どうしてバレた?
某国大統領目線で話します。
◇ ◆ ◇
よし、あの影武者に切り替えれた。高い金を払って中国マフィアに依頼した価値はあったな。
あとは、あの影武者が殺されるのを待つだけ。優秀な暗殺者が動いているらしいが、さすがに外してもいいっていう依頼を本気でやるはずもない。
そう、すべては、、、
「私の、私の手のひらの上なのだぁ!!!!」
ドバンッ!!!!
「な、ん、で、?私が、殺されていいはずがない。このムン・ザイチェが、野垂れ死になんてしていいはずがないのに。」
某国大統領 ムン・ザイチェは、この瞬間、息を引き取った。
◇ ◆ ◇
「依頼が、成功?殺したってことか。でも、どうやって、、、」
楓は頭が疑問符でいっぱいだ。明らかに外したのに、民間人のところに銃弾は間違いなく飛んでいったのに。
分からない。
なによりも信じられないのは、自分が、あの苦手なスナイパー銃で倒した、という事実(仮)
◇ ◆ ◇
本部。
「よくやってくれたね。本当に。感謝しよう。」
そうやって楓を出迎えるのは、リーダーと、某委員長。そして知事に総理。
仲良くやっていて卓球の大会も急遽チームを組んで日本と戦った仲。
そんな国のトップがなぜ大統領暗殺に加担しているのか。
さらにさらに、その委員長とウチの国のトップが、一緒に仕事をしている、というドッキリまであった。
本当にぶっ倒れそうなのはこれからなのだと、気を引き締める楓でした。