかった。どうして出ないの?まさかあの箱を開けようとしてるから、それに夢中になって・・・







『開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ開ケロ・・・・』







「ヒッ!」


後ろから何人もの声がする!もう怖い・・・こんなの信じられない・・・心の中のエンジンが徐々に冷めていく・・・こうなったら・・・


「と、豊ちゃん!すぐ戻ってくるから待ってて!いい?すぐ戻るから!」


「えぇ・・・ま、待ってよ千恵ちゃん!一人にしないで!」


私は1階を降りて、おばさんに豊ちゃんをお願いした後、すぐに美津ちゃんの家へ走った!




何度も後ろから声がする・・・なんとか振り切りながらも、ようやく美津ちゃんの家に着き、私は思い切ってインターホンを押した。すると・・・すぐにドアが開いて・・・


「あの!美津ちゃんは・・・・・・・え・・・・・・・み、美津ちゃん?」


最初は美津ちゃんのお母さんが出て来たんだと思った。だけど違った・・・・出て来たのは・・・・・()()だった。



『千恵チャンキタ・・・千恵チャンキタ・・・千恵ちゃんキタ・・・ドウシタノ?ドウシタノ?ドウシタノ?ドウシタノ?ドウシタノ?ドウシタノ?ドウシタノ?』




全身の肌が白くなって、両目がそれぞれ変な方向に向いてる・・・それはもう美津ちゃんですらない・・・化物だ・・・化物が出て来た・・・

読んでいただきありがとうございました!


コーラはゼロコーラが一番。味があっさりしててイイ!


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