表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲームで人を殺してなぜ悪い!? ~私の彼氏はPK(プレイヤーキル)職人~  作者: ネガメガネ
第5章 プレイヤーキルマイスターの過去を知るには
944/985

第943話 コンビニに行くより簡単なレベルアップの方法は? ㉚

 「なるほど、よく分かった。つまり、吾輩は春日井殿に返しきれないだけの恩があるということじゃな。吾輩でよければ、知っておる限りの黄金気の運用法を伝授しようではないか」


 黒嵯峨は立ち上がり、力強く私の拳を握ってくる。

 ひとまずは目的達成か。

 そうして、私は黒嵯峨に自分のスキル構成について説明していく。


 「さて、何から教えたものか…気使いとは身体能力のパラメーターを極限まで上げ、絶対的な攻撃力と防御力で敵を正面から制圧する職業じゃ。まして、吾輩らの使っておる気は黄金気。最強の気じゃ。機能として、カラーオーラの全性質を兼ね備えておる。本来であれば、春日井殿のように白気と黄金気を併用する意味などないはずじゃ」


 一通り、自身のスキル構成について語り尽くした後、黒嵯峨はそんな分析をしてきた。

 私の返事も待たず、黒嵯峨は顎に手を当て、持論を展開していく。


 「しかし、実際は白気の運用なくしてはここまで来れなかった。要するに黄金気は出力が高すぎて扱い辛いんじゃろ」


 そうして、いきなり核心を突いてくる。 

 私の悩みにズバリ直撃している。


 「大出力のエネルギー炉を如何に細やかに運用するか? これは上級プレイヤーが持つ普遍的な悩みとも言える。そこに正解はなく、各プレイヤーがそれぞれに創意工夫をして対策実践しておるのが現状じゃ…吾輩の方法が春日井殿にそっくりそのまま、使えるかどうかは正直分からんの…」


 帰ってきた答えは酷く意外なものだった。


 「そう、がっくりした顔をするな。吾輩はそもそも、格上相手の戦闘をそれほどこなしておらん。上位には入るがトップにはなれん。旬を過ぎたプレイヤーじゃ。それでも、深部まで潜り、ログイン時間はそれなりのもんじゃ。ヒントぐらいは出せるわい」



 読んで頂きありがとうございました。次回の投稿もなんとか頑張ります。

 ブックマーク、感想、評価、メッセージなどありましたら、何でもお待ちしております。

 皆様のポチっとが私の創作の『人生で最も読んだかもしれないあの作品が再アニメ化だと…嬉しいような、怖いような…』(意味不明)ですので何卒よろしくお願い致します。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ