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幽霊屋   作者: ダストン
第九章  実家の姉
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出雲  イズモ

8月中旬・・・いよいよ明日からお盆だ。と言ってもやる事はあまりない、あるとするなら墓参りぐらいか・・・五山(ござん)の送り火もあるが、(なま)で見に行くとなると人が多くてたまったモンじゃない・・・そういうのはテレビで十分だ。


まぁそんな事を考えて事務所にいるのだが、依頼も何も来なくて暇だ・・・慧子さんは明日実家に帰るからか、朝から京都の土産を買いに出かけてるし、しかもよりによってまたスマホを忘れてる・・・まぁすぐに帰って来るだろう。



だがそんな時、嫌な事に慧子さんのスマホから・・・・電話がかかって来た。




「(うわぁ~こんな時に誰から・・・・・・・え?姉さん?)」


スマホの画面を見ると「姉さん」と表示されている。そういえば慧子さんには貴子(たかこ)さんってお姉さんがいたな・・・無視すればいいかと思ったけど、どうも気になってしょうがない。何度も流れる着信音に耐え兼ねた僕は、とりあえず電話に出て、折り返し電話してもらおう・・・


『あっ!もしもし慧子?酒買って欲しいんけど・・・』


「あのもしもし!すいませんあの僕ぅ慧子さんの助手やってる者なんですけど、今ぁ慧子さんちょっと留守にしておりまして・・・」


『え?慧子の助手?・・・僕?・・・お、男!?ま、まさか慧子の彼氏!?』


「ち、違います!慧子さんは今ぁ出かけておりまして・・・・・!」




「・・・ただいま~!」




彼氏かと誤解される中、最悪のタイミングに慧子さんが帰って来た。


「いやぁ~最悪~スマホ忘れた・・・・・ちょっと!何人(なにひと)のスマホ使ってんのよ?返せ!・・・ハァ~・・・もしもし姉さん?」



スマホを返してから、嫌な怒号(どごう)が事務所内に響き渡ってる。どうして好奇心が無駄に働いてしまうのか・・・嫌な予感がして来た。


「はいはい!分かったわよ!はいはいじゃあね!・・・ハァ~~~~~~・・・・泉君、明日と明後日暇してる?」


「は、はい・・・」


「一緒に出雲(いずも)に来て。全く変な誤解受けちゃったわ・・・無視すればいいのに・・・いい?分かった?」


「はい、行きます・・・すいません・・・ホントにすいません」


僕は申し訳なく思い土下座して謝った。まさかこんな事になるとは・・・怖い人でなければいいんだけど・・・









翌日の朝6時・・・・支度を済ませた後、家を出て慧子さんと合流し京都駅へ向かった。お盆ラッシュのせいか、こんな時間でも人が行列を作ってる。(さいわ)い慧子さんが事前に新幹線の予約席を取ってくれた事が救いだった。



それから新幹線から特急電車やら・・・・3時間以上も続く長い道のりを乗り継ぎし、ようやく島根県、出雲市に到着した。出雲に来るのは初めてだ・・・のんびりとした田舎の風景が広がってる・・・僅かなそよ風でも気持ちよく感じられた。


「後もうちょっとよ・・・・でもその前にお腹空いたし、どっか食べに行かない?あぁついでに大社(たいしゃ)も行きましょ!」


「え?いいんですか?お姉さん待ってるんじゃ・・・?」


「ここ来るの初めてなんでしょ?だったら少しぐらい観光しても文句は言われないわ・・・ほら行くわよ!」



(なん)か慧子さんがウキウキしてる。僕達は昼食を食べた後、出雲大社(いずもたいしゃ)へ参拝しに向かった。大鳥居をくぐり、松の木が広々と並ぶ参道・・・これだけでも凄いな・・・


本殿に行って参拝した後、僕達は神樂殿かぐらでんと呼ばれる所へ行った。そこには旅行写真とかで有名な大きいしめ縄がある。近くで見るとこんなにデカいとは・・・・っというか、もうこれ完全に旅行になってるよ・・・


「ふ~~~~・・・どう?面白かった?」


「はい!もう旅行としては最高ですよ」


「それはよかった・・・じゃあ行きますか!ヘイタクシー!」


出雲大社を満喫した後、僕達はタクシーを拾って慧子さんの実家へ向かった。優しい人だったらいいんだけど・・・

読んでいただきありがとうございました!


方言って難しい・・・


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