表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
めぐる世界の幸せを  作者: 麻埜ぼったー
19/21

19



風に校門前の桜が揺れている。馬鹿みたいに明るいざわめきが場を占めているのを遠くで聞いている。


ああ、今日は中学の入学式の翌日だ。



放課後俺は尋人を屋上に呼び出すんだ。

殴られると思って警戒している様子の尋人に思わず頬が緩む。



ああ……ああ、この言葉を言うのにどれほどの時間がかかったか……なぁ尋人。いいかげん待ちくたびれちまっただろ?


火照る頬に春の冷たい風が当たるのが気持ちいい。

深呼吸して真っ直ぐ尋人の目を見る。




尋人――



「――お前のことが好きだ。付き合ってくれ」




今なら俺はお前に許してもらえるか?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ