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ランゼ。

ランゼの魅力。

 狩りに、ランゼも参加するようになった。

 桜は、明らかに迷惑そうな顔をしていた。

 3人で獲物をゲットしていったら、ランゼが言った。

 

「どう?桜さん、もう2人っきりにはなれないわよ」


 その言葉に、桜が舌打ちした。


「森の中で2人きりになれない日が来るとは…。もっと早く一線を越えていたら良かったのじゃ、残念」

「でも、ランゼさん、本当に大丈夫なの?危ないよ」

「言ったでしょ、私はヘマはしない」

「ならいいけど」

「私は、ゾンビ化してる動物がスグにわかるの」

「へえ、それはスゴイ能力だ」

「それに、かすり傷なら瞬の血を飲んでるから大丈夫なんでしょう?心配いらないわ」

「狩りも上手いですね」

「そう?流石に森の奥で狩りをしたことは無いのだけれど」

「いや、上手いですよ。最初に猪を仕留めたじゃないですか」

「弓は得意なの。今まで、ゾンビばかり狙ってたけど、弓の腕が狩りにも活かされるのね。でも、こうやって私が森の奥で動けるのは瞬がいてくれて安心するからよ」

「私では安心できんのか?」


 桜が口を挟んだ。


「あなたは、何かあったら私を置いて逃げそうだから」

「そうか、一応仲閒なので守ってやろうと思ってたがやめじゃ」

「いいわよ、私は瞬に守ってもらうから」

「気に入らん、瞬、2人で狩りをするのじゃ」

「桜、ランゼさん、3人で仲良く行動しましょうよ。2人が対立したら、どっちについたらいいのかわからなくなって、僕が困る」

「桜が瞬から手を引いたら和解できると思うけど」

「後から来て何を言っておる、手を引くのはそちらだ。瞬と私は、2回も“もう少し”というところまでいったのじゃぞ」

「結局、未遂でしょう?自慢にならないわ」

「あの、ランゼさん」

「なんだ?」

「もし、僕がランゼさんとくっついたら妹の菫に怒られそうなんですけど」

「大丈夫だぞ、菫には瞬にアタックしていいか聞いた」

「菫は、ランゼが僕にアタックするのを許したのか?」

「ああ、好きにしろ、みたいな感じだった。止められるようなことはなかったぞ」

「ランゼは菫をよく知らんのじゃ、すぐにブツブツ文句をいうはずじゃ」

「そんなの関係無い、瞬は私がいただく。もう2人きりにはさせんぞ」

「でも、ランゼさんが来てくれて良かったよ、いつもより沢山猪がとれた」

「では、今日の狩りはこれで終わりじゃのう、瞬、ちょっと来るのじゃ」


 桜が獲物を持った瞬を抱えて走り出した。

 “あれ?僕、こんなに軽かったっけ?”と瞬は思った。

 桜の能力に改めて驚いた。

 しばらく走って、ようやく桜は立ち止まった。

 と、思ったら脱ぎ始めた。すぐに全裸になる。


「だから、なんで脱ぐんだよ」

「邪魔が入る前に一線を越えるのじゃ」

「いつも急過ぎて心の準備が出来ないよ」


 そこへ声がした。ランゼだった。


「私をまこうとしても無駄よ。追いかけっこには自信があるの」


 そう言いながら、ランゼも服を脱ぎ始めた。


「ラ、ランゼさん、何を?」


 すぐにランゼは全裸になった。


「さあ、瞬、どちらを選ぶ?」








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