チートが変態
本日二回目。
どうぞ。
「知らない天井だ」
どっかでやってたセリフのパクリで意識を覚醒させる。
体全体がダルく起きる気にならない。
確かブラッドベアを殺したまでしか記憶にないっけ……
「うっ……ぐぶっ…」
死体と血を思いだし吐き気に見舞われる。
このまま死んじまえば良かったのかな。
(ていうか此処知らない人の家じゃん)
かったるい体を足の反動で起こして、部屋を出る。
どうやら二階だったらしく下の階に降りる。
トントンと包丁でまな板を叩く音が聞こえる。
お袋思い出すなぁ……
そんなことを思いながら音のする部屋を覗く。
そこにはさっきの襲われかけてた少女が何の種類か分からない黄色の野菜を切っていた。
野菜を見ただけで異世界に来たということを実感させるとは思わなかった。
それにもっと目を惹き付けるものがある。
――デカデカと育った果実が二つ……
あれって鷲掴みオーケーかな?
いやだめだ、あれは手を出したら現実に戻ってこれなくなる禁断の果実だ。
アダムやイヴがうっかり食べちゃって人間剥奪されちゃったパターンだこりゃ。
あぁ、掴みてぇ。
ってあれ緑の物体が……、
「スライムッ!」
生きていた。
それだけで嬉しかった。
嬉しさと同時に怨めしさもわいてきた。
だって禁断の果実の間に入ってるんだぜ?
俺も埋めてぇ……
「あっ、起きたんですね!」
ポニーテールがフワリと揺れる。
果実も揺れる。
一瞬で理性がぶっ飛んだ。
「んぁ……」
鷲掴みにした。
禁断の果実を。
この手で……。
ついでに乳首を捻っておく。
「あひっ……んぁあ…」
よし!このくらいにしておこう。
小説的に危ない!
しっかし艶かしい声をあげるなぁ……
もっとやりたくなってくる。
「き、急に何をしてくるんですか!?」
「今日のオカズの確保……」
「オカズは何のオカズですかッ!」
「そりゃナニをするための……」
「言わないでッ!」
「五月蝿いなぁ…」
「誰のせいだと思ってるんですかぁっ!」
「まあまあ、気にしない気にしない。……ほれっ」
「――んやぁ……やめっ……あぁっ!」
どうやら彼女は乳首が弱点らしい。
あっ、失禁させちゃった……
何かすいませんでした。