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短編

ネコ予報の一日 (短編14)

作者: keikato

 その日、オレは昼までぐっすり眠っていた。深夜まで応募用の童話を書いていたのだ。

 作品は、あとちょっとで完成というところ。締切日にはなんとかまにあいそうである。

――ツルインゲンの種を買ってたな……。

 眠気の抜けない頭で、午後は気晴らしに畑に出かけようと思った。

 気になるのは天気。夜半、小雨が闇をぬらすように落ちていたのだ。

 オレは布団から抜け出し、まずは一番に朝刊のお天気欄を開いた。

 本日の天気予報。

 午前は閉じた傘と雲の予報図柄が半分ずつで、午後は雲だけ。

 夕方からは……。

――うん、なんだこいつは?

 はじめて見るもので、なんだかネコの足跡みたいである。

 目を近づけて見た。

 やはりまちがいない。それはマンガでよく見かけるところの、あのネコの足跡だ。

「おい、変なのが載ってるぞ」

 居間でテレビを観ている妻に、オレはさっそくそいつを指さして教えた。

「ネコマークがどうしたの?」

 妻はそっけない返事をした。

「ネコマーク? じゃあオマエ、この予報を知ってたのか?」

「もちろんよ。だって、それってずっと前からあったじゃない」

「ずっと前からって、いつごろからだ?」

「忘れたわよ。まあ、それほど前ね」

 いまさらなによといった顔で、妻が軽蔑したようにオレの顔をのぞき見る。

 その視線を避けるように、オレはお天気欄に目をもどした。

「そうか……」

 天気予報なんて、ほとんど見ることがなかった。それでも、これまで気づかなかったとはな。

「で、ネコが降るのか?」

「一度だって、空からネコが降ったことがあって?」

 言われてみれば、まったくもってそのとおりだ。ネコが降ったなんて、見たことも聞いたこともない。

「いや、まあ、そうだな」

 オレはグッとツバを飲みこんだ。

 これ以上聞くと、さらに自分の無知をさらけ出すことになってしまう。その一方で、このマークがいかなるものなのか、どうしようもなく気になった。


 オレは娘の部屋に行った。

「なあメグミ。オマエ、これってなんだか知ってるか?」

 お天気欄を見せ、ネコマークってヤツを指さす。

「あら、めずらしい! ネコマークだわ」

 なんとメグミも知っていた。

 おそらくその意味も知っていることだろう。

「それで天気は?」

 オレはさりげなくたずねてみた。

「お父さん、知らなかったの?」

「ああ。ただネコは降らないんだろ?」

「あたりまえじゃない。だって傘マークの日に、傘なんか降ってこないでしょ」

 たしかにそうだ。

 開いた傘ならまだしも、閉じた傘が降ってきたらケガ人どころか死人が続出だ。

「けどな。こんなもん、これまでお天気欄に出たことがあるか?」

「あるわよ、めったに出ないけどね。でもね、雪ダルマだって、そんなに出ないでしょ。まあ、それとおなじなのよね」

「けどなあ」

「気にすることないって。予報なんだから、はずれることだってあるんだし」

 メグミがめんどうくさそうに口をとがらせる。

「で、天気は?」

「ネコに決まってるじゃない」

 あたりまえのこと聞かないでよ。メグミは、そんな表情をあからさまにしてみせた。

 ネコは降らないがネコだという。地震のように、それは目に見えないものなのだろうか?

「そうだな」

 オレはそれ以上は聞けなかった。

 恥をさらし、中学生の娘にまで軽蔑されるわけにはいかない。わかったふりをして、いそいそとメグミの部屋を出た。

 妻も娘も、ネコの予報に少しもおどろくようすがなかった。おそらくたいしたことではないのだろう。

 だが……。

 オレの頭の中は、ネコマークとやらへのモヤモヤでいっぱいだった。


 昼食後。

 ツルインゲンの種を持って畑へと出かけた。

 空はまさに花曇り。畑の作業にはもってこいの日和だった。

 畑は友人に借りている家庭菜園ともいえるべきもので、広さはおよそ百坪ほど。ただし家からは、車で三十分以上かかる山あいにあった。

 畑に着いて三時間。

 土を耕し、肥料をほどこし、ツルインゲンを植えるうねをこしらえた。それがすむと、ツルインゲンの種を一粒ずつ埋めていった。

 気持ちのいい汗をかく。

 そしてそのころには、オレはネコマークのことなどすっかり忘れていた。


 日暮れは曇り空のせいではやかった。またたく間に黄昏があたりをつつみこむ。

 そして、それは――。

 ツルインゲンの種に最後の土をかぶせ終えたときだった。

 チーン、チーン、デン、デン……。

 聞きなれない音を耳にした。

 その音は、ゆっくりとだが確実に近づいてくる。

 チーン、チーン、デン、デン……。

 オレは気になって、わずかに明るさの残る道路をのぞき見た。

 チーン、チーン、デン、デン……。

 白いモノ、ほのかに白いモノが近づいてくる。

 こちらに向かってやってくる。

 鐘を打ち鳴らし、太鼓をたたきながらやってくる。

 チーン、チーン、デン、デン……。

 白いモノはすぐそばまでやってきた。そして、オレのいる畑の前にさしかかった。

 薄い闇に浮かぶほの白いモノ。

――ネコ、ネコじゃないか!

 それはネコたちだった。白装束に身をつつんだ十匹ほどのネコの行列である。

 チーン、チーン、参りましょう、参りましょう。

 デン、デン、死んだネコの国に参りましょう。

 チーン、チーン、デン、デン……。

 一緒に行くなら参りましょう。

 白装束のネコたちは鐘を打ち鳴らし、太鼓をたたきうたっている。

――ああ、これがネコマーク……。

 そんなことをぼんやり考えながら、オレは奇妙なネコの行列をじっと見ていた。

 そんなオレのことに気がついたのか、ネコの行列がすぐ目の前で立ち止まった。それからそろって、こちらに向きなおった。

 参りましょう。

 死んだネコの国に参りましょう。

 チーン、チーン、デン、デン……。

 一緒に行くなら参りましょう。

 ネコたちがうたいかけてくる。

――死んだネコの国だって?

 とんでもない、そんな所に行ってたまるもんか。

 オレは首をブルッブルッと横に振ってみせた。

 それを見ると何事もなかったように、ネコたちはふたたび前を向き行進を始めた。

 チーン、チーン、参りましょう、参りましょう。

 デン、デン、死んだネコの国に参りましょう。

 チーン、チーン、デン、デン……。

 一緒に行くなら参りましょう。

 白い行列が遠ざかる。

 ネコたちの白い行列は夕闇に吸いこまれるように消えた。

 鐘と太鼓の音も聞こえなくなった。


 我が家に向かって、車は民家のない山あいを走っていた。ヘッドライトの明かりが闇でぬれた路面を浮かび上がらせている。

 運転しながら、オレは応募用の童話のことを考えていた。さっき出会ったネコのことを題材にして、いちから作品を書きなおすのだ。

――タイトルは「ネコ予報の一日」だ。うん、なかなかいいじゃないか。

 こいつは素晴らしい物語になるかも? いま書きかけの作品に比べたら、はるかにおもしろいものになりそうだ。

――まずはプロローグだが……。

 もっとも苦労する書き出しを考えた。

 これさえうまく乗りきれば、あとのストーリーは案外スムーズに流れてゆくものだ。

――そうだ! 目がさめたらツルインゲンの種を持って畑に出かけることに。いいぞ、いいぞ。そこから書き出すことにしよう。

 そこで、気になるのが天気だ。

 一番に朝刊のお天気欄を開く。ところが、そのお天気欄にはネコの足跡のマークがあって……。

――こいつはいい伏線になるな。

 ふと、背後が気になった。

 後部座席が妙にほの明るい気がする。

 テレビの怪談物ドラマじゃこんなとき、主人公が必ずルームミラーに目をやる。そして約束どおりそこには、お決まりの幽霊が映っているとしたものだ。

――まさかそんなことも……。

 ここでミラーに目を向けなければ、なにごとも起きることはない。なのにドラマでは、見てしまうから恐ろしい事件が始まるのだ。

――そうだ。これはドラマなんかじゃない。オレは前だけを向いて運転すればいいんだ。

 自分にそう言い聞かせるも、すぐさま別なことが思い浮かぶ。

――いや、まてよ。

 いまイメージしている物語を……。そう、もっとおもしろいものにするには、なにかしら事件は起きた方がいい。ただそれには、ミラーをのぞかなければならないのだが……。

 オレはそこで意を決して、おそるおそるルームミラーに目をやった。

「ぎゃ!」

 ネコが映っていた。

 着物姿のネコが一匹、後部座席の中央にちょこんと座っている。

 さらに、

「すみません、勝手に乗りこみまして」

 そのネコがしゃべった。

 まともなネコはしゃべらないとしたものだ。

 こいつは化けネコだ。

「いえ、そんな」

 恐怖のせいであろう、つい化けネコに気をつかってしまう。

「どうぞ、このまま走ってくださいな」

「ところでどちらまで? よろしければ近くまで送っていきますが」

「いえ、いえ、とんでもありません。てきとうに降りますので」

「じゃあ、てきとうに」

 それからは……。

 化けネコと話すことはなかった。

 ルームミラーも後部座席も見なかった。いや、見ることができなかった。ハンドルにしがみついて、ひたすら前だけを見て運転を続けた。

 町並みに入る。

 家も車も増え、道路もしだいに明るくなった。

――てきとうに降りるって、言ってたな。

 オレはチラッとミラーを盗み見た。

 化けネコはいなかった。いつどこで降りたのか、化けネコはいつのまにか消えていた。

 体じゅうの力がスウーと一気に抜けてゆく。

――そうだ! 化けネコのおかげで物語の先ができたじゃないか。

 化けネコが車に乗りこんだこともストーリーに入れることにした。

 それに、しゃべったこともだ。

――こんなおもしろい話、めったにできるもんじゃないぞ。

 さっきまでの恐怖はいつしか消え、オレは創作のことで頭の中がいっぱいになっていた。


 我が家に着くと、オレはすぐさまメグミの部屋に直行した。

「あのなあ、メグミ。お父さん、畑ですごいもん見たんだぞ。それに帰りの車の中でもな」

「すごいもんって?」

 メグミが雑誌から顔をあげる。

「ほら、あのお天気マークだよ。たぶん、あのネコマークのせいだと思うんだが」

「なあーんだ、そんなことなの」

「そんなことって言うけどな。お父さん、白装束のネコの行列を見たんだぞ」

「それって、鐘や太鼓を鳴らすんでしょ」

「なんだ、オマエも見たのか?」

「うん、街に行く途中でね」

「そうだったのか……」

 オレはがっかりした。

 みんなが見たとなると、めずらしいことでも不思議なことでもない。自分の作ろうとしている作品が色あせたもののように思えてくる。

「わたし、スーパーでレジしてるネコも見たわ。それにヘルメットかぶって、電柱に登ってるネコもよ。何匹も登って電気工事してたんだから」

「なっ、なんだと!」

「それだけじゃないわ。夕方、いろんなネコ、いっぱい見たもん」

 メグミが平然とした顔で話す。

「街なかじゃ、そんなにいっぱい出てたのか? それでオマエ、そんなの見て平気だったのか?」

「べつに。だって予報どおりなんだもの」

「予報どおりって? 天気じゃあるまいし、ネコ、それも奇妙なネコなんだぞ」

「いいじゃない、そんなの。それに、どんなネコだって」

「そりゃあ変だぞ。だいいち、そんなネコが出るなんて変に決まってるじゃないか」

「予報どおりに出て、なんで変なの? ちっとも変じゃないわよ」

「メグミ! オマエ、本気なのか?」

「あたりまえじゃない。それより、お父さんこそ変だわ。予報が当たったからって、そんなこといちいち気にするなんて」

「そうか……」

 オレは反論する気力が失せてしまった。


 重い足どりで居間にもどり、オレはソファーに身をぐったりと沈めた。

「どうしたの? なんだか顔色が悪いみたいよ」

 青ざめているであろうオレの顔を、妻がとなりからのぞき見てくる。

「畑でな、まったく奇妙なネコを……。メグミも、そいつを街で見たそうなんだが」

「でもお父さん、知ってたじゃない。予報にネコマークが出てたの」

 妻がお天気欄ことを口にする。

 オレがどうしてショックを受けているのか、妻はわかっていない。化けネコを見たのはもちろんだが、メグミが奇妙なネコを見て正気でいられること、その方が問題なのだ。

 念のために妻にも問うてみた。

「オマエも見たのか?」

「もちろんよ、メグミと一緒に買い物に行ったんだもの。とにかく街じゅう、いろんなネコがたくさんいたわ」

「それで平気だったのか?」

「だって、ちょうどネコマークの時間帯だったんだもの」

「そうか、ネコマークの時間帯か……」

 前よりいっそう深く、オレはソファーに身を沈めたのだった。

「まあ、夕立のようなものね。それより、はやく食べたら? わたしとメグミ、外で食べて帰ったの」

妻はそっけなく言って立ち上がり、それからキッチンに向かった。

――えっ?

 妻がネコに……。

――バカな!

 強く頭をふると、妻のうしろ姿はいつもの見なれたものだった。


 今、湯船につかっている。

 化けネコのショックからは、いくぶん立ち直りつつあった。それと同時に、創作の意欲も頭をもたげ始めていた。

 おそらくオレのほかにも、おどろいた者が少なからずいるはずだ。とくに小さな子供は泣くほどおどろいたにちがいない。

 それにだ。

 ネコマークを知らない者のためにも、この物語を作ればいい。雪を見たことのない南国の者に、雪ダルマの話を聞かせるようなものだ。

――そうだ! メグミたちが見たネコもなかなかおもしろそうだな。

 物語のイメージが頭の中でふくらんでゆく。

 新しいストーリーはほとんどできあがりつつあった。

 あとは結末だけである。

 物語の閉じ方を考えながら風呂を出た。

「お父さん、おやすみなさい」

 メグミが目の前を通り過ぎる。

「おやすみ……うん?」

 おもわずメグミのうしろ姿に見入った。

 パジャマは着ているが……それはネコ、まさしくネコだった。ズボンからはみ出した長いシッポが背中に向かってピンと立っている。

 二度、三度と頭を強く振ると、メグミからネコのシッポが消えていた。

――さっきは妻も。いや、とにかく今日はいろいろあって、頭がゴチャゴチャだからな。

 思いなおして自分の部屋に入り、童話を書こうとパソコンの前に座った。

――たしかプロローグは……。

 頭の中から、物語のイメージをゆっくりと引き出してゆく。

――そう、ツルインゲンだったな。

 目がさめたらツルインゲンの種を持って、畑に出かけることにするんだった。それからは化けネコを題材にして、今日あったことを脚色していけばいい。

 おもしろい物語になりそうな予感がした。

 あわよくば入選だってねらえる。

――問題は物語の閉じ方だな。まあ書いてれば、そのうちいい結末が浮かぶかも。

 まずは出だしを書き始めた。

《その日、昼までぐっすり眠っていた。徹夜で応募用の童話を書いていたのだ》

 順調なすべり出しだ。プロローグは、またたくまに書き上げてしまった。

《ネコは降らないがネコだという。地震のように、それは目に見えないものなのだろうか?》

 それからも順調そのものだった。

 物語がどんどん先に進む。なにしろ今日あったことを、そのまま書いていけばいいのだ。

《ツルインゲンの種を持って畑へと向かった。空はまさに花曇り。畑の作業にはもってこいの日和だ》

――ふむ、なかなかいいぞ。このペースなら一晩でしあがるな。

 ひさびさに快調だった。

《土を耕し、肥料をほどこし、ツルインゲンを植えるうねをこしらえた。それがすむと》

 主人公のオレが物語の中で勝手に動く。

 なんとも楽なものだ。

《それはツルインゲンの種に、最後の土を》

――しまった! 水をやり忘れてたな。

 物語とは別のことが頭に浮かぶ。

――ダメだ、集中しなきゃあ。

 物語の中にもどろうとした。しかし、そこからストーリーがまったく先に進まない。主人公のオレが、ピクリとも動かなくなってしまった。

 寝不足のせいか微熱も出てきたようだ。

 体じゅうにだるさを感じる。

 とくに手が、キーボードのキーを打つ指先に力が入らない。

――くそー。

 さっきからタイプミスばかりしていた。なぜか、となりのキーを同時に押してしまうのだ。

 それからも同じようなミスを続けた。いくつかのキーを一緒に押して、となりの文字を変換してしまっている。

――うん?

 ふとキーボードに目を落とし、目の前にある手をまじまじと見つめた。

 それは毛むくじゃらで、指が指と呼べないほどに短い。

――熱のせいだな。こいつは寝た方がよさそうだ。

 短い指で、かろうじてパソコンの電源を落した。それから倒れこむようにベッドに寝転んだ。

 チーン、チーン、デン、デン……。

 耳の奥で音がする。

 鐘の音が、太鼓の音が、ゆっくりとだが確実に近づいてくる。

 チーン、チーン、デン、デン……。

 白いモノが、ほのかに白いモノが、鐘を打ち鳴らし、太鼓をたたきながらやってくる。

 チーン、チーン、デン、デン……。

 薄い闇にほの白い姿が浮かび上がる。

 チーン、チーン、参りましょう、参りましょう。

 デン、デン、死んだネコの国に参りましょう。

 チーン、チーン、デン、デン……。

 一緒に行くなら参りましょう。

 白装束のネコたちは鐘を打ち鳴らし、太鼓をたたきうたっている。

――ああ、これがネコマーク……。

 ぼんやり考えながら……オレはそんなことを考えながら深い眠りに落ちていった。


 その日、オレは昼までぐっすり眠っていた。深夜まで応募用の童話を書いていたのだ。

 作品は、あとちょっとで完成というところ。締切日にはなんとかまにあいそうである。

――ツルインゲンの種を買ってたな……。

 眠気の抜けない頭で、午後は気晴らしに畑に出かけようと思った。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 途中まで、いつものようにホームドラマかと思って、本当に”猫マーク”があるのかと思って、朝子も知らないぞ~と、思いました。(笑) 読み進めていくうちに、あぁ夢?夢の話なのかな?と思いつつ、…
[一言] 確かに黒沢明の『夢』のワンシーンを彷彿させますね あちらは狐の嫁入りでしたが 眠ってる夢の中の話みたいな感じを受けました 宮沢賢治やジブリ風でもあります とても不思議なお話ですね (・∀・…
[良い点] 奇妙な味わいの作品で面白かったです。 ただ、ラストの繰り返しをどう解釈してよいのかわからず私には難しかったかも? 奇妙な余韻を楽しめば良いのでしょうか?
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