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ゲームで人を殺してなぜ悪い!? ~私の彼氏はPK(プレイヤーキル)職人~  作者: ネガメガネ
第5章 プレイヤーキルマイスターの過去を知るには
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第958話 コンビニに行くより簡単なレベルアップの方法は? ㊺

 「薬の作成に関しても問題はある。レシピと材料、それと【コルドロン】レベルじゃな。吾輩は魔女の正統な系譜ではない。【コルドロン】自体は何とか手に入れることができたが、正直、使いこなせておらん。最低ランクのモノを作るのがやっとじゃ。正統な魔女を見つけ、【コルドロン】のレベルを上げ、材料を揃え、其奴に作らせた方がもっと効果の高いものができるじゃろう。【魔法攻撃完全無効化】の薬を作れても今のままでは、効果時間が短い。10分ほどじゃないかのう。30分、最低でも20分はないと奴を殺しきることはできんじゃろう」


 既に瀬杜内との戦闘シュミレーションは十分に行っているのだろう。

 黒嵯峨は聞いてもいないのに次々と問題点を述べていく。


 「使用者が正統な魔女であること。かつ、レシピと材料、【コルドロン】のレベルを最大限まで上げることができれば、【不老】や【不死】、【不滅】の効果を持った薬も作ることができる。理論的には永遠の命の獲得も不可能ではないじゃろう」


 黙って聞いていると黒嵯峨はとんでもない話題をぶっ込んできた。

 それはもう奇跡の領域だ。


 「吾輩が知っておる中で最も確率の高い奇跡の発生方法がこれじゃな…この知識を知るまでに随分と遠回りをしてしまった…副産物も多かったが…何にせよ、魔女の血統には奇跡を起こせるだけの可能性が十分にある。当然、血統であるが故にプレイヤーには事実上、不可能。代替わりを為すNPCにのみ密かに伝承されておるんじゃろう。真の魔女は表に姿を現さぬ。その魔法術式は従来のものとはかけ離れており、固有魔法ユニークに近い。魔女が本気で姿を消せば吾輩らに探す術はない。この広大なフィールドの中からノーヒントで彼女らを見つけ出さねばならない。これが吾輩が魔女探しを諦めた理由じゃな…」


 読んで頂きありがとうございました。次回の投稿も何とか頑張ります。

 ブックマーク、感想、評価、メッセージなど有りましたら、何でもお待ちしております。

 皆様のポチっとが私の創作の『やっとレベルが上がった…長かった…とあるゲームのお話です』(意味不明)ですので何卒よろしくお願いします。


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