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彼女寝取られたので、見返そうと思います。  作者: エリマキトカゲ
第2章
18/24

生徒会編2 みんなを信じている

これから少しの間夜10時に定時投稿されます

放課後俺たちはコンピューター室に集まっていた。


「なんだか、あんた スッキリした顔してるわね」

「あぁ、目的というか迷いがないとこうまでやる事が明確に分かるんだなって思ってさ」

「そのやる事っていうのは、生徒会に殴り込みでいいんだな?」と九鬼先輩

「はい!」

「んじゃ、ダラダラもしてられないしよ。行くか」ヒラキもpcをさわりながら覚悟を決めている様子だった。


「みんな俺のせいで取り返しのつかないことになるかもしれない…でも、いいか?」


「あんたについて行くその瞬間から私達は取り替えつかないことなってるわよ」

「「間違いない」」と男子勢も答える。


「ふふっ、ありがとう。みんな」


「じゃあ、いこう!」


「「「おう」」」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


西館一階

ここから4階上まで上がると生徒会室がある。


「それじゃ行くか」

俺たちが踏み出そうとしたそのとき、横から声がかかる。

「おい、お前たち。」

「あんた!あいつが生徒会長よ!」

弥生がすかさず俺に教える。

「おい!生徒会長!俺と勝負しろ!!」

「何を賭けるかはもうお互い承知済みか。ならば勝負の内容は“私に会えたら”お前らの勝ちでいいか?」

「なめてんのか?」と九鬼先輩

「いいよ。それで。」

「なら決まりだ。では私はこの西館の何処かにいるのでな。探しまわれ。」

そういって生徒会長とその後ろに控える生徒会執行部のメンバーが二階へと上がっていった。


「おいすぐ行くぞ!」

九鬼先輩が階段を上がろうとしたとき横から制止する声が聞こえた。

俺たちがその方へ向くと

「「「「久里山先輩!!」」」

「皆さん!これは生徒会の罠です!生徒会長はロックされた部屋にいます!パスワードを四桁入れないと開かないんです!」

「じゃあ、どうすればいいのよ!」

「私が聞いた話によると生徒会執行部それぞれの携帯番号の最後の数字が入るらしいです!」

「それは有力な情報だ。そして最悪なことにあの生徒会メンバー全員と少なくとも当たらなきゃいけないということだ。」とヒラキ

「こちらがそれで一人でも失えばもう私達の負け。こんな卑怯な勝負あるの!?」

「いいんだ。勝負を受けたのは俺だからな。」

「何か手はあるのか?」と九鬼先輩


俺は周りを見渡し告げる。


「みんながどうかしてくれる気がするので、何も考えていません。」


溢れるようにみんながジワジワと笑い出した。

「それもいいかもな、バーカ」

「あんた本当馬鹿」

「それも大河原らしい!!」

「かっこいいです〜」

「じゃあ、行こう。」

そして、俺たちは笑いながら、階段を上がる。

すると突然階段の踊り場にある非常扉が閉まった。

「くそっ、もう生徒会か。」

階段上のスピーカーから、こちらに向けて何やら幼い声のアナウンスが流れ出した。


{あーあー、こんちにわ!みなさん、僕は会計の張本 陽河と申します!この西館のセキュリティ ネットは僕が把握してます!君たちがどこにいるかなんてお見通し。妨害も簡単さ!}


「おい、みのる!コイツは俺に任せろ。すぐこの扉も開けさす。俺がハッキングすればあいつもこっちに専念して妨害できないはずだ!」

「分かった!」

ヒラキはそう言いながら、壁についている機械に自分のノートパソコンを繋げて何かをしていた。

「みのる!私は裏の通り道通って行けないか見てくるわ!ここが開いたら先に進んで!」

「了解!」


{むむ!そうはさせないよ〜}

幼い声のアナウンスはそう告げたが、何も起こらない。

{…さては、羅生ヒラキ お前何かしたな?}

「脆弱なシステムだ。潰すのに30分もいらないな」

そして、俺たちの目の前の非常扉が開く

「先いけ!みのる達!こいつは俺がやる!」

「ありがとう!!」

俺と九鬼先輩とかれんさんは階段を駆け上がっていった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ハァ…ハァ…」

その頃、新田弥生は西館の裏から周っていた。

突然、弥生に向かって野球ボールが飛んでくる。

弥生は驚異的な反射神経でそれを受け止めた。


「本当に生徒会長の言った通りだ!!」

弥生は足を止めて、向こうに立つ野球ユニフォーム姿の女子生徒の方を見る。

「こんにちわ!!私は副生徒会長の七夕 飛鳥です!!ばっちこーい!」

「私の敵は、あんたね。」

そう言って受け止めたボールを投げ返す。


ただ、生徒会のという雰囲気のしない彼女に弥生は若干の違和感を感じていた。


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