大山祭 3
勝負のシーンはしょってすいません。
今度付け加えます!
斎藤陸からめぐりを奪い取って何になる?
一度は自分を捨てた女性をもう一度しっかりと愛せるのか?信用できるのか?
そんな事はその時にならないとわからない。
でも、このままで終わりたくない。
このままじゃ斎藤陸にしてやられたままだ。
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「じゃあ、そろそろ出ましょうか」
弥生がお弁当を片付けながらいう。
「九鬼先輩はこれからどうするんですか?
「そうだな。俺は大河原の方を見にいくよ。女性陣はヒラキの方行っていいぞ」
「はい!?九鬼先輩それはダメです!」と弥生
「なんで?女子は相撲なんて興味ないだろ?」
「そ、それは、」
「いいんですよ。九鬼先輩 こいつはみのるの方に行かせてやってください。」
「お、おう」
一通りみんなが話し終えたタイミングで俺は口を開く。
「みんな、これが大河原グループの力の見せ所だ。新たなメンバーも加わった。この勢いで優勝をつかもう。」
「「「「おう!!!」」」」
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最初の決勝
[球技大会]
斎藤グループ 優勝
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二つ目の決勝
[クイズ大会]
ヒラキが決勝のステージに上がると、そこには、白や金を基調としたゴスロリの格好をした金髪の女子生徒がいた。
「こんにちわ。私 金剛グループのリーダー 金剛皐月です。先程メガネの男とやったのですが骨がなかったので、貴方は少しぐらい強いと期待しているわ」
「そうですか」とヒラキ
{それでは、始めたいと思います。セコンドはステージ下へお願いします。}
「ヒラキさん!頑張って下さいよ!!」
「ありがとよ 久里山先輩 すぐ終わらせて みのるの試合すぐにいかしてやる。」
{では、第1問!!}
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クイズ大会スタートから一時間
[相撲大会 決勝]
「あんた緊張してるわね」
「正直 めちゃくちゃ緊張してる。」
「どう?ヒラキの決勝の結果を聞いて?」
「別にプレッシャーにはなってない。俺は俺らしくいくよ。」
「あんたが中学の時そういう顔つきで生きていたら、めぐりちゃんも離れなかったかもね。」
「かもな。」
「めぐりちゃんの事まだ好きなの?」
「ダメか?」
「別に、ただもう少し周りを見たら?あんたのこと影で見ている子はいるかもよ?」
{それでは、相撲大会決勝を始めます。選手は土俵に来て下さい。}
俺は、控え室を出て廊下を歩く
向こうには扉があり そこから土俵のある体育館に出れるようになっている。
そこの扉から大歓声と光が漏れている。
「それでも、俺はめぐりが好きだ。」
「そう。」
何泣いてんだよ、という言葉は弥生に言わなかった。
泣きながら黙って拳を出す弥生に
自分の拳をぶつける。
「行ってくる」
「うん。頑張ってね。」
そういいながら、弥生は扉を開けた。
{さぁぁーーー!!会場のボルテージが上がっております!!!両者同時に体育館に登場!!}
俺と斎藤陸は土俵に上がり向き合う。
行司が中央に立つ。
はっきょーい、のこった!!!
一瞬の静寂の後
“両雄が動く”
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放課後 図書館にて
五人の大河原グループが集まっていた。
「とまあ、あさっり負けたわけだ。二人とも」と九鬼先輩
「「…」」
ヒラキは金剛皐月にストレート負け
俺も一瞬で押し出された。
「まあ、まだ高校も始まったばかりよ。まだまだチャンスはある。」
「そ、そうですよ。」
と二人のフォローが胸に刺さる。
「俺、斎藤陸に負けた時 放課後屋上にきて欲しいって言われたんだ。」
「何か話しがありそうだな。俺たちもついて行ったほうがいいか?」
「いや大丈夫です。俺だけで」
「そ、そうか」
俺は図書室を出て屋上へ向かう。
多分 めぐりの事だと気付いていた。
あの事件の真相を聞く。
もう大山祭のことなんて吹き飛んでいた。