表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幽霊屋   作者: ダストン
第六章  面屋の仕事
24/331

面屋  メンヤ

暑い日が毎日のように続き、いよいよ夏本番となった。もうすぐ夏休みだけど、どこかへ遊びに行く計画はしていない。多分ずっと仕事続きになるかな・・・・今日事務所は休みだし、そのまま家に帰ろうと道を歩いていたその時・・・



チリーン・・・チリーン・・・チリーン・・・・



どこからか鈴の音が聞こえる?しかも音がだんだんと僕に近づいて来るような・・・後ろか!?




チリーン・・・チリーン・・・チリーン・・・




振り返ると・・・お坊さんの服を着て、鈴を付けた杖を叩いて鳴らしながらゆっくりと歩いている!最初は修行僧(しゅぎょうそう)か寺のお坊さんかと思ったが、頭全体を覆い隠しているかさを被り、頭上にローソクが火を灯しているの見て・・・・ただの(そう)でないとすぐ分かった!


「(な、(なん)だコイツ!?・・・・あれ?)」


幽霊かと思ったけど、そのあまりに目立つ姿を撮影している人達を見て、恐らくこの人は幽霊じゃないな・・・とはいえかなり不気味だ・・・僕は僧を避けて後ろ姿を写真に収めた後、その場を後にした。


一体あの(そう)は何者なんだ?どこかの寺のお坊さんか?それとも何かのイベントなのか?今日は事務所休みだし・・・家に帰って調べてみよう。








翌日、あれからあの僧の事を調べたけど・・・どうしてなのか全く情報が出なかった。あんな目立ってるのに何者なのかすら分からないなんて・・・・妙に気になるな・・・事務所に行って慧子さんに聞いてみるか・・・





「あぁ・・・面屋めんやの事ね」






「面屋?」



「面屋は私達みたいな裏の仕事をしてる人達よ。しかし珍しいわねぇ?この時期に面屋が来るなんて・・・普通は真冬とかなんだけど・・・・」


「へぇ・・・面屋って(なん)の仕事ですか?お面を売るとか?」


「う~~ん口で説明するのもなぁ・・・あっそうだ!面屋に知り合いがいるんだけど、連絡してあげるから会って確かめに行けば?」


「えぇ!?そんな事が!?」


「結構面白いわよ~?いい社会勉強にもなるわ!どう?」


「えぇ~っと・・・まぁ気になるし・・・・はい!お願いします!」



まさかその面屋の職業体験が出来るとは・・・ちょっと好奇心と興味が湧いて来たしやってみるか!あまり大変な職業じゃないといいんだけど・・・







次の日、僕は夜の公園にあるベンチで待ち続けた。いわゆる待ち合わせだ・・・・面屋の青木(あおき)さんって人が来てくれるらしいけど、(なん)かドキドキして来た・・・



チリーン・・・チリーン・・・チリーン・・・




この鈴の音は・・・あのローソク・・・き、来た!!!





「こんばんは・・・君があの幽霊屋の、泉 幸多さん・・・ですかな?」





「は、はい!!」


「初めまして、私は面屋の青木あおき 雄造ゆうぞうと申します。そんな緊張しないでいいですよ?それともこの格好が怖いですかな?ハハハハ・・・まぁ無理もありませんがねぇ。でもこれが面屋の正装(せいそう)なんです。これが()()なんですよ・・・ハハハハ・・・」



気さくな人のようで安心したのか、緊張が一気に緩んだ。でもこうして改めて見ると、やっぱり不気味な格好だ。そもそもこんな服装で街中を歩くなんて・・・


「さて、早速仕事しに行きましょうか!お客さんが待ってますんでね・・・今日は私の助手として手伝ってください。あぁでも安心していいですよ?難しい事なんてありませんから!ハハハハ・・・では!お願いしますね?」


「あぁはい!よ、よろしくお願いします!」


僕はそう言って青木さんについて行った。何をやるんだろうか・・・今になって嫌な予感がして来た。

読んでいただきありがとうございました!


面屋編スタート!!


面白い!つまんない!と思ったら下の☆評価応援をお願いします。


☆1でも正直な感想でも大丈夫です。


ブックマークもいただけると幸いです。


何卒よろしくお願いいたします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ