25話
「はぁ...はぁ...はあぁぁぁ!!!っくっそおぉぉぉぉお!!」
白い地面に横たわる和樹は何もない白い空を見て力の限りほえた。
「二十六だな」
白はどうもっているのかはわからないがストップウォッチをもってきて数字を言った。
「二十六分もったか?」
和樹は上半身を起こして白を見ると、白は首を横に振り返りストップウォッチに表示された数字を見せた。
「二十六秒だ馬鹿者!!」
「あんなけキツかったのにたったの二十六秒かよやってらんねぇ!!」
和樹は再び地面に大の字になって寝そべり真っ白な空を見上げた。
「こんな程度ではアルフォードには一生勝てんぞ!!」
「そんなことくらい分かっているよ...」
和樹は白との稽古が始ってから一週間がたったが押し寄せてくる各組のリーダー達に手足もでず毎日ボロボロに敗北していた。
「そもそも各リーダーが共闘して俺を倒しに来るのか?」
和樹は上半身を起こして白に問いかけるが白は。
「備えあれば患いなし」
っと真顔で返答するだけだった。
「しかし一週間たっても一分もたないのは少しまずいな...」
白は少し考え、このまま各リーダーと実戦練習を続けても和樹はあまり成長しないのではないか?と思い稽古の方針を少し帰る事にした。
「和樹!!次の稽古はリーダー達でわなく、魔物の群れだけとする!!、では稽古を始めるぞ!!」
「はい、はい、」
和樹は起き上がり霊力を高めて、黒い髪は白く変わり赤い瞳は蒼く燃え上がった。
白の呪術により白い空間に千を越えるほどの魔物達のが現れ、和樹を取り囲み何か合図を待つように今か今かと唸り声を上げてジワジワ詰め寄ってくる。
「さて...どうやって倒すかな?」
和樹が霊力で二本の刀を作ったとたんに犬型の魔物が先頭切って突っ込んで来た。
和樹はまず背後に迫って来た、二匹の魔物を背を向けたまま首を狩り、次に正面に迫って来た四匹を霊術で作った氷の柱で串刺しにすると、上空から三メートルは優に越える鬼が降ってきてとっさに身を引いた和樹の数センチ出前に金棒が振り下ろされ、地面に十メートルほどのクレーターができる。
「力だけなら楽勝なんだがねぇ...」
和樹は鬼に剣を振るうがたぷたぷの脂肪は、まるで鋼鉄の様な強度を持ち、切り傷一つついていない。
和樹は大振りで金棒を振り回す鬼を掻い潜り背後に回ると鬼の背中に右手の手のひらを当てて霊力を流し込む。
「剣で駄目なら凍らせるまでだ!!」
和樹が触れた箇所から氷が広がりあっという間に鬼を氷の像へと変わり、和樹はそれを剣で粉砕すると周りに氷の粒子が漂い幻想的な空間が出来るが魔物達はそんなこと関係無いと次々に和樹に襲いかかり和樹は剣で切れる物は首を飛ばし、切れない物は凍りつけにして砕いて、処理したが、魔物達の数は減るどころかどんどん増えて行き、やがて上空からは体長十メートルはある大型の鳥が雷のブレスを吐き散らし、地上は燃える大型犬が見事な連携で和樹の死角から襲いかかり、地下からは人を飲み込む大きさのワームが不規則に出現する地獄と化していた。
「(白はなに考えて要るんだ?!、死ぬ!!絶対死ぬ!!)
和樹はこの地獄をもはや攻略する事をあきらめてただ全力で生き残る事を優先させて逃げ延びていた。
・・・・
「おっはようカズ~キ~ィ♪」
今日も訳がわからないテンションで山田が教室の引き戸を開けて席でうとうとしている和樹に近づき鞄の中からハリセンを取り出して和樹の頭に叩きつけた。
「いってぇ~ぇなあぁぁ!!」




