賑やかな狩り。
いよいよ!
瞬にとって、狩りは緊張の場と化していた。
「のう、瞬、今日はこの辺で終わりにしないか?」
「そうよ、瞬、少し休みましょうよ」
「休むなら、馬車まで戻って休む」
「馬車に戻ったら、みんながいるではないか」
「みんながいたら不味いのか?」
「瞬の意地悪、わかってるくせに」
桜とランゼが毎日誘って来るのだ。
「桜とランゼ、どちらを抱くか、まだ決められないんだよ」
「そのことなら心配無用なのじゃ」
「そうよ、私とサクラさんは協定を結んだのよ」
「そうじゃ、瞬は2人とも抱けばいいのじゃ」
「僕のいた世界では、18歳になるまでそういうことは禁止なんだよ」
「瞬は誕生日を迎えて18歳になったというではないか?」
「げ、なんでそれを知ってるんだよ」
「菫から聞いたのじゃ」
「なんで菫はそんなことを言ったのだろう?」
「お祝いがしたいと言ってたのじゃ」
「お祝いされてないぞ」
「これからお祝いするのじゃ」
「どんなお祝いだよ」
「パーティーなのじゃ」
「どんなパーティーなんだよ」
「乱交パーティーなのじゃ」
「勘弁してくれよ」
「ねえ、瞬、いい加減に私達を抱きなさいよ」
「嬉しいけど、ちょっと刺激が強すぎる」
「お兄ちゃん!」
そこへ菫が現れた。
「なんで菫が森の中にいるんだよ、危ないじゃないか」
「大丈夫、レベルアップして肉体の硬質化が出来る様になったから。これでゾンビの牙を防げるの。ゾンビの牙は、私には刺さらない」
「スピードは?俺達のスピードについてこれないだろう?」
「大丈夫、高速移動も可能になったから。お兄ちゃん達に遅れはとらないわよ」
「菫も狩りに来たのか?」
「ええ、桜とランゼが積極的だから、気になって来たの」
「じゃあ、桜とランゼに、僕を誘惑しないように言ってくれ」
「それは出来ないわ、私達、昨夜話し合ったの」
「何を話し合ったんだよ?」
「お兄ちゃんを独りじめせずに、みんなのものにしようって」
「なんで勝手に決めてるんだよ」
「お兄ちゃん、止まって!」
全員が止まった。
「お兄ちゃん、もういくら拒んでもダメだよ。いずれ、お兄ちゃんは断り切れなくなる。もし、私達が死んだらどうする?“抱いてあげれば良かった”って思うでしょう?」
「……そうかもしれない」
「お兄ちゃんは、命のある内にみんなを抱かなければいけないのよ」
「みんなって……」
「後は順番だけ。さあ、誰から抱く?」
「……順番はそっちで決めてくれよ」
「観念したようね、桜、ランゼさん、順番を決めましょう」
「お兄ちゃん、決まったわよ」
瞬が振り向いた。
裸の菫が立っていた。
「お兄ちゃん、最初は私よ」
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