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ポニーテールはクソ王女

何か無理やりな箇所がありますがどうぞお気になさらずスルーしてください。



「うぅー」


「いい加減機嫌治せよ」


「ふんっ」


 まぁ、乳首捻って失禁させたらこうなるわな。


 えっ、普通なら考えられないって?その質問はなしだ。


 ほら無性にやりたくなる時ってあるだろ?


 それに、めっちゃ美少女だし。


 異世界だから許されるよねっ!的なノリでしたんだ。


 反省はしている。


 後悔はしていない。


「これくらいなら、捨ててくればよかった」


 さらっと怖いこと言うな。


「一応感謝はしてるから。ほ、ほら、あのお粥美味しかったし……」


「ふんっ」


 あぁ~またこれかぁ。


「もういいや。色々と世話になったな、じゃあもう出るよ。さよならーお粥ありがとさ~ん。」


 わざと軽いノリで家を出ようとする。


 しかし、その足が動くことはなかった。


「おい、袖を引っ張るな。動けないだろ」


 あと、上目遣いは反則だ。


 あぁ、もう可愛いやつめ!


 っとダメだ落ち着け俺の心。


「どうした」


「……な…で」


「ん?」


「行かないでよっ」


 理性がぶっ飛びました。


 ってダメダメダメダメダメダメだ俺が理性ぶっ飛ばしたらこの作品が削除されちまう。


 落ち着けぇー。すぅー、はぁー。


「何故だ?お前だって俺のこと嫌いだろ?だったら出ていった方が良いと……」


「――だ、ダメっ!」


「何でさ」


「そ、それは……」


「早く言わねぇと乳首摘まむぞ」


「やってください!」


「はっ?」


「だ、だから……やってくださいっ!」


 何故にそうなる……


 恥じらいがなくてやる気にならないなぁ。


「嫌だこの家を出ていくと言ったらどうする」


「しがみついてでも着いていきます」


 いつこいつに惚れられたんだろうね、俺は。


「じゃあ、着いてこいよ。お前、【深紅の術者】っていう称号もあるだろ」


「えっ、何でその事を……」


「鑑定もってるから」


「えええぇぇぇぇぇっっ!」


 何故そんなに驚くんだ?と聞いたところ、鑑定をもってる人はこの世界で100を満たないという。


 地味なチートスキルということが発覚。


 あれ?待てよ。


 これならアイツに復讐が出来……


「どうしたんですか?」


「にゃ…!お、脅かすなよ……」


「だって急に黙り出して真っ黒い笑みを浮かべたから……」


 真っ黒い笑みって失礼な……!


「で……何の話してたっけ?」


「もうっ!忘れないでよっ!貴方に私が着いていくか行かないかでしょ!」


「そうだっけ?」


「そうですっ!」


 何でさっきから口調が厳しいんだろ?


 まぁ良いや。


「着いてきたいなら着いてこい。別に嫌ならついてこなくていい」


「もう!さっきから我慢してたけど私を誰だと思っているの?」


 ん?何か口調がお姫様っぽくなったような……


「人間?」

「何で疑問形!?」


「どっかのお姫様?」


「何で知ってるのよ!」


 うーん、忙しい奴だな。


 てかお姫様で合ってたんだ……


「私はこの国……トランス王国第二王女ジュリ・ズドゥングギルよ!本当だったら貴方は今の言動で首ちょんぱなんだから」


 表現の仕方が怖ぇよ。


 何首ちょんぱって……それに王女様の乳首を捻ってたって思うと気が引けてくる。


 大体俺はツンデレにトラウマあるんだよな。


 しかも大抵の王女キャラってツンデレ多いだろ?


 だから嫌だ。


 これは偏見とは言わないはず。


 ただの苦手意識だ。


「大体こんなボロの家に居るってだけで虫酸がはしるのよ」


 これってお前の家じゃないのかぁぁぁっっ!


 こんにゃろう、しっかり真面目ちゃんかと思ったら不法侵入不真面目王女じゃねえか!


 そんなことを思ってたらツカツカと出口に向かうジュリ。


 さっきからこの家に居るっていったくせに自分が王女だって暴露した瞬間これかよ。


「キャァァァァァッッッ!!」


 今度は何だよ!


 神影もいそいそと出口に向かう。


 そこには体調三メートル位の芋虫がジュリに巻き付いている光景だった。


「ちょっ!黙って見てないで早く助けなさいよ!」


 そんなジュリに「まぁ頑張れ」と一言ボロ家に戻っていく。


 生憎虫プレイには興味無いので。


 「あひっ」とか「いやぁ」とか艶かしい声がしたが丁寧に無視する。


 ふと足に違和感を覚えた。


 目線を足に向ける。










「すまん、お前の存在忘れてたわ」


 そう言ってスライムを抱き上げた。










「いやぁぁぁぁぁぁっ!らめぇぇぇぇぇぇぇっ!」


 そろそろヤバイと思うがそれでも無視を押し通した神影であった。











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