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第5話 城への道中、そして謁見へ

話を経るたびに文字数が少しづつ伸びていく。

うまく書けないかな?

車に乗り込む貴明と、馬車に乗る三人。

ふと、貴明は、何の事前情報も無いってのはいささか心配だなと考える。

そこで、馬車のドアをノックし、三人に聞く。

「僕、この国について何も知らないので、城に行くまでの間の短い時間でいいので誰か教えていただけませんか?あ、もちろん無理にとは言いませんから」

戸惑いを見せるモニカとジャンヌ。

そんな中、アルは二人に、

「二人より僕のほうが護衛対象としてもひとつ下がるから行ってくるよ」

と、笑顔を二人に隠しながら言う。

二人は、アルを心配そうに見ながら、

「先に行くわね。城で再会しましょ」

と言って御者に指示を出し、馬車を出発させる。

見たところ、路面の凹凸を100%吸収していないようで、結構ガタガタ揺れていた。

貴明は、馬車に乗れなかったことを感謝した。

「この国の馬車ってみんなあんな感じに揺れるんですか?」

と貴明はアルに聞いた。

アルは、「あれはまだ揺れは少ないほうだと思うぞ」

と普通に答えた。

貴明は、「さてこっちも出発しないと置いて行かれちまうか」

とアルに告げ、助手席側のドアを開ける。

「アルさん。まず座って。」

アルを助手席に座らせた後、貴明はアルのシートベルトを締め、ドアを閉める。

そして、自分も運転席に座り、ドアを閉め、シートベルトを締めた。

異世界の道端には切符バインダーを持った警官もパトカーも白バイはおろか道路交通法なんてものは存在しないのだが、シートベルトを締めたのには理由がある。身体がシートに固定されるため、運転しやすくなること、更に車の中で大きく動かれるのを防ぐためだ。

「それじゃ、行きますか」

と、貴明が言いながら電気自動車の電源を入れる。

カーナビが立ち上がり、iPodからの音楽が流れ始める。

エアコンが付き、心地よい風が吹き出す。

その全てがアルにとって新鮮であった。

「すごい、すごすぎる。こんな魔法技術(ぎじゅつ)があるなんて、初めて見たよ」

貴明は、それをさほど気にせず、注意をする。

「僕が手を触れているものには触らないように。最悪死にますから」

と言った。

貴明が現在触れているものはハンドルとシフトレバーである。

触られて壁に激突やらトランスミッションやモーターが破損したらたまったものではない。

だから言った。

貴明は、シフトを操作し、Dレンジに入れた。ブレーキを踏む足を離し始めることでクリープし始める。

アルは、「おおっ、進んだ!進んだ!」

と某人気アニメの女科学者のように呟いた。

クリープから徐々に加速し始める。ハンドルからの反動と車体の揺れはきちんと整備された砂利道のような感じであり、思った程ではなかった。

すると、前を行く馬車が見えてきた。クラクションを鳴らそうとして思いとどまった。

馬とは、敏感な動物である。昔サンデーで連載されていた漫画でも、クラクションで馬が驚き、騎乗していた人を振り落としてしまうと言うエピソードがあった。

光にも敏感である。競馬場では、パドックも本馬場も撮影時のフラッシュは禁止である。

そこで、貴明は窓を開けて手を振ってみる。

ふたりとも驚いていた。

小高い丘になっていたさっきの場所から城と城下町が見えてくる。

それなりの規模はありそうであった。

しかし、城壁に沿った堀がなかった。

「なんで堀が無いんです?」

貴明は聞いた。

アルは、「この城は川との間に丘があってね、飲み水は泉と井戸があるから大丈夫なんだが、堀を作るには水が足りなくってね」と、答える。

「城下町にはどれくらいの人が?」

「だいたい10000はいるだろうな」

「この国にはどれくらいの人口が?」

「数えたことはないからなぁ」

「戦争とかあるんですか?」

「俺が生まれる前にはあったけど、最近平和なもんだぜ」

「軍隊ってあるんですか?」

「騎士団と地方領主の兵隊ぐらいかな」

「国民は、特に子供は文字とか読めますか?」

「そんな奴は商人の子供か、金持ちのお坊ちゃんぐらいよ」

と少し質問をしただけで城下を通過し、城門をくぐり抜け、城へと入った。

城下はあまり衛生的とは言えず、そこはかとなく臭いが立ち込めていた。

城に入り、少しは薄まったが、城も少し臭いがした。

貴明は、じゃまにならないところに車を停め、アルに頼んで、他人に触れさせないようにした。

アルは、「また乗せてくれよ」

と言いながら二人と合流した。

貴明は、初めて見る実用の西洋風の城を見て、

「千葉にあるのとは違って重厚だな」と、呟いた。

高さは三、四階建て程度で、縦ではなく、横に広がった感じの城。

石材の特徴なのか色は灰色からやや黒みがかった感じであった。

三人に呼ばれ、一緒に城へと入る。中はあまり明るくない。

「明かりは無いんですか?」と尋ねる。

「夜になれば点くわ」とモニカ。

階段を登り、謁見の間に入る。

奥にある大きな椅子が玉座であろうと察する。

と思っていると、謁見の間に兵が入ってくる。カラフルなので儀仗兵だと察する。

すると、数人の儀仗兵とともに壮年の男性が入り、玉座へ就いた。

モニカが玉座のそばへ行き、玉座の人物と話をしている。

しばらくすると、会話が終わり、玉座の人物が口を開いた。

「楽にしてくれたまえ。余がこのオーレウス・カーディオ連合王国国王である、ヴァレンティン・オーレウシア・ハバノス・カーディオである」

テストがやばいやばいと言っておきながらほぼ毎日更新している作者。

そんな作者に衝撃の事実が告げられる

医者「先日の耐糖能精密検査ですが、異常がありました。空腹時血糖が124mg/dLでIFG(空腹時血糖異常)ですね。OGTT2時間値は正常だけどインスリン抵抗性が非常にありますね。いわゆる境界型糖尿病ですね~」

作者「俺、まだ23なんですけど。」

医者「だからやばいんだって。糖尿病の診断基準は満たしてないから薬は出せないけど、有酸素運動続ければインスリン抵抗性は下がるから頑張ってね。じゃあ次は2月ね。」

作者はこのまま糖尿病へと進むのか?それとも2ヶ月でCMのように痩せられるのか?

次回、第6話「謁見、そして呼ばれた理由」

実際後書きまじまじと読む人居ないよね?

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