大山祭 2
クイズ出て来るので、一緒になって考えてみてください笑笑
追記 豊田可夢偉は金剛グループです。
{それでは、これから準決勝 決勝を行います。応援の方は 球技大会はグラウンド クイズ大会は新体育館 相撲大会は旧体育館で行われるので是非応援に行ってあげて下さい。}
朝のHRが終わり、全校放送で今日の予定が告げられる。
「おい、みのる!頑張れよ!」
「みのる君頑張れ〜」
「ありがとう!優勝とって来るよ!」
俺はみんなの声援を受け不安な気持ちが吹き飛んでいた。
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控え室に着くと同時に着信がなった。
ヒラキからだ
「おう、みのる。今日大会あるもんはすぐ移動だし面向かって言えなかったけど、頑張れよ。俺とお前で二冠とるぞ。いいな?」
「当たり前だ。お前こそ頑張れよ。俺らならやれる。」
「じゃあ。」
「おう」
電話を切る。
「あいつも何だかんだ可愛いとこあるわね。」
付き添いできていた弥生が俺にタオルを渡しながら呟く。
「かれんちゃんは、ヒラキ君の付き添いだから」
「あぁ、そうか」
「なによ?私じゃ不満?」
「別に、どっちがいいとか悪いとかないよ。付き添い助かる。」
「それはそれで、なんだかなー」
腕を組み不満げな弥生
フォローを入れようと声をかけようとした時、アナウンスがなった。
{それでは、準決勝を行います。選手は土俵まで起こし下さい。}
いよいよか と俺は立ち上がり土俵の場所まで向かっていく。
「みのる!」
「ん?」
「勝ってよ。」
弥生はそう言いながら、拳を突き出す。
「当たり前だ。」
俺はその拳に自分の拳をぶつける。
そういや今名前で呼ばれたような。
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土俵まで行くと、準備中の九鬼慶文がいた。
「はははは!!!よう!大河原!」
「久しぶりです。九鬼先輩」
「勝負の件 忘れてないな?」
「もちろんです。」
「ならいい。」
お互い準備を整え土俵に向かう。
{それでは、試合を始めて下さい}
奥の土俵でも、斎藤陸と見たこともない外国人が土俵に上がっていた。
視線をそこから前へずらす、手前には九鬼慶文がいる。190cm以上はあるだろうこの大男、一筋縄ではいかないだろうな。
{はじめ!}
行司の声とともに、前に出る。
パァァァアアアンンンン!!!
「え?」
音の後に何が起きたか理解できた。
張り手 だ。
「すまんな、大河原。これが俺には一番しっくり来るだ。」
「…」
ムカついた。
俺も負けじと、張り手を繰り出す。
張り手の応酬
「そもそも、なぜお前が斎藤勢力に手を出した?」
「俺は斎藤陸を倒せなきゃいけないんです。そのためだけなんですよ!」
「意味がわからん。理由は何にせよ。お前には無理だ。」
「それは先輩の決めることじゃない!!」
お互いの張り手が交差し
お互いの顔を叩く。
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向こうの旧体育館が盛り上がっている。
多分、始まっただろうな。
とヒラキが思った。
「ヒラキさん、そろそろですよ。」
かれんが声をかける。
「あぁ、久里山先輩 向こう行かなくて良かったのか?」
「大丈夫です。今のみのるさんには弥生ちゃんが必要ですから。」
「失恋みたいな雰囲気出すんじゃねぇよ。」
「えへへ、すいません。でも!ヒラキさんも大切な仲間ですから!付き添いするのは当たり前です!」
「へいへい、ありがとう。」
俺は、みのるがくれたクイズ本を手に取りパラパラとめくる。
「ん?何ニヤニヤせてんだよ。久里山先輩」
「いいえ、読まないって言ってたのに、目を通すんだなって」
「…ウルセェよ。」
再び目を落とすとそこには、クイズが書いており。
「へー、こんなクイズもあるだ。」
俺は、少し癖のある問題を見て感心していた。
数分後アナウンスがなる。
{それでは、クイズ大会を始めます。選手の方はステージまで来て下さい。}
「頑張ってね。ヒラキ君!」
「うっす」
俺は立ち上がり、ステージへ向かう。
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クイズ大会は体育館の奥にある舞台で行われる。
中央にスクリーンが設置してあり、その両側に選手が座る席と答えをいうボタンがある。
スクリーンに問題を表示して応援に来ている全員に見えるようにしてあるようだ。
向こうの席にはすでに人が座っていた。
「あら、こんにちわ。羅生さん 噂は聞いてますよ?なんでも斎藤さんとこの幹部を倒したとか」
「あ、俺も聞いてるぞ。大河原さんの幹部を倒したとか」
「ふふふ、えらく短気な方でした。」
「同意見だ。ただ今日はお前が潰される番だよ。」
俺は席に座る。
{それでは、両者準備ができたようなのでクイズを開始します!!準決勝からは7ポイント先取です!!!}
イェーイ!と見物人もノリノリだ。
デデン!SEが流れ問題がスクリーンに表示される。
Q1 目は4、鼻は9、口は3、
では、耳は何?
ピンポン!
{はい!羅生さん!}
「目は視(4)覚 鼻は嗅(9)覚 口は味(3)覚。なら耳は聴覚で兆だ。」
{…せいかいでーーす!!羅生さん一ポイントです!羅生さん一歩リード!}
「あら凄いですね、おチビさん」
「羅生ヒラキだよ。こんな問題もわからないバーカが」
「あらあら」
両者に火花が飛ぶ。
{で、では次の問題です!}
デデン!
Q2
A S C Q F N ○ J
○に入る文字は?
次は豊田可夢偉がボタンを押す
「J ですね。」
{なななんと正解でーすう!!両者何と言っても回答速度が速い!!これは早めに蹴りがつきそうか!?}
「…うるさいわね。」
「それは同意見だ」
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「どうだ、そろそろ疲れたか。」
「まだまだ!」
お互い相撲を一切せず、ひたすらその場にとどまり張り手を繰り出す。
「そろそろ、俺は次のステップにいかしてもらう。ここでウダウダしてられないんだよ!」
「だったら、俺もこれで」
お互いが全体重をかけた一撃を繰り出す。
九鬼慶文の張り手が脳天を揺らす。
少し周りが白くなって来るが地面の感覚を逃さず。その場に踏ん張る。
数秒間の空白ののち
勝負が決まった。
{しょ、勝者は…大河原選手ーー!!}
大拍手が起こる。
俺の張り手が九鬼の顎にクリーンヒットし
九鬼慶文は土俵で気絶していた。
気付くと奥ではすでに試合は終わっていた。
勝者なんて、知ろうとしないでもわかる。
決勝カードはこれで決まった。
[相撲大会]
決勝カード
斎藤陸 ー 大河原みのる
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{試合も白熱してまいりました!両者一歩も譲らず 3-3でラストの問題です!!}
「ラストですか。楽しかったですよ?おチビさん」
「人の身長なんかバカにしてる時点でお前のレベルの低さが決まってんだよ。俺は次にいかしてもらう。」
{それでは最後の問題です!!}
デデン!
Q7
紫色のイメージで売っていたアイドルの子がソロデビュー。
イメージチェンジしたソロライブの衣装は何色?
体育館が静まり返る。
{両者わからない場合は、次の問題に行きますが?}
「不覚ですが、どうやらわたくしも向こうもわかないようなので、次で」
「ぷっ、ははははっは!!!!」
俺は会場が響き渡るほどの大声で笑った。
「あー、笑死にしそうだわ」
「ええ、死んでもよろしくてよ」
「ウルセェよ。やっぱ俺天才だわ。こういう偶然もまた天才なんだろうな。」
深呼吸しボタンを押す。
{はい!羅生さん!}
「答えは・・・だ。」
{正解です!!!!!!勝者は羅生ヒラキさん!!決勝進出です!!}
「なっ?そんなこと!!」
「ごめんな。」
「皐月様にお叱りを受けてしまう。」
「ふっ、そんな勢力だから負けるんだよ。バーカ」
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[クイズ大会]
決勝カード
羅生ヒラキ ー 金剛皐月
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「あの〜なんで最後笑ったんですか?」
「ん?あぁ久里山先輩は関係ないことです」
教えてもらえず不満げな久里山先輩
当たり前だ。ぜったい教えられねぇよ
あいつのお陰になっちまう。
俺はそう思いながら、みのるがくれたクイズ本を開く。
ちょうどそのページは、大会前に関心した問題があった。
俺はそれを口ずさむように読む。
ーー 紫色のイメージで売っていたアイドルの子がソロデビュー。
イメージチェンジしたソロライブの衣装は何色?
答え 青色 (あか抜けた) ーー