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高校生って疲れるんですね。ところで脳内がうるさいんですけど

 はぁ……疲れた……


 俺は黒崎 廉(くろさき れん)。永遠の15歳!……と言いたいところだが……なんで言いたいのかは知らない。適当だ。


 最近高校生になりました。現在6月。俺の誕生日は5月28日でもう誕生日を迎えて16歳になった。


 それにしても高校生って疲れるんだな。勉強や登校、部活……入ってなかったわ。


 まあそんなこんなで2か月弱高校生をしているが、何故か周りはカップルだらけ。不思議でならない。


 俺にも春よ来い!と願ってみるが全くと言っていいほど人は来ない。男友達なら二人できた。二人だ。


 なんか文句あるか?友達なんて一人いれば十分すぎるくらいなところに二人もできたんだぜ?褒めてもいいんだぜ?あ、ごめんなさい褒めてくださいお願いします。


 と、まあこんな感じで頭の中がうるさすぎる現役高校1年生ですはい。


 帰宅部なため即刻帰宅。


 現在自分の部屋でございます。はい。


「おーい馬鹿廉。手は洗ったんだよね!」


「洗ったよ!てか俺が汚いの苦手なの知ってるだろ!」


「なら問題無し!」


 扉の向こうからした声は義妹の 茉里(まり)。誕生日は6月6日。ちなみに今日は6月4日で明後日16歳の誕生日を迎える。誕生日プレゼントなに渡そうかな。


 ちなみに顔は整っているというかなんというか滅茶苦茶可愛い。噂で中学の頃は上位カーストがどうとか言って告白してこようかなとか言って玉砕されてたとか。そんな話を沢山聞いた。


 ちなみに俺は家で告白するかとかまで考えるくらいにはその時馬鹿だった。


 といったような感じで俺は茉里に好意を抱いているが高校生になってやっと気が付いた。あくまで茉里は兄として慕ってくれているだけで恋愛対象として見られてない。まあ日常会話で馬鹿と名前に着くぐらいだから慕ってくれているか微妙だが。兄と呼ばれたこともないし。


 茉里との出会いは母が再婚をした12歳の頃だった。義父は優しい人で俺も可愛がってくれた。ちなみに今は母と二人で買い物に出かけている。もうそろそろしたら帰ってくるだろう。


 さて、本題に戻ろう。俺は茉里に慕われているが……慕われているか不安だが今は慕われていることにしよう。とりあえず、あくまで兄妹としてだ。



 俺は恋愛的に茉里が好きだ。うん。そうだよな。可愛い見た目でラノベとかでありそうな義妹だよ?リアルであったらそりゃあもう好きになるのは仕方ないよね。うん。だよね?


 うん。気持ち悪い。俺は性格は最低、さらに成績は下の下……まだテストは無いけど多分ね。


 で、対する茉里は性格はちょっとツンデレ気質はあるかもだが基本的に優しく……まあ一応義兄だからっていうのもあるかもだけどさ。で、茉里は成績優秀。中学の時の話だが


 それにしても本当に兄妹だったら良く話せたんだろうか。今はお互いが潔癖症みたいなところがあり手を洗ったか確認する程度……どんな程度だよ。


 いや、まあそんな感じだ。


 いや、あのね俺結構思考回路うるさいんだよね。良く思うのが主人公たちって心の声が多いのかなって思うから俺は実質主人公なのでは?みたいなね。


 うん。まあ自分は顔も整ってない。さらに性格も悪い。そして成績も悪い。これはきついな。大体主人公って補正付くもんじゃないのか?みたいに考えてるとわかるよ。主人公ではない。作品に出てこないだろう。精々モブかそんなところだろう。


 辞めてえええ。ちゅらい。


 いや、きっもッ!とまあ、思考回路がうるさいですよ~


 アヒャヒャアヒャ。あ、これは脳内の笑い声です。はい。

















 落ち着こう。落ち着こう。持ちつこう。餅突こう。ぺったんぺったん。もうダメだああああ。


 もう顔に笑みが出てきているんじゃあ。口調も崩壊してきたんだぜ。


 どうしたんだろうか俺。まあ元からこんなんだけど。


 あ、あくまで思考回路だけだからね。表にだしてこんな会話(一人二役になりそうだ)をしていたら病院に行かされるだろう。多分。適当だ。うん。




 疲れ申した。寝かせてくれ。










 ――――――――


「起きて」


 ん?茉里の声がする。きっとこれは夢だぁあ。いい夢だなぁ。自然と口が緩むよこんなの。自分の部屋で俺は寝ていてそれを起こしに来てくれるなんて~ふふふ



「何この寝顔……気持ち悪い。いや、可愛くもあるか……やっぱり馬鹿廉は私が面倒を見なきゃ……」


 え、可愛い~?嬉しいな~ん?気持ち悪い?聞こえないな~


 で、何?面倒見てくれるの~ありがとー


 顔の筋肉が緩んている気がしゅる。あー思考回路の滑舌が終わって来た。いや、思考回路に舌あるのか。面白いな~。いやどうした俺。脳溶けてないか?


「起きてそろそろ。ご飯できたよ!」


「ハッ!今何時だ!私は汝だ!いや、何言ってんだよ!」


 意識が覚醒して最初に言った冗談。意味不明だった。


「今8時」


 呆れた表情になりながら教えてくれる茉里。


「ありがとね」


 少し笑いながら言った。せめてちょっと喜んでほしいかな。いや、気持ち悪い顔面の笑顔は危険か……?自分で考えていて悲しくなってくるな。


「っ! 馬鹿廉の為じゃないよ!お父さんとお母さんが帰ってきてご飯できたって言っても来ないから頼まれただけ!」


 なんかツンデレっぽいセリフ喋ってる。いいね。てか、呼ばれてたんだな。すんませーん。顔が赤らめているのは絶対気のせい。うん。だよね?もし本当に赤らめていたらうれしいよ。


「とりあえず食べに行きましょう。はい」


 ちょっと流す感じで言う。うん





 そのあとご飯を美味しく頂いて就寝しました。





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