表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約8年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

男は偉大な魔女と旅をする

作者:字
 世界に生れ落ちて20余年。世に疎まれる危険な魔物を肉体に封じ込まれるだけが使命であった、とある男。
 とある騒動から逃げ延びた男は、その先で美しい魔女と出会う。

 「生きるとは素晴らしいものなのでしょうか?私は、生きることの一切を知らないのです。永くを生きたあならならば分かることでしょう?」

 男は魔女に問いかけた。なぜなら彼は、生れ落ちて20余年、自我は心の内に封じられていたのだから。

 「私は解を持ち合わせてはいません。生きることが美しいかどうか……それは、己が死ぬ間際に、初めて解が得られるものではないのでしょうか」

 魔女は答えることができなかった。不老不死の彼女は解を得る式は知っていても、解を得ることは永久にないのだから。

 「私はその解を知りたい。この身に宿す友を、解放してあげたいのです」

 「ならば、共に旅をしましょう。観て、聴いて、知って……その真っ新な心に、赤や青や黒を塗り付ければよろしいでしょう。あなたがそうして生きて、死んでしまう一時前に、その問いの答えは現れるのでしょうね」

 そして、魔女と男は共に旅をする。

 
男は歩く
2017/07/02 04:31
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ