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ゲームで人を殺してなぜ悪い!? ~私の彼氏はPK(プレイヤーキル)職人~  作者: ネガメガネ
第5章 プレイヤーキルマイスターの過去を知るには
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第945話 コンビニに行くより簡単なレベルアップの方法は? ㉜

 精神論の塊みたいなスキルの使い手なのに酷く真っ当なことを言ってくる。

 意外と理知的な人間なのかもしれない。


 「吾輩が昔、やっておった修行法に、黄金気の常時発動というのもあったがあんまりお勧めはせんな」


 なぜか、黒嵯峨は渋い顔をしながらも、昔の失敗談を話してくれた。


「慣れんうちは出力調整もままならんから、日常生活に支障が出る。それに、いざ有事という時にガス欠で使いものにならんかった…信頼のできるプレイヤーから熱心に勧められて取り入れた修行法じゃったが、吾輩の役には立たんかった。公式というものはあるようでなく、ないようである。要は誰にどのタイミングでどう使うか。そして、効果検証を怠らず常に頭を働かせる。これが重要なんじゃろう」


 知っている知識ではあるが、違う人間から聞くとまた、別の趣がある。

 何度も聞いているということはそれほど、重要なことなのだろう。


「話が逸れたのぉ〜さて、肝心のお主のための修行法じゃが、吾輩と模擬戦闘を行うとするか。当然、吾輩はその中で幾つか技を出す。それを自分なりの方法でコピーするんじゃ。吾輩もそこそこ曲球を持っておる。簡単にはコピーできんじゃろう。試行錯誤しながら、エネルギー操作について理解を深めていけば、自然、黄金気の操作についても深みを増すじゃろう」


 「手取り早く、技のコツを教えてもらった方が助かるんですけど〜」

 

 「駄目じゃ、アドバイスはするがアドバイス以上のことはせん。さっきの話をちゃんと聞いておったのか? コピーの方法を懇切丁寧に説明することはできる。但し、それではお主の身にならん。自分の力で、自分の方法で悩みトライアンドエラーを繰り返すことで、真の実力は身に付いていくのじゃ。第一、吾輩と同じことばっかしておっては吾輩を抜くことなどできんじゃろう。吾輩はあくまで、トッププレイヤーの一角でしかないんじゃぞ」




 読んで頂き、ありがとうございました。次回の投稿もなんとか頑張ります。

 ブックマーク、感想、評価、メッセージなどありましたら何でもお待ちしております。

 皆様のポチッとが私の創作の『ぐぬ〜ちゃんと箇条書にして、準備してたのに。やっぱし、ほとんどできなかった』(意味不明)ですので何卒よろしくお願いします。

 これが今年、第一回目の投稿となります。

 遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

 今年もよろしくお願いします。

 どのくらい続けられるか分かりませんが、今年も行けるところまで投稿してみたいと思っていますので閲覧の程よろしくお願い致します。



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