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第12話 車中にて

うまく話が切りにくいのは文才が無いからでしょうか?

前回忘れてしまいましたが、読者の皆様、明けましておめでとうございます。

 貴明は部屋に戻り、泊まる準備を用意することになった。

 アルが、「夜中になると、城下の門が閉まるから、今日は城に泊まって行くことになるぜ」と伝えてくれたので、貴明は、異世界に来て二日目にしてようやく、城に泊まる運びとなった。

 用意したボストンバッグを肩に掛け、ノートパソコンをいつもの鞄に入れドアに鍵を掛ける。

カバンを車に積み、アルを車に乗せる。

シートベルトを締め、車を発進させる。

貴明は、アルと話しながら運転する。

「あの演習って歩兵の前に土塁を築くような感じでしたけど、あれって効果あるんですか?あんなに遅くて?」貴明が問う。

「理想は君がやったみたいにやることさ。でも、まだ回数を重ねてないから魔素の分散もうまく行ってないっし、タイミングなんかもまだ合っているとは言いがたい状況だね。これから回数を重ねてみるさ」アルが返した。

「この国の騎兵って二百半ばでその内騎士団で百八十って周りの国と比べてどうなんですか?」またも貴明が尋ねる。

「周りの国と比べたら少ないほうだろうな。西のザーパト帝国は騎兵で三千を超すらしいがあの国は広いから、隣接するリマダ方面軍の騎兵で五百位って話だし、他の小国家群はうちとどっこいどっこい。北のソーマ共和国は千ぐらいと聞くが、ダクタイル山脈を越えるか他の国を経由するしか無い。南は地形的に騎兵よりも歩兵主体の国だからそんなには多くない。そして、比較的友好的だ。そして、東にはカークランド王国があるが、海を隔てている。そしてカークランドはどちらかと言うと海軍に力を入れている。そういうわけで、潜在的な敵はザーパト帝国で済むという訳だ。で、その騎兵の有効性を減らすためにあの演習をやったわけですよ」と、アルが答えた。

しかし、貴明には初めて聞く地名ばかりであったため、話半分に、ザーパト帝国が仮想敵国ということだけ覚えた。

「そういえば、モニカさんが財政難だから騎兵が少ないって言ってましたけど?」と切り込む。

アルは、

「財政難ってのも半分当たりだ。まあ、財政難っても多額の借金こさえた訳でなし、と言いたいところなんだが、ここんところ税収がガタ落ちなんだよなぁ」

とぼやいた。

貴明は、

「なんで税収が落ちたんですか?」

と訊いた。

「ここ数年の不作とまではいかない、作物の取れ高の減少、地方貴族の所領での税の値上げが主な感じだな」と、真顔でアルは呟いた。

「税ってどんな税があるんですか?」貴明が尋ねる。

「税なんて一つしか無いだろう。一年に春と秋の二回ある税だけだよ。春は主に商人、秋は基本的に農民に掛ける税だけだよ。まあ、僕は徴税官でないから専門的なことはさっぱりだけどね」アルが不思議そうに答えた。

「じゃあ当面のこの国の問題ってのは税収と国防ってことでいいんですか?」そう貴明が尋ねた。

「そういうことだが簡単に解決できるわけでもないのがこれらの問題さ」アルが疲れたように答えた。

そんなやりとりを続けていると、城下の門に着いた。

門の衛兵とアルが会話をし、入門の許可が出た。日も傾き始めたので、ヘッドライトを点けながら城下を進んだ。

残るは光魔術と魔法となった貴明。

この国の問題を知った貴明。

解決のアイディアを思いつく貴明。

初めての城でのお泊りをすることになった貴明。

早速仕事を与えられる貴明。

次回、第13話 初めてのお泊りとお仕事

貴明のアイディアはうまくいくのか?


正月なのに勉強かこれしかやること無いってねぇ…

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